診療支援
薬剤

アジルサルタン新様式運転△
2149
azilsartan
アジルバ Azilva(武田)
 :10・20・40mg 顆粒:1% 10mg/g
AGアジルサルタン「武田テバ」(10・20・40 武田テバP),アジルサルタン(OD錠10・20・40 各社)

適応

高血圧症

用法

成人1日1回20mg(増減) 1日最大40mg 小児6歳以上には,体重50kg未満の場合は2.5mg,体重50kg以上の場合は5mgの1日1回(増減) 1日最大体重50kg未満の場合は20mg,体重50kg以上の場合は40mg 注意成人では,降圧効果を考慮し,適用の可否を慎重に判断と共に,20mgより低用量からの開始も考慮(後発品は用法用量に違いあり)

禁忌

1)過敏症

2)妊婦・妊娠

3)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

注意

〈基本〉

➊降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意

②手術前24時間は投与しないが望ましい.ARB投与中の患者は,麻酔及び手術中にレニン-アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下

患者背景

〈合併・既往〉

①両側性又は片腎で腎動脈狭窄:不可(やむを得ない場合を除く)(腎血流量減少や糸球体濾過圧低下により急速に腎機能を悪化)

②高K血症:不可(やむを得ない場合を除く)(高K血症を増悪.又,腎機能障害,コントロール不良の糖尿病等により血清K値が高くなり易い患者では,血清K値注意)

③脳血管障害(過度の降圧が脳血流不全を引き起こし,病態悪化)

④厳重な減塩療法中(低用量から開始等慎重に投与.急激な血圧低下)

⑤薬剤過敏症の既往歴

〈腎〉

①重篤な腎機能障害(eGFR 15mL/min/1.73m2未満)(低用量から開始し,増量する場合は徐々に行う等慎重に投与.腎機能を悪化.血中濃度上昇)

②血液透析中(低用量から開始等慎重に投与.急激な血圧低下)

〈肝〉肝機能障害〔中等度の患者(Child-Pugh分類スコア7~9)で血中濃度上昇が報告.臨床試験では,高度な患者(Child-Pugh分類スコア10以上)は除外〕 〈生殖〉妊娠する可能性のある女性〔妊娠が把握されずACE阻害剤又はARBを使用し,胎児・

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