1969年Liebowらにより提起された概念で,肺胞隔壁に多数のリンパ球が浸潤する病理像を呈する.現在では特発性LIPの存在が合意に至っているが,cellular NSIPと診断される病型から独立したIIPsの一員とする考えがある一方で,リンパ増殖性疾患に含めるという意見もある.多くの場合LIPは二次性であるため鑑別診断が重要で,その結果原因を特定できない症例をIIPsに含めている(表2-22図).
LIPの病理組織は,リンパ球系細胞の肺胞隔
1969年Liebowらにより提起された概念で,肺胞隔壁に多数のリンパ球が浸潤する病理像を呈する.現在では特発性LIPの存在が合意に至っているが,cellular NSIPと診断される病型から独立したIIPsの一員とする考えがある一方で,リンパ増殖性疾患に含めるという意見もある.多くの場合LIPは二次性であるため鑑別診断が重要で,その結果原因を特定できない症例をIIPsに含めている(表2-22図).
LIPの病理組織は,リンパ球系細胞の肺胞隔
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