診療支援
薬剤

アピキサバン新様式H
3339
apixaban
エリキュース Eliquis(ブリストル)
 :2.5・5mg

適応

1非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制

2静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制

注意2

1)ショックや低血圧が遷延するような血行動態が不安定な肺血栓塞栓症患者又は血栓溶解剤の使用や肺塞栓摘出術が必要な肺血栓塞栓症患者における有効性及び安全性は未確立→ヘパリンの代替療法として使用しない

2)下大静脈フィルターが留置された患者の使用経験が少ないため投与する際にはリスクとベネフィットを十分考慮

用法

11回5mgを1日2回 経口 ►年齢,体重,腎機能に応じて,1回2.5mg1日2回へ減量 21回10mgを1日2回 経口 7日間 その後,1回5mgを1日2回 経口 注意1以下の基準の2つ以上に該当する患者は,出血のリスクが高く,血中濃度が上昇の恐れ→1回2.5mg1日2回 経口

①80歳以上

②体重60kg以下

③血清Cr1.5mg/dL以上

2静脈血栓塞栓症発症後の初期7日間の1回10mg1日2回投与中は出血のリスクに十分注意

!警告

1)投与により出血が発現し,重篤な出血の場合には,死亡に至る恐れ.使用にあたっては,出血の危険性を考慮し,投与の適否を慎重に判断.本剤による出血リスクを正確に評価できる指標は確立されていないため,投与中は,血液凝固に関する検査値のみならず,出血や貧血等の徴候を十分に観察.これらの徴候が認められた場合には,直ちに処置

2)2脊椎・硬膜外麻酔或いは腰椎穿刺等との併用により,穿刺部位に血腫が生じ,神経の圧迫による麻痺が現れる恐れ.静脈血栓塞栓症を発症した患者が,硬膜外カテーテル留置中,もしくは脊椎・硬膜外麻酔又は腰椎穿刺後日の浅い場合は,本剤の投与を控える

禁忌

1)過敏症

2)臨床的に問題となる出血症状(出血を助長)

3)血液凝固異常及び臨床的に重要な出血リスクを有する肝疾患(出血の危険性が増大)

4)1腎不全(Ccr<1

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