血小板減少症の疫学・機序
◉血小板減少の原因は産生低下(骨髄病変,肝疾患),血小板消費亢進〔免疫性血小板減少症(ITP),DIC,血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)/溶血性尿毒症症候群(HUS)〕,分布異常(希釈,脾腫)に分類できる.
●血小板減少症の頻度
▶入院患者の血小板数(n=274,148)図
●急性白血病において血小板数が16-20万/μL,11-15万/μL,6-10万/μL,6万/μL未満では2倍ずつ出血リスクが増大する.0-5万/μLでは25%/日で出血し,そのうち10%は重篤な出血である〔Lancet. 1991 Nov 16;338(8777):1223-6. PMID:1682642▶〕.
●血小板減少の機序
▶血小板の1/3は脾臓に蓄えられているが,脾腫があると60-90%の血小板が脾臓に蓄えられる〔J Clin Invest. 1966 May;45(5):645-57. P
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