微生物検査は適切な感染症診療を行うためになくてはならない検査であり,微生物検査のデータなしには,日常診療を進めていくことはできない.実際に臨床の現場では,感染症を疑って治療する場合,まずは血液培養をはじめとする必要な培養検体を採取してから,抗微生物薬の投与を開始するようにしているし,そのように研修医や学生に対しても指導している.また微生物検査の結果が判明した後は,そのデータを基に,より適切な治療法を選択していくことになる.施設内感染防止対策をはじめとする感染制御の面でも,耐性菌サーベイランスやアウトブレイクがあった場合の疫学調査など,微生物検査なしに対策を進めていくことはできない.
雑誌目次
臨床検査58巻11号
2014年10月発行
雑誌目次
増刊号 微生物検査 イエローページ
Ⅰ章 感染症診断
医師による臨床診断
著者: 青木洋介
ページ範囲:P.1200 - P.1205
●丁寧な問診および身体診察が,適正な臨床診断に不可欠である.
●臨床病態を広い鑑別視点で捉えながらも,可能性あるいは頻度の高い疾患を想定することが,検査結果の正しい解釈のために必要である.
●患者病態を集約するプロブレムリストが同じでも,性と年齢により診療アプローチは時に全く異なる.
●固有感染臓器の同定に至っても,全身的感染症である場合があるため,系統的診察および一次検査結果(末梢血,血液生化学)を軽視してはならない.
●免疫抑制患者の診療においては,感染防御能の3つの亜型(好中球,細胞性面積,液性免疫)を知っておくことが原因菌診断も役立つ.
●高齢者の診療では健常成人と異なり,感染臓器特異的な症状の訴えが乏しいため,疾患頻度を重視した診断アプローチが必要となる.
微生物検査の依頼と検査結果の読み方
著者: 長沢光章
ページ範囲:P.1206 - P.1212
●微生物検査を依頼する場合は,検査依頼・目的を明確にし,検体の採取・保存・輸送にも注意する.
●自施設における微生物検査の検査内容および方法を臨床と協議し,お互いに十分理解しておく.
●検出菌や薬剤感受性結果は,感染症診断・治療の一助であり患者の臨床所見や感染症マーカーなどの他の検査結果も踏まえて総合的に判断する.
●院内感染対策にも大きく貢献することができる.
Ⅱ章 検査の基本手技・進め方
検体採取・取り扱い
著者: 川上小夜子
ページ範囲:P.1213 - P.1225
●微生物検査用検体は,抗菌薬投与前に採取する.
●検体採取時には,常在菌や消毒薬の混入を避け,適切な容器に採取する.
●採取後速やかに検査を開始できない場合には,検体を適切な条件で保存する.
●検体採取時,輸送時,検査時にはバイオハザード対策を講ずる.
塗抹染色検査
著者: 西山宏幸
ページ範囲:P.1227 - P.1234
●塗抹染色検査は感染症患者の初期治療に役立つ基本的な検査である.
●簡易で迅速性に優れる検査であるが,信頼性の高い情報を得るためには,染色技術に習熟し,観察された現象を解析できるだけの感染症の知識を備えている必要がある.
●臨床と連携して感染症治療に当たることを念頭に置いて検査を遂行し,迅速かつ正確な結果報告に心掛ける.
培養・同定検査
著者: 三澤成毅
ページ範囲:P.1235 - P.1241
●培養および同定検査は,感染症の起炎菌を検出し,病原体診断のための情報を提供することが目的である.
●培養・同定検査は微生物検査の根幹をなし,核酸増幅法による遺伝子検査より感度が高い.しかし,検査に日数を要し,かつ一般の検査室における日常検査では全ての微生物を培養,同定できないという問題点がある.
●培養および同定検査の特徴と限界を整理し,検査を適確に進めるために知っておかなければならない疫学,考え方および原則を解説した.これらは,検査室側と診療側の両者が共有していなければならない.
