診療支援
薬剤

インダパミド新様式運転△
2149
indapamide
ナトリックス Natrix(京都)
 :1・2mg
テナキシル(1・2 アルフレッサ)

適応

本態性高血圧症

用法

1日1回2mg 朝食後(増減) 但し,少量から開始して徐々に増量

禁忌

1)無尿(腎機能が更に悪化)

2)急性腎不全

3)体液中のNa,Kが明らかに減少(低Na血症・低K血症)

4)過敏症〔サイアザイド系薬剤,その類似化合物(スルホンアミド誘導体)〕

5)デスモプレシン(男性における夜間多尿による夜間頻尿)投与中

注意

〈基本〉

①利尿効果は急激に現れる為,電解質異常,脱水に注意し,少量から開始して,徐々に増量

②連用する場合,電解質異常が現れるので定期的に検査

➌降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意

〈検査〉甲状腺障害のない患者の血清PBIを低下させることあるので注意

患者背景

〈合併・既往〉

①重篤な冠動脈硬化症又は脳動脈硬化症(急激な利尿が現れた場合,急速な血漿量減少,血液濃縮を来し,血栓塞栓症を誘発)

②本人又は両親,兄弟に痛風,糖尿病(高尿酸血症,高血糖を来し,痛風,糖尿病の悪化や顕在化)

③下痢,嘔吐(電解質異常)

④高Ca血症,副甲状腺機能亢進症(血中Caが更に上昇)

⑤減塩療法中(低Na血症等の電解質異常)

⑥交感神経切除後(降圧作用が増強)

〈腎〉

①急性腎不全:禁忌(腎機能が更に悪化)

②重篤な腎障害(腎機能が更に悪化)

〈肝〉

①進行した肝硬変症(肝性昏睡を誘発)

②肝疾患・肝機能障害

〈妊婦〉妊C妊娠後期には有益のみ(サイアザイド系薬剤では新生児又は乳児に高ビリルビン血症,血小板減少等) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁中移行する報告) 〈小児〉臨床試験は未実施.乳児は電解質バランスが崩れ易い 〈高齢〉以下に注意し,少量から開始等慎重に

①急激な利尿は血漿量の減少を来し,脱水,低血圧等による立ちくらみ,めまい,失神等を起こす

②特に心疾患等のある場合は,急激な利尿が現れた場合,急速な血漿量減少,血液濃縮を来し,血栓塞栓症を誘発

③低Na血症,低K血症が現れ易い

相互

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