▼定義
脳血管障害や頭部外傷などの中枢神経系疾患の経過中に生じる肺水腫である.
▼病態
中枢神経疾患による交感神経が過緊張状態になり,体血管や肺血管の収縮が起こり,肺局所への容量負荷と圧負荷が生じる.また神経化学伝達物質の放出などによる肺局所での透過性亢進も起こり,これらが
脳血管障害や頭部外傷などの中枢神経系疾患の経過中に生じる肺水腫である.
中枢神経疾患による交感神経が過緊張状態になり,体血管や肺血管の収縮が起こり,肺局所への容量負荷と圧負荷が生じる.また神経化学伝達物質の放出などによる肺局所での透過性亢進も起こり,これらが
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