診療支援
治療

3 細胞性免疫不全に合併する感染症
infectious diseases associated with cellular immunodeficiency
藤倉 雄二
(防衛医科大学校講師・内科学(感染症・呼吸器))
川名 明彦
(防衛医科大学校教授・内科学(感染症・呼吸器))

 HIV感染症や慢性腎不全のほか,ステロイドや免疫抑制薬,生物学的製剤など種々の薬剤により細胞性免疫不全が誘発される.T細胞機能の低下により,主に細胞内で寄生・増殖する細菌やウイルスなどの病原体による感染症を発症する.

細菌感染症

 リステリア,レジオネラなどに加え,特に抗酸菌(結核,非結核性抗酸菌)感染症を発症しやすい.免疫不全が高度の場合,結核

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