適応
1神経障害性疼痛
2線維筋痛症に伴う疼痛
注意2線維筋痛症の診断は,米国リウマチ学会の分類(診断)基準等の国際的な基準に基づき慎重に実施し,確定診断された場合にのみ投与
用法
1初期用量は1日150mgを1日2回に分けて経口し,その後1週間以上かけて1日用量として300mgまで漸増(増減) ►1日最高用量は600mgを超えない.いずれも1日2回に分けて経口 2初期用量は1日150mgを1日2回に分けて経口し,その後1週間以上かけて1日用量として300mgまで漸増後,300~450mgで維持(増減) ►1日最高用量は450mgを超えない.いずれも1日2回に分けて経口 注意
①投与中止の際は,少なくとも1週間以上かけて徐々に減量
②腎機能障害に投与する場合,以下に示すCcr値を参考として投与量及び投与間隔を調節.又,血液透析患者では,Ccr値に応じた1日用量に加えて,血液透析を実施した後に本剤の追加投与を行う.複数の用量が設定されている場合は,低用量から開始,忍容性が確認され,効果不十分な場合に増量.尚,ここで示す用法・用量はシミュレーション結果に基づくもののため,各患者毎に慎重に観察しながら用法・用量を調節図図
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
➊めまい,傾眠,意識消失等→自動車事故に至った例もあるので運転不可
②急激な投与中止により,不眠,悪心,頭痛,下痢,不安及び多汗症等の離脱症状発現→中止の際は,少なくとも1週間以上かけて徐々に減量
➌体重増加を来すことあり,肥満に注意し,肥満の徴候の際は,食事療法,運動療法等の適切な処置.特に,投与量増加,或いは長期投与に伴い体重増加あり→定期的に体重計測を実施
➍弱視,視覚異常,霧視,複視等の眼障害が生じる可能性→診察時に,眼障害について問診を行う等注意し,異常の際は適切な処置
⑤1原因療法でなく対症療法であることから疼痛の原因となる疾患の診断及び治療を併せて行
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