●同定検査では,同定のレベルに関する考え方と原則,および結果報告について解説した.パニック値に相当する菌種や報告ルートは,医療安全上必須でありルールとして定めておかなければならない.
薬剤感受性検査
著者: 大塚喜人
ページ範囲:P.1242 - P.1246
●薬剤感受性検査結果は,過去に蓄積したデータも含めて薬剤選択の際に指標となる.
●ブレイクポイントは,S,I,Rに変換するために基準となる薬剤濃度値である.
●毎年改定されるブレイクポイントに対応するためには,最小発育阻止濃度(MIC)測定が必要である.
●MIC値が最も低いからといってその薬剤を選択するのは適正な薬剤選択とはいえない.
Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陽性球菌
A群溶連菌
著者: 輪島丈明
ページ範囲:P.1247 - P.1249
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性球菌である.
・5〜10%濃度のCO2存在下で培養すると発育が促進される.
・0.6〜1.0μmの球形をしており,連鎖している.
・細胞壁成分であるC多糖体を抗原とするLancefieldの分類では,A群に属する.
・血液寒天培地上で直径1mm程度のやや白色の盛り上がったコロニーを形成し,β溶血性を呈する.
B群溶血性レンサ球菌
著者: 長野則之 , 長野由紀子
ページ範囲:P.1250 - P.1253
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性球菌,連鎖状の配列を形成.
・鞭毛を有さず,芽胞を形成しない.
・β溶血性,時に非溶血性.
・Lancefieldによる細胞壁群特異的多糖体(C多糖体,C-polysaccharide)の抗原性に基づく分類でB群に分類される.さらに莢膜多糖体の抗原性によりⅠa,Ⅰb,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅶ,Ⅷ,Ⅸの10の血清型に型別される.
・健常人では無症候性に腸管,腟,膀胱,咽頭に保菌.特に妊婦の10〜35%が腟,直腸に保菌.
C,G群溶血性レンサ球菌
著者: 砂押克彦
ページ範囲:P.1254 - P.1256
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性球菌である.
・5〜10%(濃度の)CO2培養下で発育が促進される.
・1.5×2.0μmのレンサ状球菌である.
・菌体表層のM蛋白は病原性と関連している.この蛋白遺伝子解析(emm型別)は疫学調査に応用される1).
・血液寒天培地上にβ溶血性の半透明で光沢のあるコロニーを形成する.A群溶血性レンサ球菌(group A streptococci:GAS)よりもコロニーが大きく,溶血性も非常に強い.
・1996年,Vandammeら2)により提唱された新たな菌種である.
肺炎球菌
著者: 千葉菜穂子
ページ範囲:P.1257 - P.1259
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性球菌である.
・5〜10%(濃度の)CO2培養下で発育が促進される.
・0.5〜1μm×1〜1.5μmの卵円形をした双球菌である.
・菌体の最外層に厚い莢膜(現在94種類)を保持している.
・血液寒天培地上にα溶血性の中央部が陥没した0.5〜1mmのコロニーを形成する.
・ヒトでは上気道に常在菌として保菌する場合がある.
緑色レンサ球菌群
著者: 荘司路
ページ範囲:P.1260 - P.1263
菌の基本情報
1.性状と特徴
・緑色レンサ球菌は,口腔内レンサ球菌(oral streptococci)とも呼ばれ,口腔内常在のカタラーゼ陰性・通性嫌気性グラム陽性レンサ球菌群を指す.
・それらはさらに,anginosus group,mitis group,mutans group,salivarius group,bovis groupなどに分類される(表1).
・ランスフィールドの群抗原による型別では,A,C,G,F,H群などに凝集するが,抗原を保持せず凝集しないことも多い1).
・一般的に,オプトヒンとバシトラシンには耐性である.
・血液寒天培地上でα溶血性を示す菌種が多いが,弱いβ溶血から溶血を示さない菌株まで多岐にわたる.
