診療支援
薬剤

デスロラタジン新様式
449
desloratadine
デザレックス Desalex(オルガノン)
 :5mg

適応

1アレルギー性鼻炎

2蕁麻疹

3皮膚疾患(湿疹・皮膚炎,皮膚瘙痒症)に伴う瘙痒

用法

12歳以上の小児及び成人に1回5mgを1日1回経口

禁忌

過敏症(本剤,ロラタジン)

注意

〈基本〉

➊効果が認められない場合には漫然と長期にわたり投与しない

1

➊季節性の患者に投与する場合は好発季節を考えて,その直前から開始し,好発季節終了時まで継続が望ましい

〈検査〉アレルゲン皮内反応を抑制する為,アレルゲン皮内反応検査を実施する3~5日前より投与中止 〈取扱上〉外箱開封後は遮光して保存

患者背景

〈合併・既往〉てんかんの既往(十分な問診→発作発現のおそれ) 〈肝〉本薬の血漿中濃度上昇 〈腎〉本薬の血漿中濃度上昇

〈妊婦〉妊B1非推奨〔動物(ラット,ウサギ)で催奇形性は認められていないが,ロラタジンを投与したラットで胎児への移行が報告〕 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(ロラタジンの臨床試験でヒト母乳中への移行が報告) 〈小児〉低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は12歳未満に対する臨床試験は未実施

相互

〈併用注意〉エリスロマイシン,ケトコナゾール:デスロラタジン及び3-OHデスロラタジンの血漿中濃度上昇

過量投与

〈処置〉本剤は血液透析によって除去できない

副作用

〈重大〉

1)ショック,アナフィラキシー(チアノーゼ,呼吸困難,血圧低下,血管浮腫等が現れた場合は中止し処置

2)てんかん(てんかん既往で,投与後に発作発現の報告)→十分問診

3)痙攣→中止し処置

4)肝機能障害(AST・ALT・γ-GTP・Al-P・LDH・ビリルビン等の著しい上昇を伴う),黄疸→中止し処置

〈その他〉

1)神経系障害(傾眠,頭痛,精神運動亢進)

2)心臓障害(頻脈,動悸)

3)胃腸障害(口内乾燥)

4)皮膚及び皮下組織障害(発疹)

5)一般・全身障害及び投与部位の状態(疲労)

6)その他(白血球数増加,血中コレステロール増加,食欲亢進)

動態

(5mgを空腹

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