診療支援
薬剤

ベラパミル塩酸塩新様式EH
2129・2171
verapamil hydrochloride
ワソラン Vasolan(エーザイ)  2171
 :40mg 静注:5mg/2mL/A
ベラパミル塩酸塩(40 5 日医工岐阜)

適応

1頻脈性不整脈(心房細動・粗動,発作性上室性頻拍)

2狭心症,心筋梗塞(急性期を除く),その他の虚血性心疾患〔小児除く〕 頻脈性不整脈(発作性上室性頻拍,発作性心房細動,発作性心房粗動) 注意小児等に使用する場合,小児等の不整脈治療に熟練した医師が監督.基礎心疾患のある場合は,有益性がリスクを上回ると判断される場合にのみ投与

用法

1成人1回40~80mg 1日3回(適減) 小児1日3~6mg/kg(但し,1日240mgを超えない)を,1日3回に分割(適減) 21回40~80mg 1日3回(増減) 成人1回5mg 静注(増減) 小児1回0.1~0.2mg/kg(但し,1回5mgを超えない) 静注(増減) ►いずれも必要に応じて生食又はブドウ糖で希釈し,5分以上かけて徐々に静注

!警告

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1)小児等に使用する場合,小児等の不整脈治療に熟練した医師が監督.基礎心疾患のある場合は,有益性がリスクを上回ると判断される場合にのみ投与

2)新生児及び乳児に使用する際は,生命に危険があり,他治療で効果がない場合にのみ投与

禁忌

1)重篤なうっ血性心不全(陰性変力作用を有し,心不全症状を更に悪化)

2)第II度以上の房室ブロック洞房ブロック(房室結節,洞結節を抑制する作用を有し,刺激伝導を更に悪化)

3)妊婦・妊娠

4)過敏症

1)重篤な低血圧或いは心原性ショック(陰性変力作用並びに血管拡張作用を有し,血圧を更に低下)

2)高度の徐脈,洞房ブロック,房室ブロック(第II,III度)(房室結節,洞結節を抑制する作用を有し,刺激伝導を更に悪化)

3)重篤なうっ血性心不全(陰性変力作用を有し,心不全症状を更に悪化)

4)急性心筋梗塞(陰性変力作用を有し,急性心筋梗塞時の心機能を更に悪化)

5)重篤な心筋症(陰性変力作用を有し,心機能を更に悪化)

6)静注用β遮断剤投与中

7)過敏症

注意

〈基本〉

➊Ca拮抗剤

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