適応
1下記の臓器移植における拒絶反応の抑制
a)腎移植
b)肝移植
c)心移植
d)肺移植
e)膵移植
f)小腸移植
2骨髄移植における拒絶反応及び移植片対宿主病の抑制
3〔顆0.2・1mg〕〔カ0.5・1mg〕重症筋無力症
4〔カ0.5・1mg〕関節リウマチ(既存治療で効果不十分な場合)
5〔カ0.5・1mg〕ループス腎炎(ステロイド剤が効果不十分,副作用により困難な場合)
6カ難治性(ステロイド抵抗性,ステロイド依存性)の活動期潰瘍性大腸炎
7〔カ0.5・1mg〕多発性筋炎・皮膚筋炎に合併する間質性肺炎
(後発医薬品は効能効果に違いあり) 注意
1)骨髄移植時の使用に際し,HLA適合同胞間移植では本剤を第1選択薬とはしない
2)重症筋無力症では,本剤単独及びステロイド未治療例での有効性・安全性未確立
3)関節リウマチでは,過去,NSAIDs及び他の抗リウマチ薬等による治療を行っても,明らかな症状が残る場合に投与
4)ループス腎炎では,急性期で疾患活動性の高い時期に使用した際の有効性・安全性未確立
5)潰瘍性大腸炎では治療指針を参考に難治性(ステロイド抵抗性・依存性)であることを確認,維持療法の有効性・安全性未確立
用法
注1a),b),e),f)1回0.10mg/kg 24時間かけて点滴静注 1c),d)1回0.05mg/kg 24時間かけて点滴静注 ►生食液又はブドウ糖液で希釈 ►内服可能となった後は速やかに経口に切り替える ►本剤の血中濃度は患者により個人差があるので,血中濃度の高い場合の副作用並びに低い場合の拒絶反応及び移植片対宿主病の発現を防ぐため,患者の状況に応じて血中濃度を測定し,投与量を調節.特に移植直後あるいは投与開始直後は頻回に行う 2移植1日前:1回0.03mg/kg 24時間かけて点滴静注 移植片対宿主病発現後に開始する場合:1回0.10mg/kg 24時間かけて点滴静注 内1a)移植2
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