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治療のポイント
・長引く「狭義の咳嗽」において,喀痰を伴う場合の重要な鑑別疾患としてDPBを認識しておく必要がある.広義の副鼻腔気管支症候群に含まれるDPBはprimary ciliary dyskinesia,Young症候群,Yellow nail症候群,cystic fibrosisなどの,びまん性肺疾患を呈する疾患との鑑別を認識しなければいけない.DPB経過中にP-ANCA 陽性の全身性血管炎を合併した症例も報告されている.長期的な管理において血管炎の合併も念頭におき,特に急性増悪を疑うときは,原因として感染症合併のみならず血管炎合併も考慮すべきである.
・本疾患の治療はマクロライド系抗菌薬少量長期療法で,14または15員環マクロライド系抗菌薬を用いる.
・治療開始前に,喀痰あるいは気管支鏡検査による肺非結核性抗酸菌症合併の除外を行う.
・治療開始後6か月の時点で総合的に
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