最初の10分メモ
含有する製品
・エチレングリコールは,保冷剤(ゲル化エチレングリコール:アイスノンソフト®など),不凍液,溶剤,潤滑油などに含有されている.
診断のポイント
・エチレングリコールへの曝露歴または曝露が生じる状況がある患者に,アニオンギャップ開大性代謝性アシドーシス,低カルシウム血症,シュウ酸カルシウム結晶尿を認める.
・血清エチレングリコール濃度の高値または浸透圧ギャップの開大を認める.ただし,エチレングリコールがほとんど代謝された後では,血清濃度が測定限界以下,または,浸透圧ギャップが正常値であることがある.
・浸透圧ギャップから血清エチレングリコール濃度を推定することができる(→A 原因薬毒物の推定:2)osmolal gap(浸透圧ギャップ):検査所見による推定:GAME(ゲーム)参照).
血清エチレングリコール濃度=浸透圧ギャップ×6(変換係数)
治療のポイント
・代謝性アシドー
関連リンク
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- 新臨床内科学 第10版/3 メタノール,エチレングリコール
- 新臨床内科学 第10版/4 シアン化物
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