診療支援
検査

癌性腹膜炎
菅原 通子
(埼玉医科大学講師・消化器内科・肝臓内科)
持田 智
(埼玉医科大学教授・消化器内科・肝臓内科/診療部長)

病態

 腹部原発の癌が播種性に腹膜転移し,通過障害,腹水などの症状を呈したものを指す.多くは進行癌の末期あるいは術後再発の一形態として起こる.原発の癌としては胃癌,大腸癌,卵巣癌,胆道癌,膵癌などが多い


異常値

・血液検査 貧血,低蛋白血症,CRPなどの炎症所見,腫瘍マーカーの上昇

・腹部X線 びまん性の小腸ガス像,ときにイレウスによるニボー像を示す

・腹部CT,MRI 各原因疾患に対応する所見に加えて腹水を認める

・腹部

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