適応
1慢性動脈閉塞症に基づく潰瘍,疼痛及び冷感等の虚血性諸症状の改善
2脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)発症後の再発抑制 注意無症候性脳梗塞における本剤の脳梗塞発作の抑制効果は検討されていない
用法
1回100mg 1日2回(増減)
!警告
投与により脈拍数が増加し,狭心症が発現の恐れ.狭心症の症状(胸痛等)に対する問診を注意深く行う.脳梗塞再発抑制効果を検討する試験において,長期にわたりPRP(pressure rate product)を有意に上昇させる作用が認められた.又,本剤投与群に狭心症を発現した症例がみられた
禁忌
1)出血:血友病,毛細血管脆弱症,頭蓋内出血,消化管出血,尿路出血,喀血,硝子体出血等(出血を助長)
2)うっ血性心不全(症状悪化の恐れ)
3)過敏症
4)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①脳梗塞患者へは症状が安定してから投与
②脳梗塞患者への投与→他の血小板凝集を抑制する薬剤等との相互作用に注
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