・anginosus groupは歯肉縁に近いプラーク,mitis groupは歯の硬組織表面のプラークから分離される.mutans groupは齲蝕の発生と強く関連する.salivarius groupは舌表面や唾液中より高頻度に分離される.
黄色ブドウ球菌
著者: 桑原隆一 , 菅井基行
ページ範囲:P.1264 - P.1268
菌の基本情報
1.性状と特徴1)
・通性嫌気性グラム陽性球菌.
・直径0.5〜1.5μm前後の球菌で鞭毛や芽胞はない.
・至適温度35〜37℃.
・血液寒天培地上でβ溶血を示し,コロニーは1.0〜2.0mmで淡黄色〜黄色を示す.
・鼻腔,鼻前庭,口腔,皮膚,腸管に常在菌として保菌している.
表皮ブドウ球菌
著者: 桑原隆一 , 菅井基行
ページ範囲:P.1269 - P.1271
菌の基本情報
1.性状と特徴1)
・通性嫌気性グラム陽性球菌.
・直径0.5〜1.5μm前後の球菌で鞭毛や莢膜,芽胞はない.
・至適温度35〜37℃.
・血液寒天培地上で1.0mm前後の白色のコロニーを形成する.
腸球菌
著者: 二本柳伸 , 花木秀明
ページ範囲:P.1272 - P.1275
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性球菌,無芽胞,莢膜なし,D群レンサ球菌から独立属となった.
・0.5〜1.0μm前後の大きさでほとんどが対形成,時に短い連鎖形成(図1).
・本菌属はEnterococcus faecalis,E. faecium,E. avium,E. gallinarum,E. casseliflavusなど49種(2014年2月現在)が存在する腸管常在菌である.
グラム陰性球菌
淋菌
著者: 村谷哲郎
ページ範囲:P.1276 - P.1279
菌の基本情報
1.性状と特徴
・好気性グラム陰性双球菌.
・至適温度35〜37℃で,発育には二酸化炭素濃度3〜10%が必要.
・2μm以下の腎臓様双球菌.
・宿主はヒトのみであり,性行為など体液と粘膜の濃厚接触により感染する.
・チョコレート寒天培地に発育し,臨床材料からの分離には選択剤含有Thayer-Martin寒天培地などが有用.
髄膜炎菌
著者: 黒木真理子
ページ範囲:P.1280 - P.1283
菌の基本情報
1.性状と特徴
・微好気性グラム陰性球菌で,非運動性である.
・培養には5%程度のCO2と70〜80%程度の湿度を要求する.
・直径0.6〜0.8μmのそら豆状の球菌が相対する双球菌である.
・菌体の最外層は多糖類からなるシアル酸(N-アセチルノイラミン酸)夾膜で,少なくとも13種類の血清群に分類される.
・血液寒天培地,チョコレート寒天培地,変法Thayer-Martin寒天培地(modified Thayer-Martin agar:MTM培地)に1〜2mmほどの,正円,灰白色,半透明で,光沢のあるコロニーを形成する.髄膜炎菌は血清群により集落の状態が異なり,A群およびC群の集落はムコイド状になる.
・宿主は人のみで,患者または保菌者の上気道(鼻咽頭)に定着する.
グラム陽性桿菌
炭疽菌
著者: 奥谷晶子
ページ範囲:P.1284 - P.1286
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性有芽胞大型桿菌.
・栄養型:長さ3〜5μm,幅1〜1.2μm.芽胞:長さ約2μm,幅0.5μm.
・血液中では菌体の最外層に莢膜を発現する.
・血液寒天培地上に非溶血性,灰色で周縁不整,縮毛状の大型集落を形成する.
・実体顕微鏡下では,コロニー周辺部が縮毛状(medusa head)であることが観察できる.
セレウス菌
著者: 吉田弘之
ページ範囲:P.1287 - P.1289
菌の基本情報
1.性状と特徴1,2)
・通性嫌気性グラム陽性有芽胞桿菌である.
・大きさは0.3〜2.2μm×1.2〜7.0μm程度で,鞭毛を有し運動性がある.
