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GL小児特発性ネフローゼ症候群診療ガイドライン2020
GLエビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン2020
ニュートピックス
・小児難治性ネフローゼ症候群におけるリツキシマブ投与後の,ミコフェノール酸モフェチル(MMF)投与の再発予防効果を示す本邦でのRCTの結果が公表されている.
治療のポイント
・ネフローゼ症候群においては診断基準が重要である.
・ネフローゼ症候群を診断した場合に,腎生検の適応の確認が重要である.
・小児特発性ネフローゼ症候群の初発治療法として国際法(ISKDC法)が推奨される.
・ステロイド感受性,ステロイド抵抗性の見極めが重要である.
・頻回再発型,ステロイド依存性では免疫抑制薬の使用を考慮する.
・ステロイド抵抗性では,腎生検ののち,免疫抑制薬を使用する.
◆病態と診断
A病態
・ネフローゼ症候群は「高度蛋白尿」が病態の本質であり,そのために引き起こされる「低
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