基準値 IgM抗体:陰性
測定法 EIA法
検体量 血清0.2~0.6mL
日数 2~4日
目的 ヒトパルボウイルスB19感染症の診断
Decision Level
●ヒトパルボウイルスB19 IgM:陽性
[高頻度] 小児の伝染性紅斑(リンゴ病), 成人の伝染性紅斑(関節炎や皮疹) [可能性] 溶血性貧血患者における重症貧血発作(aplastic crisis),免疫抑制者および免疫不全者における慢性貧血(赤芽球癆),妊娠早期に母体が初感染した際の胎児感染など [対策]臨床症状があり,ヒトパルボウイルスB19 IgM抗体が陽性であれば,ヒトパルボウイルスB19感染症と判断される.IgM抗体価測定とIgG抗体価測定の併用によって,初感染か以前の既感染かを判断することができる
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
ヒトパルボウイルスB19は飛沫および接触感染により伝播する.ウイルスは骨髄の赤芽球前駆細胞に感染
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