診療支援
薬剤

コルヒチン新様式
3941
colchicine
コルヒチン(高田)
 :0.5mg

適応

1痛風発作の寛解及び予防

2家族性地中海熱

用法

11日3~4mg 分6~8(増減) 発病予防には1日0.5~1mg,発作予感時には1回0.5mgを投与 2成人1日0.5mg 分1又は分2(増減) 1日最大1.5mgまで 小児1日0.01~0.02mg/kg 分1又は分2(増減) 1日最大0.03mg/kgまでとし,かつ成人の1日最大投与量を超えない 注意〔痛風発作の緩解及び予防〕

①痛風発作の発現後,服用開始が早いほど効果的

②大量使用又は誤用により,服用後数時間以内に急性中毒症状が現れる為,用法及び用量を厳守し,以下の事項に注意

a)痛風発作の治療には1回0.5mgを投与し,疼痛発作が緩解するまで3~4時間毎に投与.投与量の増加に伴い,下痢等の胃腸障害の発現が増加する為,1日量は1.8mgまでの投与に留めることが望ましい

b)発作3~4時間前に先行する予兆を感知したらできるだけ早く服用が望ましい

③長期間にわたる痛風発作の予防的投与は,血液障害,生殖器障害,肝・腎障害,脱毛等重篤な副作用発現の可能性があり,有用性が少なく非推奨

禁忌

1)過敏症

2)肝臓又は腎臓に障害のある患者で,CYP3A4を強く阻害する薬剤又はP糖蛋白を阻害する薬剤を服用中

3)〔痛風発作の緩解及び予防〕妊婦・妊娠

注意

〈基本〉血液障害,腎障害,肝障害,横紋筋融解症,ミオパチー,末梢神経障害等が現れる為,投与中はこれらの異常の有無を定期的な血液検査,生化学検査,尿検査等を施行して注意深く観察 〈その他〉

①海外の臨床試験において,コルヒチン低用量(1.8mg/日)群と高用量(4.8mg/日)群の疼痛発作に関する有効性を比較したところ,両群に差がなかった.また高用量群の方が下痢等の胃腸系有害事象の発現は高かった

②父親が服用した場合,その配偶者より,ダウン症候群及びその他の先天異常児が出生する可能性がある報告

③ラットにおいて精

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