・100℃30分の加熱にも耐える芽胞の形で,土壌などを中心に自然環境に広く分布し,野菜や穀物などの農産物を汚染している.
・一般に非病原性であるが食中毒(毒素型)の起炎菌となる.また外傷後の眼内炎患者から高率に検出され,易感染患者の血流感染の起炎菌として問題になることがある.
・血液寒天培地上ではβ溶血を示す.
ジフテリア菌
著者: 吉田弘之
ページ範囲:P.1290 - P.1293
菌の基本情報
1.性状と特徴1,2)
・好気性グラム陽性桿菌である.
・大きさは1.0〜8.0×0.3〜0.8μm形状はやや多形性であり,棍棒状や亜鈴状,まっすぐなものや彎曲しているものなどが混在する(図1).
・異染小体染色により菌体の末端に異染小体染が観察される(図2).
・血液寒天培地でも発育するが,分離培養や純培養用の培地としてはLofflerの凝固血清培地が汎用されている.選択分離培地は,亜テルル酸塩を含む荒川変法培地などが用いられる.
・Corynebacterium diphtheriaeはgravis型,mitis型,intermedius型のバイオタイプに分類されているが,病原性との関連性はないといわれている3).
グラム陰性桿菌
腸内細菌科グラム陰性桿菌—大腸菌(Escherichia coli),クレブシエラ(Klebsiella属菌)
著者: 川村久美子 , 荒川宜親
ページ範囲:P.1294 - P.1300
Escherichia coli
菌の基本情報
1.性状と特徴
・大きさ0.4〜0.7×1〜3.0μmの通性嫌気性グラム陰性桿菌である.
・人や動物の腸管に常在していて,他の通性嫌気性菌や嫌気性菌とともに腸内正常細菌叢を形成している.
・本来,土壌や水の常在菌ではないが,人や動物の糞便,生活廃水などにより汚染された河川水や海水などからも分離される.そこで,本菌は環境材料や食品などの汚染の指標菌として利用されている.
腸管出血性大腸菌
著者: 大西真
ページ範囲:P.1301 - P.1304
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性,無芽胞,グラム陰性桿菌である.
・生化学的性状は他の大腸菌と同様.腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic Escherichia coli:EHEC)の多くは乳糖分解性で,リジン脱炭酸酵素陽性,運動性陽性,インドール陽性を示す.
・多様なO血清型を示すが,O157,O26,O111,O103,O121,O145,O165を示すEHECが国内で注意すべき血清群である.
・EHEC O157,O26,O111は一般的には,それぞれソルビトール,ラムノース,ソルボース非発酵(または遅発酵).
・EHEC O157は一般にβ-グルクロニダーゼ陰性.
・志賀毒素〔Vero毒素(Vero toxin:VT)とも呼ばれる〕産生.以下,本稿では志賀毒素(Shigatoxin:Stx)と呼ぶ.
赤痢菌
著者: 大西真
ページ範囲:P.1305 - P.1308
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性,無芽胞,グラム陰性桿菌である.
・Shigella属にはS. dysenteriae,S. flexneri,S. boydii,S. sonneiの4種が存在する.
・Shigella属4種は,大腸菌と遺伝学的には同種である.
・その特異的な病原性から大腸菌とは異なる属,種として扱われてきた.
・生化学的性状として赤痢菌は乳糖非分解性で,リジン脱炭酸酵素陰性,運動性陰性.
・細胞侵入性を示す.
チフス菌
著者: 井村留美子 , 大楠清文 , 松本哲哉
ページ範囲:P.1309 - P.1310
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性無芽胞グラム陰性桿菌(図1a).
・0.7〜1.5×2.0〜5.0μm.
・人のみに感染.
パラチフス菌
著者: 渡邊由紀 , 大楠清文 , 松本哲哉
ページ範囲:P.1311 - P.1312
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陰性桿菌(図1a).
・0.7〜1.5×2.0〜5.0μm.
