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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査21巻2号

1977年02月発行

雑誌目次

カラーグラフ

解説

著者: 赤木正志

ページ範囲:P.124 - P.124

 症例1はクロモミコーシスの患者に認められたフザリウム肉芽腫でちる.この患者は9年前から右下肢令体・顔・両上肢に疣状皮膚炎の病巣が多発し,電気焼灼を繰り返していたが,ケタラールによる全身麻酔を行った翌日から健康側の左踵部に有痛性の紅斑が生じ,栗実大の深い難治性の潰瘍となり,5か月半ばかりたってようやく写真のように縮小した.その際一部に小豆大の肉芽腫が生じ,他の潰瘍面から際立って隆起しており,あるいは黒色菌の転移ではあるまいかと思って切除して検索した.するとその組織標本から特異な形態の菌要素が認められ,また初期に紅色,後に紫色となる白色綿毛状集落を作るFusarium sp.を分離したために,この疣状の肉芽腫はフザリウム肉芽腫であることが明らかになった.
 患者の自覚症状は全くなく,組織像では他の真菌症に見られるような巨細胞はなく,細胞浸潤も軽微であり,組織を見る限りでは,枯木に宿り木が寄生するように,たまたま再生しつつある肉芽の中にFusariumがまぎれ込んでいるような寄生関係がうかがわれるにすぎなかった.この症例を1972年奈良の日皮会中部に報告したところ,雑菌汚染と見なさないのかという意見があった.

皮膚の真菌症・Ⅱ

フザリウム肉芽腫—付・フザリウム全眼球炎

著者: 赤木正志

ページ範囲:P.122 - P.123

 Fusariumは植物病原菌として有名な真菌であるが,人に感染することはほとんどない.しかし我が国でも角膜真菌症あるいはoph-thalmomycosisの起炎菌としていくつかの報告がある.皮膚表面から分離されることはよくあるが,その多くは雑菌的な分離である.Fusariumによる内臓感染の報告はないので,極めて表在的にしか寄生しえないものと思われるが,皮膚感染例の報告は外国にもあり,またここに示すような特殊な組織型を持つ感染例が認められているので,その予備知識を持っていることは必要であろう.

技術解説

SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法

著者: 佐野紀代子

ページ範囲:P.125 - P.135

 SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(以下SDS-PAGEと略す)の特徴は,相対移動度からタンパクの分子量を決定できることである.1967年Shapiroら1)により初めて報告されたこの泳動法は,WeberとOsborn2)により分子量既知の40種類のタンパクに適用され,妥当な値が得られることが示された.それ以来,生化学の各領域で盛んに用いられ,その普及ぶりはまことに急速であり,タンパクの分子量を決定する手段として,従来の分析用超遠心機を用いての沈降平衡あるいは沈降速度法に完全に取って代わった観がある.またSDSが不溶性タンパクに対する優れた可溶化作用を有することも特徴の一つで,このため膜構造の研究に不可欠な方法となった.これらの特徴を持つSDS-PAGEは,そのうえ試料が少なくてすみ,かつ手法が簡便,試薬が安価であり,そして分析能力が高いことも大きな魅力となっている.

免疫複合体検出法

著者: 横張龍一

ページ範囲:P.136 - P.142

 免疫現象はもともと生体防御機構の一つであって,抗体はnot selfである抗原と結合して,それを排除するように働いている.抗原と抗体の結合物──免疫複合体(immune complex)は,したがって生理的なものとして存在しうるが,多くの場合網内系によって速やかに処理されているであろう.しかし,immune complexの量が一定の範囲を越えて増加したり,質的に異常なものが生じたりすれば,病的状態を引き起こす因子となるであろうことは十分に考えられる.実際,いくつかの疾患において,immune complexの病態形成にかかわる役割が注目されており,immune complex diseaseという概念も生まれている.immune complexの量的あるいは質的な把握は,それゆえ,これら疾患の研究に重要な課題となっているが,現在までのところ,多くの診療機関がそろって取り上げるほどに確立した方法は開発されていない.以下,疾患とimmune complexの関連,現在行われているimmune complex測定法とその問題点について述べることとする.

