診療支援
薬剤

エゼチミブ新様式
2189
ezetimibe
ゼチーア Zetia(オルガノン)
 :10mg
AGエゼチミブ「DSEP」(10 第一三共E),エゼチミブ(10 各社,OD錠10 東和薬)

適応

高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症,ホモ接合体性シトステロール血症 注意

1)適用前に検査を実施し,高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症,ホモ接合体性シトステロール血症であることを確認した上で適用考慮

2)ホモ接合体性家族性高コレステロール血症については,HMG-CoA還元酵素阻害剤及びLDLアフェレーシス等の非薬物療法の補助として,或いはそれらの治療法が実施不能な場合に適用考慮

用法

1日1回10mg 食後(適減)

禁忌

1)過敏症

2)HMG-CoA還元酵素阻害薬と併用する場合に重篤な肝機能障害

注意

〈基本〉

①予め高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い,更に運動療法や,高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も考慮

②甲状腺機能低下症,閉塞性胆嚢胆道疾患,慢性腎不全,膵炎等の疾患の合併,血清脂質に悪影響を与える薬剤の服用等の二次的要因により高脂血症を呈している場合は,原疾患の治療,薬剤の切替等を可能な限り実施した上で本剤での治療を考慮

③HMG-CoA還元酵素阻害剤を併用する場合,併用するHMG-CoA還元酵素阻害剤の電子添文を必ず参照し,禁忌,重要な基本的注意,特定の背景を有する患者に関する注意,重大な副作用等の記載を確認.又,肝機能検査を,併用開始時及び併用するHMG-CoA還元酵素阻害剤の電子添文で推奨されている時期に実施

④フィブラート系薬剤との併用に関しては,使用経験が限られている.併用する場合は,胆石症等の副作用の発現に注意.フィブラート系薬剤では胆汁へのコレステロール排泄を増加させ,胆石形成がみられることがある.本剤はイヌで胆嚢胆汁中のコレステロール濃度の上昇が報告

⑤投与中は血中脂質値を定期的に検査し,治療に対する反応が認められない場合は投与を中止

〈その他〉

①複合型高脂血症患者を対象にした海外の試験(625例が12週間以内

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