診療支援
薬剤

アザチオプリン新様式EH
3999
azathioprine(AZP)
アザニン Azanin(田辺三菱)
イムラン Imuran(サンドP)
 :50mg

適応

1下記の臓器移植における拒絶反応の抑制

a)腎移植

b)肝移植

c)心移植

d)肺移植

2ステロイド依存性のクローン病の寛解導入及び寛解維持並びにステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の寛解維持

3治療抵抗性リウマチ性疾患〔全身性血管炎(顕微鏡的多発血管炎,多発血管炎性肉芽腫症,結節性多発動脈炎,好酸球性多発血管炎性肉芽腫症,高安動脈炎等),全身性エリテマトーデス(SLE),多発性筋炎,皮膚筋炎,強皮症,混合性結合組織病,及び難治性リウマチ性疾患〕

4自己免疫性肝炎

注意

1)1副腎皮質ステロイドや他の免疫抑制剤との併用

2)2他の標準的な治療法では十分に効果が得られない患者に限る.尚,ステロイド依存性のクローン病における寛解導入を目的として投与する場合は,副腎皮質ステロイドとの併用

3)34副腎皮質ステロイド等との併用を考慮

用法

通常,成人・小児 1a)初期量:1日2~3mg/kg 維持量:1日0.5~1mg/kg 1b)~d)初期量:1日2~3mg/kg 維持量:1日1~2mg/kg ►耐薬量及び有効量は患者により異なるので最適の治療効果を得るために,用量の注意深い増減が必要 ►肝機能障害又は腎不全では,投与量を通常投与量の下限とすることが望ましい.臨床検査値(血液検査,肝機能,腎機能検査等)を観察し,異常時は更に減量を考慮 21日1~2mg/kg ►2年を目安に投与継続の要否を検討.臨床的な治療効果は3~4カ月では現れない場合がある 31日1~2mg/kg,(増減)だが最大3mg/kg ►治療効果が認められた際には効果を維持できる最低用量まで減量を検討 41日1~2mg/kgを経口投与 ►治療効果が認められた際には効果を維持できる最低用量まで減量を検討.6カ月投与しても効果が現れない場合は,投与継続の要否を検討

!警告

1)臓器移植における投与は,免疫抑制療法及び移植患者の管理に精通している医師又は

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