組織内金属の測定法

著者: 平間元博 ,   藤岡保範 ,   恩村雄太

ページ範囲:P.143 - P.147

 生体内に生理的に存在する微量金属が種々の疾患で増減することはよく知られている.一方,生理的,非生理的を問わず,ある種の金属が生体内に過剰に蓄積して病的状態(中毒症)を惹起することも周知の事実であり,その際,血液,尿,尿,唾液,汗,胃液,胆汁,リコール,乳汁などに含まれる金属を測定することが必要不可欠である.更に,場合によっては手術あるいは剖検により得られた臓器や組織内の金属含量を測定すれば,より正確に疾患との関係を推測することができる.しかし,材料の制限(生検材料では量的に不足),測定に要する装置,手技などが高価で,やや繁雑なこと,一定の確立された方法がないことなどから,現在では,まだルーチン化していない.しかし,今後,その必要性はますます高まるものと思われるので,著者らの今までの経験に基づき基本的事項と注意すべき点について述べてみたい.
 測定のプロセスは次のごとくである.①試料の採取②乾燥,③灰化,④原子吸光分析,以下,項目ごとに述べてみよう.

総説

呼吸器インピーダンス

著者: 阿部直 ,   冨田友幸

ページ範囲:P.149 - P.154

 呼吸器インピーダンスをオッシレーション法により測定する原法は,1959年DuBoisら1)によって開発された.以後,測定に当たっての具体的方法はかなり改良され,現在では我が国においても臨床換気機能検査機器の一つとして,呼吸器インピーダンスの測定装置が広く使用されている.
 本稿では,臨床的に普及している3Hz呼吸器インピーダンスを中心として,呼吸器インピーダンスの概念,測定原理,測定値の評価などについて解説し,呼吸器インピーダンスの詳しい理論については最後に付記した.

臨床化学分析談話会より・42<関東支部>

入り口を見つけよう—膵機能検査へのアプローチ

著者: 溝口香代子

ページ範囲:P.155 - P.155

 第196回分析談話会(1976.10.19)は,東大薬学部記念講堂で開催され,臨床病理学会,電気泳動学会,消化器病学会などを控えていたにもかかわらず,多数の参会者で満員となった.今回は"診断へのアプローチ・シリーズ"の第4回目として,順天堂大伊豆長岡病院内科・内藤聖二先生に"膵機能検査へのアプローチ"というテーマで,また虎の門病院消化器外科・池永達雄先生には"アミラーゼの臨床的意義"というテーマで話題提供をしていただいた.
 内藤先生は,他の疾患に比べて膵疾患の場合,診断基準となりうる検査が少ないこと及びいくつかの検査の可能性について提案をされ,臨床側からの要望を終始強調された.

臨床検査の問題点・87

Rate assayとは何か

著者: 斎藤正行 ,   仁科甫啓

ページ範囲:P.156 - P.162

 酵素の測定法は,国際生化学連合(IUB)の勧告もあり,現在の主流が酵素活性の初速度測定にある.これは従来からの終末法とどう違うのか,またどんな長所・短所を持っているのか──この辺でrateそのものを見直してみるのもよいだろう(カットは化学反応の種類).

検査と疾患—その動きと考え方・2

肝疾患

著者: 上野幸久 ,   遠藤了一

ページ範囲:P.163 - P.171

 患者 M.S.48歳,男子.
臨床診断肝硬変+肝癌(ヘパトーム)

Ex Laboratorio Clinico・2

薬剤耐性伝達因子(R因子)の発見

著者: 秋葉朝一郎

ページ範囲:P.172 - P.178

 上述したところを要約すると次のようになる.多剤耐性赤痢菌の発生の機序は,疫学的,臨床的ならびに実験的諸事実に照らして,薬剤の直接的作用によるという従来の学説では説明しえない.抗生剤の普及に伴って健康人の腸管内に多剤耐性大腸菌が出現し保有されていることから,かかる保有者が赤痢菌の感染を受けた場合には,耐性大腸菌から耐性が赤痢菌に伝達されるのではなかろうかという仮説を立てて検討し,in vitroおよびin vivoにおいて大腸菌,赤痢菌間において耐性の伝達が起きることを確かめた.この耐性伝達の機序は,接合によるものであるが,伝達される耐性因子(transferable resistance factorと呼んだ)は,染色体性のものではなく細胞質性遺伝子(cytoplasmic genetic element, plasmid)であって,原則的には薬剤耐性以外の形質の移入を伴わない.これらの諸事実の立証が,余ら研究グループの伝達性耐性因子(R因子)発見に至るまでの考え方と実験との経緯である.

