頻度 よくみる
GL成人肺炎診療ガイドライン2017/2023
治療のポイント
・介護度が高く基礎体力が低下している患者の場合,予後不良の終末期肺炎の像を呈する例も多いために,適切な抗菌薬治療が生命予後を改善するとは限らないことを念頭におき,本人や家族の意向も確認したうえで治療方針を決めていく.
・抗菌薬の選択に関しては,入退院を繰り返している症例も多く,耐性菌のリスクも念頭におく必要がある.
・早期の嚥下機能評価を含めたリハビリテーション開始が重要である.
◆病態と診断
A病態
・医療・介護関連肺炎の定義は,①長期療養型病床群もしくは介護施設に入所している,②90日以内に病院を退院した,③介護〔PS(performance status)3以上〕を必要とする高齢者,④通院にて継続的に血管内治療(透析,抗菌薬,抗癌化学療法,免疫抑制薬などによる治療)を受けている,のようなケースで発症した肺炎である.
・症状
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/(合剤)アモキシシリン水和物・クラブラン酸カリウム《オーグメンチン》
- 治療薬マニュアル2024/メシル酸ガレノキサシン水和物《ジェニナック》
- 治療薬マニュアル2024/シタフロキサシン水和物《グレースビット》
- 治療薬マニュアル2024/(合剤)アンピシリンナトリウム・スルバクタムナトリウム《ユナシン-S》
- 治療薬マニュアル2024/セフトリアキソンナトリウム水和物《ロセフィン》
- 治療薬マニュアル2024/メロペネム水和物《メロペン》
- 治療薬マニュアル2024/(合剤)タゾバクタム・ピペラシリン水和物(タゾピペ)《ゾシン》
- 治療薬マニュアル2024/アミカシン硫酸塩《アミカシン硫酸塩》
- 治療薬マニュアル2024/バンコマイシン塩酸塩《塩酸バンコマイシン》
- 今日の治療指針2024年版/院内肺炎
- 今日の治療指針2024年版/誤嚥性肺炎
- 今日の救急治療指針 第2版/医療施設関連肺炎
- 新臨床内科学 第10版/2 市中肺炎
- 新臨床内科学 第10版/3 医療・介護関連肺炎/院内肺炎
- 今日の診断指針 第8版/医療・介護関連肺炎