適応
1非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制(成人のみ)
2静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制
3〔2.5mg錠〕下肢血行再建術施行後の末梢動脈疾患患者における血栓・塞栓形成の抑制
(DSは2のみ) 注意2
1)成人ではショックや低血圧が遷延するような血行動態が不安定な肺血栓塞栓症患者,もしくは血栓溶解療法又は肺塞栓摘除術が必要な肺血栓塞栓症患者に対する安全性及び有効性は未検討→これらの患者に対して投与しない
2)小児では本剤は急性期への適切な初期治療(ヘパリン投与等)が5日以上なされた後に投与
3)下大静脈フィルターが留置された患者に対する本剤の安全性及び有効性は未検討
用法
115mgを1日1回食後に経口 ►腎障害患者に対しては,腎機能の程度に応じて10mg1日1回に減量 2初期3週間は15mgを1日2回食後,その後は15mgを1日1回食後に経口 小児錠OD錠細体重30kg以上には15mgを1日1回食後に経口 DS体重2.6kg以上12kg未満は下記の用量を1回量とし,1日3回経口.体重12kg以上30kg未満は5mgを1日2回,体重30kg以上は15mgを1日1回経口.空腹時を避け,1日1回,2回及び3回投与においては,それぞれ約24時間,約12時間及び約8時間おきに投与図
32.5mgを1日2回経口 注意1
①Ccr30~49mL/minには,10mgを1日1回投与
②Ccr15~29mL/minでは投与の適否を慎重に検討した上で,10mgを1日1回投与
2体重30kg未満の小児等に投与する場合は,ドライシロップを使用 3
①アスピリン(81~100mg/日)と併用.尚,患者の状態に応じて本剤又はアスピリンの中断等を考慮
②下肢血行再建術施行後の初期治療において抗血小板剤2剤併用療法が必要な場合は,アスピリンとクロピドグレルを使用.