基準値 陰性(検査施設により結果の表記法や基準値が異なるので,各施設に照会する必要がある)
測定法 ELISA
検体量 血清2mL
日数 2~3日
目的 Guillain-Barré症候群の補助診断
Decision Level
●陽性
[高頻度]Guillain-Barré症候群 [可能性]急性散在性脳脊髄炎,慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー,多巣性運動ニューロパチー,運動ニューロン疾患 [対策]末梢神経伝導検査などの電気生理学的検査を行う.脳脊髄液検査を行う
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
Guillain-Barré症候群は,多くの場合に感染が先行する.この先行感染がトリガーとなって免疫系が刺激を受け,本抗体が上昇すると考えられる.消化器感染の感染因子の1つであるCampylobacter jejuniでは,本抗体陽性の患者から分離培養された菌体表面にGM1様の糖鎖構造の存在が報告され,感染
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