診療支援
治療

(1)慢性好酸球性肺炎
chronic eosinophilic pneumonia(CEP)
大森 隆
(近畿大学・呼吸器・アレルギー内科)
東田 有智
(近畿大学教授・呼吸器・アレルギー内科)

疾患を疑うポイント

●40~50歳代女性に多い.

●長期にわたる咳嗽・発熱・体重減少.

●気管支喘息を有する.

●末梢血好酸球増加.

●肺の浸潤陰影.

▼定義

 長期にわたる(時には1か月以上)持続する咳嗽や発熱・呼吸困難・体重減少などがみられる.原因不明の好酸球の肺組織への浸潤をみるもの〔第2章のも参照〕.

▼病態

 原因不明とされているが,約半数に気管支喘息を有し,血中IgEは高値で病勢により変化することもある.ま

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