・人のみに感染.
・S. enterica var. ParatyphiにはA,B,Cがある.
サルモネラ菌
著者: 梅田綾香 , 大森菜実 , 大楠清文 , 松本哲哉
ページ範囲:P.1313 - P.1314
菌の基本情報
1.食中毒の原因となるサルモネラ
・Salmonella enterica subsp. enterica serovar Enteritidis.
・Salmonella enterica subsp. enterica serovar Typhimurium.
コレラ菌
著者: 加藤維斗 , 佐藤智明
ページ範囲:P.1315 - P.1318
菌の基本情報
1.性状と特徴
・グラム陰性好気性菌である.
・0.3〜0.5×1〜5μm.らせん状に1周程度彎曲しているために,Gram染色上はコンマ状の形態を示す.
・極単毛で活発な運動性を有し,直線的に運動する.
・好塩性でありNaCl加ペプトン水では0〜3%まで発育を示す.
・発育可能pHはpH 6.0〜10.0,至適pHは7.6〜8.4.
・カタラーゼ(+),オキシダーゼ(+).
・自然界ではプランクトンや水性植物を宿主とし,VNC(viable but nonculturable:培養できないが生きている状態)で存在している.
腸炎ビブリオ
著者: 溝口美祐紀 , 佐藤智明
ページ範囲:P.1319 - P.1322
菌の基本情報1〜3)
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陰性桿菌である.
・1.4〜2.0×0.5〜0.8μmの桿菌で,鞭毛は液体培地に培養すると一端一毛(極単毛)の形で観察されるが,固形培地に培養すると周毛性の鞭毛を形成する.
・好塩性で,Vibrio choleraeと異なりNaCl(1〜8%)がないと増殖できない.
・感染型食中毒の重要な原因菌である.
ビブリオ・バルニフィカス
著者: 児矢野早穂 , 佐藤智明
ページ範囲:P.1323 - P.1325
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陰性桿菌である.
・極単毛で活発な運動性を有する.
・菌体はVibrio属に特有な軽度彎曲した短いバナナ状あるいはコンマ状である.
・3%塩化ナトリウム加培地では極めてよく発育するが,8%の濃度では発育抑制される.
・海水や海泥海産性の魚介類に広く分布しており,水温が20℃以上になると活発に増殖する.
・vulnusはラテン語で“傷”を意味する1).
エルシニア
著者: 佐藤智明
ページ範囲:P.1326 - P.1329
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陰性桿菌で腸内細菌科に属する.
・大きさは0.5〜0.8μm×1.0〜3.0μm,桿状または卵円形.
・他の腸内細菌科の菌と比較し発育が遅い.
・Yersinia属は現在11菌種に分類されているが,ヒトに下痢などの食中毒様症状の病原性を示すのはYersinia enterocoliticaおよびYersinia pseudotuberculosisである.
・0〜45℃で発育可能(冷蔵庫内でも発育)であり,至適発育温度は25〜28℃である.
・37℃で培養すると鞭毛が形成されないが,25℃で培養すると鞭毛が形成されて運動性が出てくるなど,増殖する温度により性状が大きく変化する.
・野ネズミなどの野生動物やウシ,ブタなどの家畜,イヌ,ネコなどのペットに存在し,ヒトへは食物汚染や保菌動物との接触により感染する人畜共通感染症である.
セラチア・マルセッセンス
著者: 舘田一博
ページ範囲:P.1330 - P.1332
菌の基本情報
1.性状と特徴
・自然界に広く存在する腸内細菌科の偏性嫌気性グラム陰性桿菌である.
・セラチア属のなかではSerratia marcescensが最も重要であり,時にS. liquefaciensが問題となることがある.
緑膿菌
著者: 舘田一博
ページ範囲:P.1333 - P.1336
菌の基本情報
1.性状と特徴
・自然界の水系に広く存在するブドウ糖非発酵の好気性グラム陰性桿菌である.
