診療支援
治療

細菌性髄膜炎
bacterial meningitis
大塚岳人
(新潟大学大学院小児科学)

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[感]5類 [学]髄膜炎菌性髄膜炎:2種(病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで)

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治療のポイント

・肺炎球菌結合型ワクチンおよびヒブワクチンの定期接種化により,細菌性髄膜炎の疫学はダイナミックに変化している.常に最新の情報を得て治療に反映する必要がある.

・起因菌の頻度が年齢により異なるため,初期治療も年齢により異なる.

・初期治療は髄液のグラム染色を参考にするが,起因菌同定・感受性確認までは標的治療への変更は行わない.

・抗菌薬の前投薬があり起因菌が同定できない場合は,初期治療を完遂する.

・日本,米国,欧州からそれぞれガイドラインが発表されている.

●病態

・多くの場合,鼻咽腔(肺炎球菌,インフルエンザ菌など)や腸

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