アセトアミノフェン(パラセタモール)新様式E

1141

acetaminophen(paracetamol)

カロナール Calonal(あゆみ)　　1141

　細粒：20％　200mg/g(0.5・1g/包)，50％　500mg/g(0.6・1g/包)

　錠：200・300・500mg　シロップ：2％　20mg/mL　原末

［細粒，錠，シロップは後発医薬品］

アセトアミノフェン(錠200・300　末‍　細20％　DS20％ 各社，錠500 丸石，シ2％ 東和薬，DS40％ 三和)［細粒，錠，シロップ，DSは後発医薬品］，ピレチノール(末 岩城)

適応

1末細錠各種疾患及び症状における鎮痛

2末細錠急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛

3末細錠シ小児科領域の解熱・鎮痛

用法

1末細錠1回300～1,000mg(増減)　►投与間隔は4～6時間以上　►1日総量4,000mgを限度　►空腹時回避　2末細錠1回300～500mg頓用(増減)　►但し，原則1日2回まで　►1日最大1,500mgを限度　►空腹時回避　3末細シ乳児　錠幼児及び小児には1回10～15mg/kg(増減)　►投与間隔4～6時間以上　►1日総量60mg/kgを限度　►但し成人用量を超えない　►空腹時回避　►風味図‍　注意

①幼児及び小児1回投与量の目安　5kg：50～75mg，10kg：100～150mg，20kg：200～300mg，30kg：300～450mg

②3に対する1回当たりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg，1日当たりの最大用量はアセトアミノフェンとして1,500mg(注：シ小児用解熱鎮痛薬である)

③他の消炎鎮痛薬との併用は避けることが望ましい

④本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(OTCを含む)との併用により，アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害の恐れ→総合感冒剤や解熱鎮痛剤等の配合剤を併用する場合はアセトアミノフェンの有無を確認し，含まれている場合は併用回避

!警告

1)重篤な肝障害発現のおそれがあることに注意し，1日総量1,500mgを超す高用量で長期投与する場合，定期的に肝機能等を確認等慎重に投与

2)シ重篤な肝障害発現のおそれがあるので注意

3)本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(OTCを含む)との併用により，アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害発現のおそれがあることから，これらの薬剤との併用を避ける

禁忌

1)消化性潰瘍(悪化)

2)重篤な血液異常(重篤な転帰)

3)重篤な肝障害(重篤な転帰)

4

初出:治療薬マニュアル2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年5月17日　掲-ID：yak_00000-00_a001c003z0001）