適応
内
1トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)
2嫌気性菌感染症(適応菌種:ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属,ポルフィロモナス属,フソバクテリウム属,クロストリジウム属,ユーバクテリウム属)
a)深在性皮膚感染症
b)外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
c)骨髄炎
d)肺炎,肺膿瘍
e)骨盤内炎症性疾患
f)腹膜炎,腹腔内膿瘍
g)肝膿瘍
h)脳膿瘍
3感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)(適応菌種:クロストリジウム・ディフィシル)
4細菌性腟症(適応菌種:ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス・フラジリス,プレボテラ・ビビア,モビルンカス属,ガードネラ・バジナリス)
5胃潰瘍,十二指腸潰瘍,胃MALTリンパ腫,特発性血小板減少性紫斑病,早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症,ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
6アメーバ赤痢
7ランブル鞭毛虫感染症
注意3「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与 〔ヘリコバクター・ピロリ感染症〕
1)プロトンポンプインヒビター(PPI)(ランソプラゾール,オメプラゾール,ラベプラゾールナトリウム,エソメプラゾール又はボノプラザン),アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシン併用による除菌治療不成功に適用
2)進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は未確立
3)特発性血小板減少性紫斑病には,ガイドライン等を参照し,ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ行う
4)早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には,ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は未確立
5)ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる場合は,陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認