頻度 あまりみない
ニュートピックス
・2022年,イサブコナゾニウム点滴静注・カプセルが真菌症に対する国内での製造販売承認を取得した.肺真菌症に対する治療の選択肢が増えた.
・2022年,アスペルギルス沈降抗体検査(保険未収載)が測定試薬の終売になった.代わりにアスペルギルスIgG抗体検査(保険未収載)が可能である.
治療のポイント
・第1選択薬となる抗真菌薬は菌種,予防投薬の有無,併用薬,病型,重症度により異なる.
・ボリコナゾールはTDM(血中薬物濃度モニタリング)の実施が推奨される(外来では保険適用外).
・ローディングドーズ(負荷投与)が必要な薬剤はローディングを行う.
・イトラコナゾールカプセルでは有効な血中濃度が得られない場合があるため,できるだけ内用液を使用する.
◆病態と診断
A病態
・肺アスペルギルス症,肺クリプトコックス症,肺ムーコル症,ニューモシスチス肺炎が代表的な疾患である.
・主に,血
関連リンク
- 今日の治療指針2024年版/真菌性髄膜炎
- 今日の治療指針2024年版/深在性真菌症 [■その他]
- 今日の治療指針2024年版/ニューモシスチス肺炎 [■その他]
- 治療薬マニュアル2024/ボリコナゾール《ブイフェンド》
- 治療薬マニュアル2024/イサブコナゾニウム硫酸塩《クレセンバ》
- 治療薬マニュアル2024/ポサコナゾール《ノクサフィル》
- 治療薬マニュアル2024/アムホテリシンB(リポソーム製剤)《アムビゾーム》
- 治療薬マニュアル2024/ミカファンギンナトリウム《ファンガード》
- 治療薬マニュアル2024/カスポファンギン酢酸塩《カンサイダス》
- 治療薬マニュアル2024/イトラコナゾール《イトリゾール》
- 治療薬マニュアル2024/イトラコナゾール《イトリゾール》
- 治療薬マニュアル2024/フルコナゾール《ジフルカン》
- 治療薬マニュアル2024/フルシトシン《アンコチル》
- 今日の治療指針2024年版/多剤耐性アシネトバクター [■5類感染症-全数把握]
- 今日の治療指針2024年版/クラミジア(クラミドフィラ)・ニューモニエ感染症 [■5類感染症-定点把握]
- 今日の治療指針2024年版/MRSA感染症 [■5類感染症-定点把握]
- 今日の小児治療指針 第17版/細菌性髄膜炎
- 今日の小児治療指針 第17版/ブドウ球菌感染症
- 今日の小児治療指針 第17版/扁桃炎
- 今日の小児治療指針 第17版/ニューモシスチス肺炎
- 今日の小児治療指針 第17版/肺アスペルギルス症