診療支援
薬剤

フルコナゾール新様式E
629
fluconazole(FLCZ)
ジフルカン Diflucan(ファイザー)
 カプセル:50・100mg ドライシロップ:350・1,400mg/V
 :静注液50mg/50mL/V,100mg/50mL/V,200mg/100mL/V
フルコナゾール(50・100 50・100・200 各社)

適応

〈適応菌種〉カンジダ属及びクリプトコックス属 〈適応症〉真菌血症,呼吸器真菌症,消化管真菌症,尿路真菌症,真菌髄膜炎,造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防 カンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎

用法

〔カンジダ症〕1日1回50~100mg 経口・静注 小児3mg/kgを1日1回経口・静注 ►重症又は難治性真菌感染症:1日量として12mg/kgまで増量可.但し,成人の最大用量400mgを超えない ►〔新生児〕2週齢まで:小児と同様の用量を72時間毎に投与,3~4週齢まで:小児と同様の用量を48時間毎に投与 〔クリプトコックス症〕1日1回50~200mg 経口・静注 〔重症又は難治性真菌感染症〕1日400mgまで増量可 小児3~6mg/kgを1日1回経口・静注 ►重症又は難治性真菌感染症:1日量として12mg/kgまで増量可.但し,成人の最大用量400mgを超えない ►〔新生児〕2週齢まで:小児と同様の用量を72時間毎に投与,3~4週齢まで:小児と同様の用量を48時間毎に投与 〔造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防〕成人400mgを1日1回経口・静注 小児12mg/kgを1日1回経口・静注 ►状態に応じて適宜減量.1日量として400mgを超えない 〔カンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎〕成人150mgを1回経口投与 ►〔新生児〕生後14日まで:小児と同じ用量を72時間毎に投与,生後15日以降:小児と同じ用量を48時間毎に投与 ►風味‍ 注意

〔共通〕(カンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎除く)

a)腎機能障害患者に対する用量調節の目安

1.CCr>50:通常用量

2.CCr≦50(透析患者を除く):半量

3.透析患者:透析終了後に通常用量

〔造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防〕

a)好中球減少症が予想される数日前から投与開始が望ましい

b)好中球数が1,00

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