診療支援
薬剤

ロスバスタチンカルシウム新様式
2189
rosuvastatin calcium
クレストール Crestor(アストラゼネカ)
 錠・OD錠:2.5・5mg
AGロスバスタチン「DSEP」(OD錠2.5・5 第一三共E),ロスバスタチン(2.5・5・10 OD錠2.5・5 各社,OD錠10 東和薬)

適応

高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症(一部後発医薬品は効能効果に違いあり) 注意

1)適用前に検査を実施し,高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症であることを確認した上で適用考慮

2)家族性高コレステロール血症ホモ接合体については,LDL-アフェレーシス等の非薬物療法の補助として,或いはそれらの治療法が実施不能な場合に適用考慮

用法

1日1回2.5mgより開始するが,早期にLDL-C値を低下させる必要がある場合は5mgより開始してもよい(増減) 投与開始後或いは増量後,4週以降にLDL-C値の低下が不十分な場合は,漸次10mgまで増量可.10mgを投与してもLDL-C値の低下が十分でない,家族性高コレステロール血症患者等の重症患者に限り,更に増量可だが,1日最大20mgまで 注意

①Ccrが30mL/min/1.73m2未満の患者に投与する場合は,2.5mgより開始し,1日最大投与量は5mg

②特に20mg投与時においては腎機能に影響が発現.20mg投与開始後12週までの間は原則,月に1回,それ以降は定期的(半年に1回等)に腎機能検査等観察

禁忌

1)過敏症

2)肝機能が低下していると考えられる以下患者:急性肝炎,慢性肝炎の急性増悪,肝硬変,肝癌,黄疸

3)妊婦・妊娠授乳婦

4)シクロスポリン投与中

注意

〈基本〉

①予め高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い,更に運動療法や高血圧,喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も考慮

②投与中は血中脂質値を定期的に検査し,治療に対する反応が認められない場合は投与を中止

③投与開始又は増量後12週までの間は原則,月に1回,それ以降は定期的(半年に1回等)に肝機能検査

④血小板減少が現れる為,血液検査等観察

〈適用上〉OD錠

一包化×

➋舌の上にのせて唾液で崩壊する為,水なしで服用可能.又,水で服用も可

〈取扱上〉OD錠光により

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?