診療支援
薬剤

ドキシサイクリン塩酸塩水和物新様式E
6152
doxycycline hydrochloride hydrate(DOXY)
ビブラマイシン Vibramycin(ファイザー)
 :50・100mg

適応

〈適応菌種〉ドキシサイクリンに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,淋菌,炭疽菌,大腸菌,赤痢菌,肺炎桿菌,ペスト菌,コレラ菌,ブルセラ属,Q熱リケッチア(コクシエラ・ブルネティ),クラミジア属 〈適応症〉表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,乳腺炎,骨髄炎,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),尿道炎,淋菌感染症,感染性腸炎,コレラ,子宮内感染,子宮付属器炎,眼瞼膿瘍,涙嚢炎,麦粒腫,角膜炎(角膜潰瘍を含む),中耳炎,副鼻腔炎,歯冠周囲炎,化膿性唾液腺炎,猩紅熱,炭疽,ブルセラ症,ペスト,Q熱,オウム病 注意咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,感染性腸炎,中耳炎,副鼻腔炎への使用にあたっては,「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤が適切と判断される場合に投与する

用法

初日:1日200mg 分1~2 2日目以降:1日1回100mg ►感染症の種類及び症状により適宜増減 注意

①炭疽,コレラ,ペスト,ブルセラ症,Q熱に使用する際には,投与開始時期,投与量,投与期間,併用薬等について国内外の学会のガイドライン等,最新の情報を参考にし投与

②炭疽については,体重45kg以上の小児には,成人と同量を投与可.体重45kg未満の小児には体重換算に基づき適切な量を投与

③炭疽の発症及び進展抑制には,米国疾病管理センター(CDC)が,60日間の投与を推奨

④クラミジア感染症については,投与期間は原則として14日間とし必要に応じ更に投与期間を延長

禁忌

過敏症(本剤,テトラサイクリン系抗生物質)

注意

〈基本〉

①耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間に留める

②投与が長期にわたる

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