・シュードモナス(Pseudomonas)属としては10菌種が知られているが,なかでも緑膿菌P. aeruginosaが最も重要である.
・他のシュードモナス属細菌としてはP. fluorescens,P. putidaなどが臨床検体から分離される頻度が高い.
・バークホルデリア(Burkholderia)属,ステノトロホモナス(Stenotrophomonas)属,コマモナス(Comamonas)属,シュワネラ(Shewanella)属はシュードモナス属の近縁細菌として重要である.
アシネトバクター属菌
著者: 石井良和
ページ範囲:P.1337 - P.1341
菌の基本情報
1.性状と特徴
アシネトバクター属菌の名前は,ギリシャ語で動くことができない桿菌という意味に由来する.1954年,それまでのMoraxella lwoffiiがAcinetobacter lwoffiiと改名された際にアシネトバクター属が設けられた.アシネトバクター属菌は,生化学的性質を基に分類された菌種名とともに,遺伝子配列を基にする分類のGenospeciesも使われている1,2).アシネトバクター属菌は現在,Proteobacteria(門),Gammaproteobacteria(綱),Pseudomonadales(目),Moraxellaceae(科)に属する.現在,A. baumannii,A. beijerinckii,A. bereziniae,A. boissieri,A. bouvetii,A. brisouii,A. calcoaceticus,A. gerneri,A. guillouiae,A. gyllenbergii,A. haemolyticus,A. indicus,A. junii,A. lwoffii,A. nectaris,A. nosocomialis,A. parvus,A. pittii,A. radioresistens,A. rudis,A. schindleri,A.soli,A. tandoii,A. tjernbergiae,A. towneri,A. ursingii,A. venetianusの27菌種に分類されている.
ステノトロフォモナス・マルトフィリア
著者: 石井良和
ページ範囲:P.1342 - P.1344
菌の基本情報
1.性状と特徴
Stenotrophomonasという名前は,ギリシャ語を起源とするstenos(狭い)とtrophos(飼料の1つ),monas(単位)に由来する.maltophiliaは同じくギリシャ語のmaltum(モルト)とphilia(親和性)に由来し,麦芽に対する親和性を意味している.
Stenotrophomonas maltophiliaは,1943年にBacterium bookeriと命名された好気性のブドウ糖発酵グラム陰性桿菌である.その後,Pseudomonas属あるいはXanthomonas属に分類されていたが,1993年にStenotrophomonas属に分類された.Stenotrophomonas属菌は植物病原体として知られ,土壌,水,動物,植物などから分離される.S. maltophiliaは,他のStenotrophomonas属菌と同様に湿潤環境に広く生息するが,唯一,人に感染する菌種である1).S. maltophiliaは,易感染宿主における日和見感染原因菌として知られており,上気道,創部,血液,尿などの臨床検体から分離される.病院環境では,水道水,人工呼吸器,透析装置,医療デバイス,精製水,消毒薬,浴槽などに生息している2).
カンピロバクター・ジェジュニ
著者: 岡崎充宏
ページ範囲:P.1345 - P.1348
菌の基本情報
1.性状と特徴1〜3)
・グラム陰性微好気性らせん桿菌である.
・一般的には酸素が3〜15%の微好気的条件下で発育し,好気的条件下では発育しない.
・菌体は,幅0.2〜0.9μm,長さ0.5〜5μmの細長くS状に彎曲し,一般に制止期では長く,対数増殖期では短い.古い培養ではらせん状から球状になるものがある.芽胞は形成しない.
・菌体の端に単極あるいは両極にそれぞれ1本の鞭毛をもち,活発に旋回運動(コルクスクリュー様運動)を示す.
・発育温度は31〜46℃で,25℃では発育できない.
・家禽(特にニワトリ),ヒツジおよびウシの消化管に常在する(Campylobacter coliはブタでの保有率が高い).
・人獣共通感染症の原因菌であり,ヒツジの流産やウシの腸炎の原因菌の1つである.
