適応
1高血圧症
2高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症
注意〔高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症〕高血圧及び蛋白尿(尿中Ab/Cr比300mg/g以上)を合併しない患者における有効性及び安全性は未確認
用法
11日1回25~50mg(増減) 1日100mgまで増量出来る 21日1回50mg 尚,血圧値をみながら1日100mgまで増量できる.但し,過度の血圧低下を起こす恐れのある患者等では25mgから開始 注意〔高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症〕投与後,血清Cr値が前回の検査値と比較して30%(或いは1mg/dL)以上増加した場合,及び糸球体ろ過値,1/血清Cr値の勾配等で評価した腎機能障害の進展速度が加速された場合は,減量或いは中止を考慮
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
3)重篤な肝障害
4)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)
注意
〈基本〉〔共通〕
①一過性の血圧低下(ショック症状,意識消失,呼吸困難等を伴う)を起こす為,投与中は定期的(投与開始時:2週間毎,安定後:月1回程度)に血圧のモニタリング
➋降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意
③手術前24時間は投与しないが望ましい.ARB投与中の患者は,麻酔及び手術中にレニン・アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下
④ARB投与中に稀に肝炎等の重篤な肝障害が報告→肝機能検査等観察,投与を中止等処置
〔高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症〕
①貧血が現れ易い為,投与中は定期的(投与開始時:2週間毎,安定後:月1回程度)に血液検査等観察
②血清K上昇及び血清Cr上昇が現れ易い為,投与中は定期的(投与開始時:2週間毎,安定後:月1回程度)に血清K値及び血清Cr値のモニタリング
患者背景
〈合併・既往〉
①両側性又は片腎で腎