診療支援
薬剤

ミコフェノール酸 モフェチル新様式H
399
mycophenolate mofetil(MMF)
セルセプト Cellcept(中外)
 カプセル:250mg
 懸濁用散:31.8%(調製後:200mg/mL・175mL/本)
ミコフェノール酸モフェチル(250 各社)

適応

1腎移植後の難治性拒絶反応の治療(既存の治療薬が無効又は副作用等のため投与できず,難治性拒絶反応と診断された場合)

2腎移植,心移植,肝移植,肺移植,膵移植における拒絶反応の抑制

3ループス腎炎

4造血幹細胞移植における移植片対宿主病の抑制

注意3診療ガイドライン等の最新の情報を参考に,投与が適切と判断される患者に投与

用法

11回1,500mg 1日2回 12時間毎 食後 経口 ►年齢,症状により増減 2腎移植における拒絶反応の抑制成人1回1,000mg 1日2回 12時間毎 食後 経口 ►年齢,症状により増減 1日3,000mgを上限 小児1回300~600mg/m2 1日2回 12時間毎 食後 経口 ►年齢,症状により増減 1日2,000mgを上限 2心移植,肝移植,肺移植,膵移植における拒絶反応の抑制:1回500~1,500mg 1日2回 12時間毎 食後 経口 ►耐薬量及び有効量は患者によって異なるので最適の治療効果を得るために用量の注意深い増減が必要 3成人1回250~1,000mg 1日2回 12時間毎 食後 経口 ►年齢,症状により増減 1日3,000mgを上限 小児1回150~600mg/m2 1日2回 12時間毎 食後 経口 ►年齢,症状により増減 1日2,000mgを上限 4成人1回250~1,500mg 1日2回 12時間毎 食後 経口 ►年齢,症状により増減 1日3,000mgを上限とし,1日3回 食後 経口投与も可 小児1回300~600mg/m2 1日2回 12時間毎 食後 経口 ►年齢,症状により増減 1日2,000mgを上限 注意

①重度の慢性腎不全(糸球体濾過率<25mL/分/1.73m2未満)では血中濃度上昇の恐れ→1回投与量は1,000mgまで(1日2回)とし,十分観察

②懸濁用散の使用については,曝露を最小限とするため,慎重に懸濁液調製を行う

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