肝細胞障害型肝障害（肝炎型） | 医学書院

症状

　肝細胞逸脱酵素（ALT，AST）上昇が主体，胆管酵素（γGTP，ALP）値の異常は相対的に軽度，悪心・嘔吐，食欲低下，疲労感，発熱，皮膚症状（皮疹，瘙痒感），肝腫大，黄疸が主症状だが，劇症化すると肝不全症状を生じる

可能性

　【肝細胞障害型，肝炎型】ハロタン，イソフルラン薬，メチルドパ薬，イソニアジド薬薬，アセトアミノフェン薬薬薬，バルプロ酸薬，ダントロレン薬薬，アカルボース薬，アゾール系抗真菌薬（イトラコナゾール薬薬など），抗菌薬（キノロン系抗菌薬，セフトリアキソン薬，イソニアジド薬薬，リファンピシン薬，ピラジナミド薬，クラリスロマイシン薬など），抗癌剤（シスプラチン薬薬，メトトレキサート薬薬，カルムスチン薬，フルタミド薬，ダカルバジン薬，テガフール・ウラシル薬配合剤など），ホルモン製剤（ダナゾール薬など），抗てんかん薬（フェニトイン薬，カルバマゼピン薬など），降圧薬（ヒドララジン薬）