適応
〈適応菌種〉カンジダ属及びクリプトコックス属 〈適応症〉真菌血症,呼吸器真菌症,消化管真菌症,尿路真菌症,真菌髄膜炎,造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防 カカンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎
用法
〔カンジダ症〕1日1回50~100mg 経口・静注 小児3mg/kgを1日1回経口・静注 ►重症又は難治性真菌感染症:1日量として12mg/kgまで増量可.但し,成人の最大用量400mgを超えない ►〔新生児〕2週齢まで:小児と同様の用量を72時間毎に投与,3~4週齢まで:小児と同様の用量を48時間毎に投与 〔クリプトコックス症〕1日1回50~200mg 経口・静注 〔重症又は難治性真菌感染症〕1日400mgまで増量可 小児3~6mg/kgを1日1回経口・静注 ►重症又は難治性真菌感染症:1日量として12mg/kgまで増量可.但し,成人の最大用量400mgを超えない ►〔新生児〕2週齢まで:小児と同様の用量を72時間毎に投与,3~4週齢まで:小児と同様の用量を48時間毎に投与 〔造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防〕成人400mgを1日1回経口・静注 小児12mg/kgを1日1回経口・静注 ►状態に応じて適宜減量.1日量として400mgを超えない カ〔カンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎〕成人150mgを1回経口投与 ►〔新生児〕生後14日まで:小児と同じ用量を72時間毎に投与,生後15日以降:小児と同じ用量を48時間毎に投与 ►風味図 注意
①〔共通〕(カンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎除く)
a)腎機能障害患者に対する用量調節の目安
1.CCr>50:通常用量
2.CCr≦50(透析患者を除く):半量
3.透析患者:透析終了後に通常用量
②〔造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防〕
a)好中球減少症が予想される数日前から投与開始が望ましい
b)好中球数が1,00