適応
高血圧症
用法
1日1回2.5mg 尚,効果不十分な場合は,5mgまで増量出来る 注意
①投与中に血清K値が5.0mEq/Lを超えた場合は減量を考慮し,5.5mEq/L以上の場合は減量ないし中止し,6.0mEq/L以上の場合は直ちに中止
②中等度の腎機能障害(eGFR 30mL/min/1.73m2以上60mL/min/1.73m2未満)のある患者及びアルブミン尿又は蛋白尿を伴う糖尿病患者では,1.25mgを1日1回投与から開始し,血清K値など患者状態に応じて,投与開始から4週間以降を目安に2.5mgを1日1回投与へ増量.効果不十分な場合は,5mgまで増量出来る.臨床試験で実施された血清K値及びeGFRに基づく調節については添付文書の「臨床成績」を参照
禁忌
1)過敏症
2)高K血症若しくは投与開始時に血清K値が5.0mEq/Lを超えている(高K血症を増悪)
3)重度の腎機能障害(eGFR30mL/min/1.73m2未満)
4)K保持性利尿剤(スピロノラクトン,トリアムテレン,カンレノ酸カリウム),アルドステロン拮抗剤(エプレレノン)又はK製剤(塩化カリウム,グルコン酸カリウム,アスパラギン酸カリウム,ヨウ化カリウム,酢酸カリウム)を投与中
注意
〈基本〉
①高K血症が現れる為,血清K値を原則として投与開始前,投与開始後(又は用量調節後)2週以内及び約1ヵ月時点に測定し,その後も定期的に測定
➋降圧作用に基づくめまい等→運転注意
〈適用上〉OD錠
①舌の上にのせて唾液で崩壊する為,水なしで服用可能.又,水で服用も可
➋寝たままの状態では,水なしで服用させない
〈取扱上〉使用色素により,1.25・2.5mg製剤の錠剤表面には黄色の斑点,5mg製剤には赤色の斑点がみられることがある
患者背景
〈合併・既往〉アルブミン尿又は蛋白尿を伴う糖尿病(より頻回に血清K値を測定.高K血症の発現リスクが高まる) 〈腎〉
①重
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