学会印象記 第27回電気泳動学会総会

日常検査の中から研究への手掛かり

著者: 松谷牧子

ページ範囲:P.179 - P.179

 電気泳動学会は回を重ねるに従い,演題数の増加,講演内容の多彩化が目立っているが,第27回電気泳動学会総会は10月27〜29日の3日間,赤井貞彦総会長(新潟県立ガンセンター外科)のもとに新潟市の県民会館において開かれた.演題は特別講演として教育講演,児玉賞受賞講演がそれぞれ2題,シンポジウム7題および一般講演53題であり,量および質ともに充実した内容であった.
 学会初日の教育講演では,菅野(すがの)浩先生(新潟大・理学部)の「電気泳動の発展と歴史」があり,チゼリウスの電気泳動から始って,最近の等速電気泳動まで,菅野先生自身の豊富な研究,経験に基づいた各種泳動法の解説をされ,学会発足当初のメンバーの諸先輩方には感慨深く,若い人たちには貴重な講演内容であった.次いで河合忠先生(自治医大・臨床病理)の教育講演「電気泳動法による血清蛋白分画の臨床的意義」では,セルロース・アセテート膜電気泳動法を中心に,タンパク分画の詳細な解析とその臨床的意義を明解に述べられ,電気泳動が病態解析のうえにいかに重要な手段であるかを強調された.

座談会

小児の集団検尿

著者: 小沼哲 ,   五十嵐すみ子 ,   岡田敏夫 ,   酒井糾 ,   林康之

ページ範囲:P.180 - P.188

 毎年,学校保健法により,全国の学童に行われている集団検尿は,技術的・管理的な問題点を多く含んでいる.検査法の選択,自動化の導入あるいはスクリーニングされた"患者"や保留群のケアなど目前の課題を集検の技師,専門医に現状と将来を語っていただく.
(1976年10月開催)

新しい心機能検査法・2

容積脈波と血行動態

著者: 稲垣義明 ,   増田善昭

ページ範囲:P.189 - P.197

 心拍に伴う心・血管系の周期的な容積変動を曲線として記録するいわゆる容積脈波1)には動脈脈波,静脈脈波,心尖拍動曲線,指尖容積脈波,エレクトロカイモグラフィなどがあるが,ここでは動脈脈波,特に頸動脈脈波と心尖拍動曲線について主に取り上げ,その実際の記録技術,測定法とその血行動態的意味について述べる.なお,動脈脈波および心尖拍動曲線は容積変化と圧変化が重なったものであり,通常の方法ではこの両者を区別して記録することは難しく,また,容積変化と圧変化曲線の間には著しい差はないので2),ここでは両者を特に区別することなく用いる.

新しい赤血球の検査・2

赤血球膜の検査法

著者: 八幡義人

ページ範囲:P.198 - P.205

 赤血球膜に関する検査法の多くはまだ研究室レベル1,2)にあり,試行錯誤により日々改良されているものが多い.この事実は,膜研究が赤血球領域のなかでも,ヘモグロビンや血球酵素関係における研究の進歩と比較して著しく遅れていることと表裏一体をなしている.その理由として以下の事実が考えられる.すなわち,①赤血球の膜成分の含量が細胞質のそれと比較して,著しく少量であり,②これら膜成分が,膜構造のなかで互いに立体的に配置されて初めて十分な機能を有すること,③膜成分,特に膜タンパクの可溶化に難点があったこと,などが主であろう.
 以上の幾多の困難にもかかわらず,膜研究は着実に進展してきており,近い将来最も重要な分野の一つとなるであろう.赤血球膜研究の現状については紙面の都合上,総説3〜9)を参照されたい.以下,赤血球膜に関して,①細胞形態,②細胞のレオロジー(rheology),③膜輸送などの膜機能,④膜タンパク,⑤膜脂質,⑥膜酵素,⑦免疫学的特性,などに関する,現時点における検査法10〜12)について述べたい.

