Brugada症候群
◉心室細動や多形性心室性頻拍により失神,突然死,夜間苦悶様呼吸を来す症候群で,男性に多い.
◉不整脈は迷走神経緊張と関連が強く,夜間~早朝に突然死することが多い(ぽっくり病).
◉タイプ1(coved type)の心電図が通常の12誘導心電図もしくは高位肋間記録で確認されれば,Brugada症候群と考える.
◉Brugada症候群や若年性心臓性突然死の家族歴はあれば診断に有用である.
●Brugada症候群の特徴図
▶心房細動の存在は主要な不整脈イベントをOR 2.37(1.36-4.13)で予測する〔Ann Noninvasive Electrocardiol. 2019 Nov;24(6):e12676. PMID:31353765▶(メタ解析)〕.
●Brugada症候群における心室性頻拍/心室細動の起こる時間帯図
●Brugada型心電図
▶右脚ブロック型と右前胸部誘導でSTが