診療支援
診断

13 Brugada症候群・早期再分極症候群

Brugada症候群

心室細動や多形性心室性頻拍により失神,突然死,夜間苦悶様呼吸を来す症候群で,男性に多い.

不整脈は迷走神経緊張と関連が強く,夜間~早朝に突然死することが多い(ぽっくり病).

タイプ1(coved type)の心電図が通常の12誘導心電図もしくは高位肋間記録で確認されれば,Brugada症候群と考える.

Brugada症候群や若年性心臓性突然死の家族歴はあれば診断に有用である.

Brugada症候群の特徴

心房細動の存在は主要な不整脈イベントをOR 2.37(1.36-4.13)で予測する〔Ann Noninvasive Electrocardiol. 2019 Nov;24(6):e12676. PMID:31353765(メタ解析)〕.


Brugada症候群における心室性頻拍/心室細動の起こる時間帯


Brugada型心電図

右脚ブロック型と右前胸部誘導でSTが

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