編集者への手紙

水—紫外線—ヒビテン—Pseudomonas cepaciaについて

著者: 藪内英子

ページ範囲:P.206 - P.207

 Pseudomonas aeruginosaは臨床材料からの検出頻度と感染症例の件数で他のPseudomonas属菌を大きく引き離し,非発酵性グラム陰性杵菌の臨床細菌学で最も重視されてきました.ところが近年Pseudomonas cepaciaの分離例が多くなり,病院によっては日常細菌検査での検出件数がP.aeruginosaを抜いて第1位を占めているところもあります.分離例の増加は感染症例の発生に結び付きます.分離例増加の要因としては検査水準の向上と菌の蔓延とが考えられます.菌が持っている生理,生化学的特性と,菌をとりまく環境条件が適合したとき,菌の蔓延がひそやかに進行し続けるのでしょう.そこでP.cepaciaの蔓延にかかわる菌側と環境側の要因についての知見をお知らせします.

自動分析装置の導入に対して検査技師はどう対応するか

著者: 三井悦三

ページ範囲:P.207 - P.207

 自動分析装置を導入した場合,まず我々は良いデータを出す必要があるのは当然なのですが,それ以外に機械に強くなる必要があると思います.例えば故障対策ですが,ある程度の故障は我々が修理すべきでしょう.また,何年か使用した場合の補修などもできるだけ自分でやることが必要です.そこで,ベックマンDSA 560(1973年10月購入,ディスクリート方式)を例にしてどのように機械に取り組んでいるかを報告したいと思います.

新しいキットの紹介

T3-リアキットⅡの使用経験

著者: 扇谷茂樹 ,   村中修 ,   久城英人

ページ範囲:P.208 - P.212

緒言
 3,5,3'-Triiodo-L-Thyronine (以下,T3と略)は,1952年,Gross and Pitt-Riversら1)によってヒト血中での存在が見い出された。
 T3は同じ甲状腺の生理活性成分であるL-Thyroxine(T4)に比べてその血中濃度は1/50〜1/100にすぎないが,生理作用の効果は数倍強力で,かつ速効性に富み,甲状腺機能の調節,維持にT4とともに重要な役割を果たしている2)

Laboratory Instrumentation

心電計

著者: 渡辺泰治郎 ,   桜井隆

ページ範囲:P.214 - P.217

 心電図(検査)記録は一般外来のほか,救急時,手術中,重症患者監視,集団検診などの健康管理にと幅広く用いられるようになり,もう特殊な検査ではなくなった。このように数多く使われるようになった理由の一つに,心電計の性能が大幅に向上して,いつでも安心して使えるようになったことをあげるができよう.
 このために,その取り扱い方や心電図を記録するための教育や,特別な訓練を受けなくても数回の練習だけで,だれにでも気軽に操作できるようになった.それだけに時々読めない心電図が発生する.読めない心電図ではいくら記録しても役に立たないし,心電図と言うことはできない,なぜそうなるかの原因には大きく分けて二つあるが,一つは心電計そのもの(hard)の不具合を知らずに使っている.もう一つは,心電計の取り扱い方と,被検者を含めた周辺(soft)の問題とがあげられる.そこで日常心電計を使いながらその性能を点検し,異常を早期に発見し,それを整備して,常に読める心電図を記録するための,心電計の扱い方とチェックのポイントを記してみる.

検査室の用語事典

呼吸機能検査

著者: 田村昌士 ,   遠藤和彦

ページ範囲:P.219 - P.219

10) Alveolar capillary membrane;肺胞毛細管膜
 O2は肺胞から血液中に移動するとき,肺胞膜,間質液及び毛細管膜,すなわち肺胞毛細管膜を通って拡散される.更にO2は血漿,赤血球膜を通ってヘモグロビンと化学的に結合する.ガス拡散能力(DL)はこれらの全過程について測定するものであり,膜拡散能力(Dm)は肺胞毛細管膜のガス拡散機能を表す.

免疫・血清学的検査

著者: 松橋直

ページ範囲:P.220 - P.220

12)α1—antichymotrypsin (α1X)
 ヒト血清α1—globulinの一種.キモトリプシン阻害作用がある.

質疑応答

臨床化学 データの有効数字

著者: T生 ,   臼井敏明

ページ範囲:P.221 - P.223

 〔問〕生化学のデータを報告書に書く場合,例えばコレステロール206.0,クンケル7.0と小数点まで書いていますが,有効数字,生理的変動,測定誤差など考え合わせると,小数点以下0をつけるのはかえって間違っているのではないかと思います.またカルシウム,カリウムなど4.5と小数点以下まで必要ではないかと思われる場合もあり,具体的にデータ数字の記入法について教えてください.

臨床化学 分離血清とフィブリン析出

著者: S子 ,   上田智

ページ範囲:P.223 - P.224

 〔問〕血清分離して放置しておくとフィブリンが析出してくる場合があり,遠沈除去してしばらくすると再び析出するという血清がありますが,正常血清とどんなところが違うのでしょうか.また臨床的に何か差がありますか.

臨床化学 唾液の臨床化学検査

著者: S生 ,   奥田清

ページ範囲:P.224 - P.226

 〔問〕唾液の尿素を簡単に検査して尿毒症の診断ができるという話を聞きました.また最近,唾液中の抗てんかん薬(ジフェニルヒダントインなど)の濃度が血中濃度に比例しており,採血しなくとも唾液を調べればよいという報告もみました.唾液を調べることは血液定量の代わりになりうるのでしょうか.どんな成分が他に測定できるのでしょうか.その精度,また唾液採取の仕方などについてご教示ください.

病理 硬組織の脱灰標本

著者: N生 ,   清野和夫

ページ範囲:P.226 - P.227

 〔問〕硬組織,特に頭蓋骨や大腿骨の脱灰標本をパラフィンで包埋した場合,脱灰は十分できていても,薄切時に局所的に厚い切片が得られたり,時によっては骨組織が部分的に剥離してくるようなことがありますが,パラフィンを用いるための宿命的なものでしょうか,お教えください.

病理 ガラスナイフによる超薄切片のナイフマーク

著者: A生 ,   串田弘

ページ範囲:P.227 - P.228

 〔問〕最近,腎生検のブロックを薄切し始めたのですが,標本上のメス傷がひどく目立ちます.以前同様にして作ったガラスナイフで薄切した肺癌組総などの標本は,これほどメス傷がひどくはありませんでした.ガラスナイフは,LKB社7800ナイフメーカーを用いて作っています.考えられる原因と対策をお教えください.

臨床生理 針電極の消毒法

著者: Y生 ,   村井由之

ページ範囲:P.228 - P.229

 〔問〕筋電図検査に使用する針電極の消毒法についてお教えください.

血液 血管内凝固症候群のスクリーニング検査

著者: O子 ,   松田道生

ページ範囲:P.229 - P.231

 〔問〕血管内凝固症候群と思われる患者について,これが血管内凝固症候群であることを確認するためのスクリーニング検査とはどのようなものがありますか.一般の病院での検査法も教えてください.

検査機器 ガラス製検査器具の経年度化

著者: M子 ,   木下義夫

ページ範囲:P.231 - P.233

 〔問〕血球計算板,メランジュール,メスピペットなどの経年誤差はあるものでしょうか.もしあるならば何年ぐらいまで使用可能でしょうか.

雑件 中検におけるRI検査と法規制

著者: S子 ,   吉沢康雄

ページ範囲:P.233 - P.234

 〔問〕RI-assayによる検査法が普及し,中検での取り扱いが増加していますが,設備,建物および健康管理などについての法規制はどうなっているのですか.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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