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[感]5類 [学]髄膜炎菌性髄膜炎:2種(病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで)
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治療のポイント
・肺炎球菌結合型ワクチンおよびヒブワクチンの定期接種化により,細菌性髄膜炎の疫学はダイナミックに変化している.常に最新の情報を得て治療に反映する必要がある.
・起因菌の頻度が年齢により異なるため,初期治療も年齢により異なる.
・初期治療は髄液のグラム染色を参考にするが,起因菌同定・感受性確認までは標的治療への変更は行わない.
・抗菌薬の前投薬があり起因菌が同定できない場合は,初期治療を完遂する.
・日本,米国,欧州からそれぞれガイドラインが発表されている.
●病態
・多くの場合,鼻咽腔(肺炎球菌,インフルエンザ菌など)や腸管〔B群レンサ球菌(GBS),大腸菌など〕に常在する細菌が起因菌となる.
・血流を介して無菌部位であるくも膜下腔に侵入し,感染巣を形成する最重症の中枢神経感染症である.
・発熱,頭痛,嘔吐,けいれん,意識障害などから本症を疑うが,非特異的な症状を呈することも多い.特に保護者からの「普段と様子が違う」という訴えには,注意が必要である.
・肺炎球菌結合型ワクチン導入後,肺炎球菌による細菌性髄膜炎は6割減少した.現在は非ワクチン血清型が主な起因菌となっている.
・ヒブワクチン導入後,インフルエンザ菌b型による細菌性髄膜炎はほぼみられなくなった.しかしまれではあるが,その他の莢膜型や非莢膜型インフルエンザ菌による症例の報告がある.
●治療方針
治療開始前に起因菌推定・同定を目的とした髄液検査が必須であり,迅速性も求められる内科的緊急疾患である.初期治療では髄液のグラム染色を参考にし,主な起因菌を確実にカバー
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