診療支援
検査

静脈瘤,静脈血栓症(血栓性静脈炎),深部静脈血栓症(DVT)
高橋 敦彦
(日本大学短期大学部教授・食物栄養学科)
久代 登志男
(ライフ・プランニング・センター理事長・日野原記念クリニック所長)

病態

 静脈瘤は,下肢表在静脈が怒張,屈曲,蛇行を呈し,瘤状となったもの.静脈血栓症(血栓性静脈炎)は,深部ないし表在性に,原因不明ないし炎症性に静脈血栓を生じて起こる疾患


[参考]

 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン2017年改訂版

 下腿潰瘍・下肢静脈瘤診療ガイドライン 2017


異常値

・Dダイマー 基準値以上(静脈血栓症)

・β-トロンボグロブリン(β-TG) 基準値~基準値以上

・脈波計 最大静脈還流量低下

・超音波(静脈エコー,duplex scan) 血栓エコー,静脈非圧縮所見,側副血行路

・造影CT(静脈相) 血栓輪郭造影所見,静脈充填欠損所見

・MRI(MRV) 血栓像

・下肢静脈造影 静脈瘤,血栓による欠損像,途絶像,血栓輪郭造影所見,側副血行路


経過観察のための検査項目とその測定頻度

●超音波(静脈エコー)‍ [急性期]1週ごと [回復期]1カ月ごと

●MR

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