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8 市中肺炎の起因菌

市中肺炎の起因菌

細菌性肺炎は肺炎球菌,インフルエンザ桿菌によるものが多い.

非定型肺炎はマイコプラズマ,クラミジア,レジオネラによるものが多い.

亜急性の経過や血痰がある場合は,肺結核を考える必要がある.

鼻水を伴う場合,施設内流行がある場合は,インフルエンザやパラインフルエンザウイルスによる肺炎も考える.

日本における入院を要した市中肺炎の起因菌(n=1,894)


ウイルス性肺炎(COVID-19を除く)

成人の市中肺炎のうち22.4(19.0-25.7)%を占める.内訳としてはインフルエンザウイルスが8.9(7.1-10.6)%,ライノウイルスが6.0(4.3-7.7)%,コロナウイルスが4.7(2.9-6.6)%,パラインフルエンザウイルスが2.4(1.4-3.4)%,RSウイルスが2.0(1.3-2.7)%,ヒトメタニューモウイルスが1.9(1.0-2.8)%,アデノウイルスが

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