適応
1低並びに無ガンマグロブリン血症
2重症感染症における抗生物質との併用
3特発性血小板減少性紫斑病(他剤が無効で,著明な出血傾向があり,外科的処置又は出産等一時的止血管理を必要とする場合)
4川崎病の急性期(重症で冠動脈障害の発生の危険がある場合)
5慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の筋力低下の改善
6多発性筋炎・皮膚筋炎における筋力低下の改善(ステロイド剤が効果不十分な場合に限る)
7全身型重症筋無力症(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)
8天疱瘡(ステロイド剤の効果不十分な場合)
9〔献血グロベニン-I〕スティーブンス・ジョンソン症候群及び中毒性表皮壊死症(ステロイド剤の効果不十分な場合)
10〔献血ヴェノグロブリンIH(10g/200mLを除く)〕血清IgG2値の低下を伴う,肺炎球菌又はインフルエンザ菌を起炎菌とする急性中耳炎,急性気管支炎又は肺炎の発症抑制(ワクチン接種による予防及び他の適切な治療を行っても十分な効果が得られず,発症を繰り返す場合に限る)
11水疱性類天疱瘡(ステロイド剤の効果不十分な場合)
12ギラン・バレー症候群(急性増悪期で歩行困難な重症例)
13慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の運動機能低下の進行抑制(筋力低下改善が認められた場合)
14〔献血ヴェノグロブリンIH〕抗ドナー抗体陽性腎移植における術前脱感作
注意
1)1適切な抗菌化学療法によっても十分な効果が得られない場合が対象
2)4発病後7日以内に投与開始が望ましい
3)6原則,下記に規定するいずれかのステロイド剤による治療を実施しても十分な効果の得られない患者が対象
a)投与12週以上前からの治療歴で判断する場合:投与12週以上前にプレドニゾロン換算で50mg/日以上又は1mg/kg/日以上のステロイド大量療法にて1カ月
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