基準値 陰性(陽性細胞率≦10%)
測定法 IHC法にて腫瘍細胞中の免疫反応陽性細胞数を測定し,陽性細胞率を算定
検体量 組織2cm×2cm程度
日数 3~10日
目的 ホルモン依存性増殖を示す腫瘍の治療法選択
Decision Level
●陽性
[高頻度]乳癌,子宮内膜癌,髄膜腫 [対策]腫瘍の性質をより正確に把握し適切な治療法を選択するために,エストロゲンレセプターやHER2/neu蛋白の発現状態を併せて確認することが重要である
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
プロゲステロンレセプターは核内受容体ファミリーの1つであり,子宮,視床下部,松果体前葉,乳腺に分布している.また,プロゲステロンレセプターはエストロゲン標的細胞における最終産物であり,エストロゲンレセプター機能を間接的に反映している.そのためエストロゲン依存性の乳癌ではエストロゲンレセプターとプロゲステロンレセプターを併用して測定すること
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