診療支援
薬剤

リツキシマブ(遺伝子組換え)新様式EH
4291
rituximab(genetical recombination)
リツキサン Rituxan(全薬)
 点滴静注:100・500mg/10・50mL/V
BSリツキシマブBS(100・500 各社)

適応

1CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫

2CD20陽性の慢性リンパ性白血病

3免疫抑制状態下のCD20陽性のB細胞性リンパ増殖性疾患

4多発性血管炎性肉芽腫症,顕微鏡的多発血管炎

5既存治療で効果不十分なループス腎炎

6難治性のネフローゼ症候群(頻回再発型又はステロイド依存性を示す場合)

7慢性特発性血小板減少性紫斑病

8後天性血栓性血小板減少性紫斑病

9全身性強皮症

10難治性の尋常性天疱瘡及び落葉状天疱瘡

11視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の再発予防

12以下のABO血液型不適合移植における抗体関連型拒絶反応の抑制(腎移植,肝移植)

13インジウム(111In)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)注射液及びイットリウム(90Y)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)注射液投与の前投与

(BSは効能効果に違いあり) 注意

1)13投与の適応となる造血器腫瘍の診断は,病理診断に十分な経験を持つ医師又は施設により行う

2)13免疫組織染色法又はフローサイトメトリー法等により検査を行い,陽性が確認されている患者のみに投与

3)4初発例を含む疾患活動性が高い患者,既存治療で十分な効果が得られない患者に対して投与を考慮

4)5小児期に特発性ネフローゼ症候群を発症しステロイド感受性を示す患者で,既存治療(ステロイド,免疫抑制剤等)では寛解が維持できない患者に限る.診療ガイドライン等最新情報を参考に,投与が適切と判断される患者に使用.成人期に発症したネフローゼ症候群患者に対する有効性・安全性未確立

5)6他の治療で十分効果が得られない場合,又は忍容性に問題がある場合にのみ使用を考慮し,血小板数,臨床症状から出血リスクが高いと考えられる患者に使用.又,診療ガイドライン等の最新の情報を参考に,本剤投与が適切と判断される患者に使用

6)7再発又は難治にのみ使用を考慮.診療ガイドライン

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