カンピロバクター・フィタス
著者: 岡崎充宏
ページ範囲:P.1349 - P.1352
菌の基本情報
1.性状と特徴1〜3)
・グラム陰性微好気性らせん桿菌である.
・一般的には酸素が3〜15%の微好気的条件下で発育し,好気的および嫌気的条件下では発育しない.
・菌体は,幅0.2〜0.9μm,長さ0.5〜5μmであり,細長くS状に彎曲している.芽胞は形成しない.
・菌体の端に単極あるいは両極にそれぞれ1本の鞭毛をもち,活発な旋回運動(コルクスクリュー様運動)を示す.
・発育温度は20〜40℃で発育できる.多くの菌株は42℃では発育できないが,一部の菌株は発育できる(Campylobacter jejuniおよびC. coliとの鑑別に重要).
・ヒツジおよびウシの消化管に常在する.
・人獣共通感染症,家畜の伝染性流産および不妊の原因菌である.
ヘリコバクター・ピロリ
著者: 松井英則
ページ範囲:P.1353 - P.1356
菌の基本情報
1.性状と特徴
・グラム陰性の螺旋菌で運動性がある.
・37℃,5〜6%O2,10%CO2,100%湿度の微好気条件下で3〜5日培養すると1〜2mmの正円形のコロニーを生じる.臨床検体からの分離には,厳密な培養条件を必要とする.
・幅0.4〜1.0μm,長さ2.5〜5μmで2〜3回ねじれてS字状を呈し,4〜8本の単毛性の極鞭毛をもつ.
・オキシダーゼ陽性,カタラーゼ陽性,硝酸塩を還元しない.
・インドール非産生,馬尿酸分解陰性,ウレアーゼ陽性(尿素を分解).
・人の胃粘膜表層に持続感染する.ピロリ(pylori)の名前の由来は,感染部位である胃の「幽門」を意味するラテン語のpylōrusに由来する.英語で発音する場合は「ピロリ」ではなく,「パイロリ」あるいは「パイローライ」となる.
ヘリコバクター・シネディ
著者: 高橋俊司 , 林原絵美子
ページ範囲:P.1357 - P.1361
菌の基本情報
1.性状と特徴
・微好気性グラム陰性らせん状桿菌である.
・両極に鞭毛をもつ,0.3〜0.5μm×1.5〜5μmのらせん状桿菌である.Campylobacter属菌に比べ菌体が長い(図1).
・微好気環境(酸素5%,炭酸ガス10〜15%,残り窒素)に水素5〜10%を添加することで増殖が促進される1).
・遊走性があり,血液寒天培地上に光沢のあるフィルム状コロニーを形成する.
・人や動物(サル,ハムスター,ラット,イヌ,ネコ,キツネなど)の腸管に棲息する.
インフルエンザ菌
著者: 長南正佳 , 中村文子
ページ範囲:P.1362 - P.1365
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陰性短桿菌である.
・0.3〜0.5μm×0.5〜1μmで時に多形性を示す.
・鞭毛をもたず,芽胞は形成しない.有莢膜株が存在する.
・5〜10%炭酸ガス培養で発育が促進される.
・発育に十分量のⅩ因子(ヘミン)とⅤ因子(nicotinamide adenine dinucleotide:NAD)を必要とする.
モラクセラ・カタラーリス
著者: 長南正佳 , 中村文子
ページ範囲:P.1366 - P.1368
菌の基本情報
1.性状と特徴
・偏性好気性グラム陰性球菌である.
・直径1.0μm前後で腎臓形の双球菌である.
・鞭毛をもたず,芽胞,莢膜を形成しない.
・オキシダーゼ試験陽性,カタラーゼ試験陽性である.
・ヒトの上気道,特に小児の後鼻腔に常在する.
百日咳菌
著者: 村田美香 , 小佐井康介 , 栁原克紀
ページ範囲:P.1369 - P.1371
菌の基本情報
1.性状と特徴
・好気性グラム陰性球桿菌.
