診療支援
薬剤

ラベプラゾールナトリウム新様式
2329
sodium rabeprazole
パリエット Pariet(エーザイ)
 :5・10・20mg
ラベプラゾールNa(5・10・20 各社),ラベプラゾールNa塩(5・10・20 各社),ラベプラゾールナトリウム(5・10・20 各社)

適応

1胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,Zollinger-Ellison症候群

2逆流性食道炎

3〔5・10mg〕非びらん性胃食道逆流症

4〔5・10mg〕低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制(一部後発医薬品は効能効果に違いあり)

5〔5・10mg〕以下におけるヘリコバクター・ピロリ除菌の補助:胃潰瘍,十二指腸潰瘍,胃MALTリンパ腫,特発性血小板減少性紫斑病,早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃,ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

注意

1)〔20mg〕1胃癌による症状を隠蔽することがあり→悪性でないことを確認の上投与

2)〔5・10mg〕胃癌による症状を隠蔽することあり→悪性でないことを確認の上投与(胃MALTリンパ腫,早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ除菌の補助を除く)

3)〔5・10mg〕3投与2週間後を目安として効果確認→症状改善傾向が認められない場合には,酸逆流以外の原因が考えられるため適切な治療へと変更検討

4)〔5・10mg〕4血栓・塞栓の形成抑制のために低用量アスピリンを継続投与患者を対象とし,開始に際し,胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往を確認

5)〔5・10mg〕5

a)進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリの除菌治療の有効性は未確立

b)特発性血小板減少性紫斑病に対しては,ガイドライン等を参照し,ヘリコバクター・ピロリの除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療

c)早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には,ヘリコバクター・ピロリの除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は未確立

d)ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎:ヘリコバクター・ピロリが陽性及び内視鏡検査でヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認

用法

11日1回10mg ►病状により1日1回20mg投与可 ►通常,胃潰瘍,吻合部潰瘍では8週間まで,十二指腸潰瘍

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