診療支援
検査

CDトキシン〔CD tox A and B〕《クロストリジオイデス(クロストリジウム)・ディフィシレ毒素抗原》   80点
Clostridioides(Clostridium) difficile toxin A and B
田中 香お里
(岐阜大学教授・高等研究院科学研究基盤センター嫌気性菌研究分野)

基準値 陰性


測定法

①CDトキシン検出と中和試験 (cell culture cytotoxicity neutralization assays):Human diploid fibroblastsのような培養細胞を用いて行われる試験である.労力がかかるので検査室レベルでは行われない

②下痢便からの毒素産生CDの分離(toxigenic culture法):CCFA(CCMA)などCD選択分離培地でのCDの分離とその毒素の検出は高感度な試験法であるが,労力と時間(3日以上)がかかる点が問題である

③酵素抗体法(EIA)による下痢便中のCDトキシンの検出:トキシン Aとトキシン Bを対象にする.市販のキットを利用して,簡便・迅速に実施できる.ただし,低感度が問題で,偽陰性に対する対策が必要になる

④EIA(イムノクロマト)法によるCDトキシン抗原とGDH抗原の検出:迅速診断として簡便な毒素抗原検出

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら