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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査57巻9号

2013年09月発行

雑誌目次

今月の特集1 肺癌診断update

著者: 山田俊幸

ページ範囲:P.959 - P.959

 肺癌は,実数は増加してないとはいえ,死亡数で男性の1位,女性の4位と「目立つ」癌の1つです.本特集はまず疫学的な観点から肺癌の実態をオーバーヴューして,次いで肺癌の診断を総論的,各論的に学習することをねらいとしました.総論的には,診断においては「疑う」ことの主役は依然,画像診断であり,加えて細胞診が重要です.「確定」は気管支内視鏡生検における病理診断によります.これらの現状につき,各論的に解説していただきました.検体検査はこれまで脇役でしたが,ALK融合遺伝子のような切り札的遺伝子マーカー,ProGRPのような組織特異性の高い腫瘍マーカーの登場で,病型診断に寄与できるようになってきました.肺癌を臨床検査全般で考えていくきっかけとなれたら幸いです.

肺癌の最近の動向

著者: 雑賀公美子

ページ範囲:P.960 - P.965

■年齢調整罹患率は近年顕著な変動はなく,年齢調整死亡率は近年低下傾向にある.

■5年相対生存率は,全ての進行度において年々改善している.

■肺癌の予防対策としては喫煙対策を中心とした罹患率の低下と,死亡率低減効果のあるがん検診を行うことである.

肺癌診断の概略

著者: 森清志

ページ範囲:P.966 - P.971

■肺癌診断には,大きく分けて画像診断,病理診断があり,補助的診断として,腫瘍マーカー検査と分子診断(EGFR遺伝子変異,ALK融合遺伝子など)がある.

■画像診断は,①病変の存在診断(検診も含め),②病変の質的診断,③進展度診断(臨床病期診断)の3つに分けられる.

■病理診断には,①病変の悪性の有無の確定診断,②治療方針の決定,③小細胞癌か非小細胞癌かの判定,および非小細胞癌に関しては,扁平上皮癌か非扁平上皮癌(腺癌,大細胞癌等)かの判定,以上の3点が不可欠である.

喀痰細胞診の実際

著者: 青木裕志 ,   浅見志帆

ページ範囲:P.972 - P.976

■喀痰は,肺癌スクリーニング検査として,有効な検査法である.

■喀痰には,新鮮喀痰と粘液融解法やポストチューブ法により得られる保存痰があり,おのおの標本作製法は異なる.

■細胞診断は,Papanicolaou分類や各判定区分にのっとって判定するとともに,組織型の推定を行い,必要に応じて特殊染色および免疫細胞化学(免疫染色)を施行する.

■喀痰を取り扱う際は,結核をはじめとしたさまざまな病変体による感染危険性を考慮し,十分な感染対策を施したうえで検査にあたることが重要である.

気管支肺生検の実際

著者: 横瀬智之 ,   渡部真人 ,   河内香江

ページ範囲:P.977 - P.981

■肺生検は肺癌診断のために重要な手技である.

■肺生検材料は診断のためのみならず,種々の治療選択のために使用される時代となり,十分量採取することが重要である.

■肺生検組織診断は病変全体をみていないため,手術材料の病理診断名と異なる名称をつける場合がある.

肺癌の画像診断

著者: 荒川浩明

ページ範囲:P.982 - P.987

■肺癌の診断に画像診断の占める部分は大きい.特にCTは中心的な役割を果たす.

■CTは腫瘍の存在診断,質的診断,ステージングなど全ての画像診断の中心となる.

■陽電子放射断層撮影(PET)は術前ステージングに重要であるが,良悪性の不明な段階でマネジメントに参考にされることがある.

■肺癌の低線量CT検診は,高いリスクを有する群で死亡率低減効果があると考えられるが,いまだ議論が多い.

腫瘍マーカーの使い方

著者: 土谷智史 ,   永安武 ,   山崎直哉 ,   松本桂太郎 ,   宮崎拓郎

ページ範囲:P.988 - P.996

■腫瘍マーカーの臨床的意義は,癌の診断の補助,癌治療の効果判定とモニタリング,再発および予後の予測因子に分けられる.

■肺癌の組織型によって,上昇する可能性の高い腫瘍マーカーが同定されており,診療報酬とのかかわりから,最も有効な組み合わせを考える必要がある.

■分子マーカーの臨床的意義は,主に分子標的治療薬への薬効の予測であり,肺癌では上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異とEML4-ALK融合遺伝子が注目を集めている.

今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

著者: 山内一由

ページ範囲:P.997 - P.997

 精確なデータを迅速に提供することが臨床検査室の第一義的な使命ですが,それだけに終始していてよいのでしょうか? 高性能な自動分析装置が普及し,さらには標準化が進展して,「誰でもどこでも」が当たり前になってくると,そういった疑問が湧き上がってきます.一方,個々の検査値の質は飛躍的に高まりましたが,果たして,多大な労力を費やした分だけ臨床で活用されているのだろうか? という疑問も生じてきます.

 検査室は,精確性や迅速性に加えて何を追求すべきか? もちろん,最先端検査技術の開発も大事な仕事ですが,まずは,データに付加価値を付与していくことが重要かと思います.それには,検査値が読めるようにならなければいけません.

総蛋白・アルブミンの異常と病態

著者: 本田孝行 ,   菅野光俊 ,   川崎健治

ページ範囲:P.998 - P.1003

■総蛋白=アルブミン+グロブリンであるので,総蛋白はアルブミンもしくはグロブリンの変化により変動する.

■アルブミン産生および消費(異化)のメカニズムを系統的に理解する.

■産生および消費(異化)の両面から,アルブミンの変動を解釈する.

■他の複数ルーチン検査(基本的検査)項目を加えて,アルブミンが増減する病態を考察する.

ZTT・TTTの異常と病態

著者: 金原清子

ページ範囲:P.1004 - P.1008

■膠質反応は,血清アルブミンの減少,グロブリンの増加を反映している.硫酸亜鉛混濁試験(ZTT)はγ-グロブリンとよく相関し,チモール混濁試験(TTT)はγ-グロブリンのほか脂質蛋白(リポ蛋白)の増加にも反応する.

■膠質反応は種々の要因により変動するので,診断的価値は高いとはいえないが,慢性肝疾患の発見に有用である.しかし,変動機序に不明な点が多く,測定上の問題もあるため,欧米ではほとんど用いられていない.

■ZTTは主として慢性肝疾患の経過観察および急性肝炎遷延化や再燃の指標として有用性が高い.TTTは急性肝炎,特にA型肝炎で上昇が顕著である.慢性肝炎や肝硬変ではZTT,TTTともに上昇するが,A型急性肝炎(通常,発症第2週から)ではTTTがZTTと解離して上昇することが特徴であり,免疫グロブリンM(IgM)の増加を反映していると考えられている.

血液尿素窒素の異常と病態

著者: 久野芳裕 ,   宇田晋 ,   秋澤忠男

ページ範囲:P.1009 - P.1013

■尿素窒素は,生体内で蛋白質が分解され生じる窒素化合物である.

■尿素窒素は腎機能障害の指標として用いられるが,腎機能障害以外の病態でも異常値を呈することがある.

■尿素窒素の異常値を認めた場合,BUN/Cr比を用い,その原因となる病態が腎性か腎外性かを推測することができる.

■尿素窒素異常を呈した患者では,病態と合わせ原因を的確に評価することが重要である.パニック値レベルの異常を認めた際には,担当医への早急な連絡が必要となる.

Ca異常と病態

著者: 小澤安則

ページ範囲:P.1014 - P.1019

■血清カルシウム(Ca)で生物学的作用をもつのはイオン化Caであり,血清Caの過剰,不足はイオン化Caの濃度で判断するのが正しい.しかしイオン化Caの測定上の問題などから,ほとんどの場合それとよく相関する総Ca値で代用する.

■血清Caの異常は総Ca値で判断するが,血清アルブミン(Alb,最もCaと親和性の高い血清蛋白)が4g/dL以下と低い場合には,計算式により補正を行う必要がある(アルブミン補正Ca値).

Na・Clの異常と病態(酸塩基平衡異常)

著者: 東條尚子

ページ範囲:P.1020 - P.1024

■血清Na濃度に異常を生じた場合,血漿浸透圧,尿浸透圧,尿中Na濃度を同時に測定して病態を鑑別する.

■血清Cl濃度の異常は,Na代謝異常に伴うか,重炭酸イオン(HCO3)濃度または他の陰イオンが変動する酸塩基平衡障害に伴うかのいずれかである.

■血清Cl濃度の異常で,酸塩基平衡障害が疑われる場合は,HCO3を同時に測定してアニオンギャップ(AG)を計算し,病態を鑑別する.

Feの異常と病態

著者: 藤原亨 ,   張替秀郎

ページ範囲:P.1025 - P.1029

■貧血の鑑別においては,鉄代謝動態の把握が重要である.

■鉄代謝やその関連マーカーの意義を理解することが重要である.

■貧血の治療の過程における鉄代謝動態のモニタリングも重要である.

表紙の裏話

目玉親父と網膜研究

著者: 星秀夫

ページ範囲:P.958 - P.958

 ヒトの視覚を説明するとき,よくたとえにカメラが使われる.水晶体がレンズの働きをし,外界からの光を集めピントを合わせて網膜に像を映す.網膜に並ぶ光受容体が,この光を電気シグナルに変換し,視神経を経由して脳に送ると映像として認識される.

 カメラにおけるフィルムのような役割を担う網膜は,複数種類の細胞で構成される多層構造をしている.視覚情報は,網膜の中で視細胞→双極細胞→神経節細胞と順に情報伝達され,中枢へ送られる.その情報伝達経路は,大きく2つにわかれる.まず明るいときに応答する細胞をON型,暗いときに応答する細胞をOFF型と呼ぶ.ON型の双極細胞はON型の神経節細胞とシナプスを作り,明るいという情報を伝達する.これがON経路であり,逆に暗いときはOFF型細胞同士が作るOFF経路が働く.

INFORMATION

千里ライフサイエンスセミナーE3「創薬関連分子の構造生物学の最前線」

ページ範囲:P.1008 - P.1008

日 時:2013年10月16日(水) 10:00~16:10

場 所:千里ライフサイエンスセンタービル 

    5Fライフホール

第37回(平成25年度)東京電機大学ME講座―先端技術がひらく医療と福祉の未来

ページ範囲:P.1061 - P.1061

開講期間:2013年9月24日(火)~11月26日(火)

 毎週火曜日,全10回

時 間:1時限目 18:30~19:45,2時限目 19:55~21:10

Advanced Practice

問題編/解答・解説編

ページ範囲:P.1030 - P.1030

「Advanced Practice」では,臨床検査を6分野に分け,各分野のスペシャリストの先生方から,実践的な問題を出題いただきます.

知識の整理や認定技師試験対策にお役立てください.

異常値をひもとく・9

血清総コレステロールの高値と高トリグリセリド血症を伴う脂質異常症の診断―LDLコレステロールの高値を紐解く

著者: 吉田博

ページ範囲:P.1031 - P.1034

Ⅲ型高脂血症の概要とレムナント様リポ蛋白

 家族性Ⅲ型高脂血症はアポリポ蛋白(apolipoprotein;Apo)E2/E2遺伝子型を基盤にもち,レムナント様リポ蛋白(remnant like particles;RLP)が血中に増加する原発性高脂血症である.極めてまれであるが,ApoE欠損症からも発生する.Ⅲ型高脂血症では,高コレステロール血症と高トリグリセリド(triglyceride;TG)血症を呈し,超低比重リポ蛋白(very low-density lipoprotein;VLDL)でありながら電気泳動上では低比重リポ蛋白(low-density lipoprotein;LDL)と同様にβ位に泳動されるβ-VLDLという異常なリポ蛋白の増加が特徴的である.

 先述のRLPはカイロミクロンレムナントとVLDLレムナント〔(中間比重リポ蛋白(intermediate-density lipoprotein;IDL)〕からなるが,Ⅲ型高脂血症では特にIDLの増加が認められる.RLPの増加は,その動脈硬化惹起性やハイリスク例スクリーニングの有用性などにより,臨床的に評価される1)

エラーに学ぶ医療安全・9

時系列事象関連図の作成―血液検体の取り違いにより再検査となった事例

著者: 河野龍太郎 ,   筑後史子 ,   田村光子

ページ範囲:P.1035 - P.1042

はじめに

 第6~8回の3回で,尿検体の取り違い事例について分析を行った.大まかな手順はご理解いただけたと思うので,今回はもう少し複雑な事例について分析してみよう.

 なお,今回の事例も過去の報告などを参考に創作したものであり,患者氏名,病歴,病院名など実在の事例ではないことをお断りしておく.

次代に残したい用手法検査・3

計算盤を用いた赤血球数,血小板数,白血球数の算定

著者: 大沼沖雄

ページ範囲:P.1043 - P.1050

はじめに

 現在,血球算定は,操作の容易さ,処理能力,再現性の高さなどから自動血球算定装置が広く使われている.自動血球算定装置の測定原理は,①検出孔を血球が通過すると電気抵抗の変化が生じるため,それを数えて算定する電気抵抗法と,②フローセルに光(レーザー光など)を照射し,通過する血球を算定する光学的算定法の2つに分けられる.しかし,この機器は,血球と同じ大きさの血球外粒子も“血球”として数えてしまう欠点があるため,懐疑的なデータが出現した場合に昨今の装置のブラックボックス化に伴い,検証することが極めて困難である1)

 一方,古典的な血球算定法としては計算盤を用いた方法が挙げられる.計算盤を用いた血球算定は,再現性には難があるが,個々の血球を確認しながら数えられるという利点がある.さらに,この方法は血球算定以外にも,骨髄細胞数や培養細胞,血球外の粒子(花粉など)の算定も可能であり臨床的有用性も高い.

 本稿では,忘れ去られようとしている古典的な方法である計算盤を用いた血球算定について述べる.

研究

運動後の酸素摂取量減衰と運動強度および最高酸素摂取量との関係

著者: 田嶋明彦 ,   西村美里 ,   吉野優里

ページ範囲:P.1053 - P.1057

目的:peak exercise時のVO2(mL/min)と安静時 VO2(mL/min)の差の50%の値に,運動終了直後から低下するまでの時間〔T(1/2)VO2〕が,予後指標としてpeak VO2の代用となりうるかについて検討した.

対象:健常な男女20名(男性10名,女性10名.年齢は21.1±0.8歳).

方法:坐位自転車エルゴメータによる心肺運動負荷試験(CPX)を施行した.負荷方法は,安静4分,20W4分のウォーミングアップに続き,20W/分の割で強度を漸増した.運動直後のT(1/2)VO2をpeak WR(最大運動強度),75%peak WR,50%peak WRとそれぞれ測定した.

結果:peak VO2は,peak WRのT(1/2)VO2とy=-0.61x+86.52 r=-0.85,75%peak WRのT(1/2)VO2とy=-0.65x+88.22 r=-0.82,50%peak WRのT(1/2)VO2とy=-0.57x+83.98 r=-0.76の良好な負の相関を示した.

考察:T(1/2)VO2は,同一被検者の異なった運動強度でもほぼ同じ値を示し,peak VO2とも良好な負の相関を示した.今回の検討から,T(1/2)VO2は心不全の重症度を表す指標と考えられ,peak VO2の代用となりうる可能性が示唆された.

短報

伴侶動物におけるメチシリン耐性ブドウ球菌属の検出状況

著者: 露木勇三 ,   高木慶子 ,   三舩一美 ,   久保勢津子 ,   村山信雄

ページ範囲:P.1058 - P.1060

 伴侶動物におけるメチシリン耐性ブドウ球菌属の分離状況を調べた.その結果,高率に耐性菌が検出され,年々増加する傾向が認められた.また,ヒトからはあまり分離されないS. intermedius Groupでもメチシリン耐性株が検出された.獣医療においても抗菌薬を使用する場合には,事前に薬剤感受性検査を実施して適切な薬剤を選択することが求められると考えられた.

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バックナンバー一覧

ページ範囲:P.981 - P.981

「検査と技術」9月号のお知らせ

ページ範囲:P.987 - P.987

投稿規定

ページ範囲:P.1062 - P.1062

次号予告

ページ範囲:P.1063 - P.1063

あとがき

著者: 岩田敏

ページ範囲:P.1064 - P.1064

 7月も20日を過ぎ,子どもたちの夏休みも始まりました.今年は梅雨が明けるのがとても早かったのですが,梅雨明けと同時に連日の猛暑で,熱中症の話題が毎日のようにニュースで流れております.以前は,熱中症のことがこれほど話題になることはなかったように思いますが,これも日中の気温が35℃を超え,場所によっては40℃近いような猛烈な暑さのせいなのでしょうか? それとも空調に慣れてしまった私たちの体温調節機構が,鈍ってしまったせいなのでしょうか? まだ若かった高校生の頃,野球部の夏合宿で,40℃以上の炎天下のグラウンドで,十分な水分・塩分補給もせずに1日中走り回っていましたが,熱中症で倒れた仲間は一人もいなかったと記憶しております.いずれにいたしましても,熱中症を防ぐためには,涼しくして,水分と塩分を十分に補給することが肝要です.幸い,原発が稼働せず電力供給に問題があるといいながらも,今年は節電を強要されることはないようですので…….

 さてアツイ話はこのくらいにして,今月号の「臨床検査」について触れることにいたします.2013年1月号から誌面をリニューアルし,毎号二つのテーマについて話題を提供することになった本誌ですが,9月号では,第1のテーマに“肺癌の診断”を,第2のテーマに“日常検査から見える病態シリーズ”として生化学検査を取り上げました.肺癌は日本人が罹患する癌のなかでは最も死亡者数が多く,現在も横ばい傾向にあります.新しい抗癌剤が開発され,画像診断,病理診断,腫瘍マーカー診断などの実践的な診断法が,治療法の選択に直結するため,臨床検査の果たす役割は極めて重要になっています.第2のテーマ“日常検査から見える病態”は,日ごろ行っている臨床検査の結果が,臨床の現場でさまざまな疾患の病態の変化を捉えるのに,いかに役立っているかについて考えることを意図した企画です.どちらのテーマも,最近の考え方について,ご専門の先生方からわかりやすく解説していただきましたので,ベテランの方にも若手の方にも興味を持っていただける内容だと思います.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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