・大きさは0.5〜1.0×0.2〜0.5μm.
・急性の呼吸器感染症である百日咳の原因菌で“pertussis”は“強い咳”を意味している.
・飛沫感染.
・潜伏期は通常7〜10日.
レジオネラ
著者: 西村典孝 , 森永芳智 , 栁原克紀
ページ範囲:P.1372 - P.1375
菌の基本情報
1.性状と特徴
・好気性グラム陰性桿菌.
・2〜20×0.3〜0.9μm.
・莢膜・芽胞はない.
・細胞内寄生性.
・自然環境中の水や空調の冷却水,土壌,温泉などに棲息.
・70℃以上の高温では1分程度で死滅する.
・発育にL-システインを必要とし,36℃,pH6.9を至適発育条件とする.
・レジオネラ属は50菌種以上存在しているが,人へ病原性を示すのは,Legionella pneumophila(以下,L. p),L. bozemanii,L. micdadei,L. longbeachaeなどの一部の菌種1,2).
・人から人への感染はないとされる.
・レジオネラ肺炎ではL. pの頻度が最も高く,全体の3/4程度1).
・数十種類の血清型が知られており,分離される頻度が高いのはL. pの血清型1が多い2,3).
肺炎マイコプラズマ
著者: 諸角美由紀
ページ範囲:P.1377 - P.1379
菌の基本情報
1.性状と特徴
・グラム陰性の自己増殖可能な最小微生物である.
・ゲノムサイズが小さく,そのGC含量も40%と少ないことが特徴である.
・125nmから数μmの多形性である.
・細胞壁を欠き,脂質に富む3層からなる限界膜をもっている.
・発育にコレステロールや血清蛋白を必要とする.
クラミジア/クラミドフィラ
著者: 坂内久一
ページ範囲:P.1380 - P.1383
菌の基本情報1,2)
1.性状と特徴
・偏性細胞内寄生微生物である.
・グラム陰性の球状粒子である.
・感染型,増殖型,両者の中間型がある.
・大きさは感染型200〜300nm,増殖型500〜800nm程度である.
・宿主細胞質内に封入体を形成し,そのなかで二分裂により増殖する.
・抗生物質感受性である.
・DNA,RNAを保有する.
嫌気性菌
ディフィシル菌
著者: 山本剛
ページ範囲:P.1384 - P.1389
菌の基本情報
1.性状と特徴1〜3)
・偏性嫌気性グラム陽性桿菌である.
・0.5×6〜8μmの周毛性鞭毛を有する.
・芽胞を形成し,莢膜をもたない.芽胞は亜端在性で楕円形(図1).
・糞便は一度アルコールで1時間処理してから培養に用いる.
・培地はCCFA(cycloserine cefoxitin fructose agar)寒天培地やCCMA(cycloserine cefoxitin mannitol ager)寒天培地といった選択培地を使い,嫌気条件下で培養をする.
・培養開始後24時間で微少コロニーを形成し,48時間で3〜5mmの黄色のラフ型集落を形成する(図2).
・集落に紫外線(ultraviolet ray:UV)を照射すると黄色〜黄緑色の蛍光を発する(図3).
・トキシンを産生し偽膜性腸炎を起こす.
・接触感染により院内感染を起こす.
・環境中に長期間(芽胞形成菌は5カ月)4)生存する.
・アルコール消毒は無効である.
ウェルシュ菌
著者: 山本剛
ページ範囲:P.1390 - P.1393
菌の基本情報
1.性状と特徴1,2)
・偏性嫌気性グラム陽性桿菌である.
・0.9〜1.3×3〜9μmで運動性をもたない.
・芽胞を形成し,莢膜を形成する.芽胞は亜端在性で楕円形であるが芽胞形成は他のClostridiumに比べて弱く確認がしにくい(図1).
・培養は通常のヒツジ血液加ブルセラ寒天培地に発育し,嫌気条件下で培養をする.
・カナマイシン添加卵黄CW寒天培地上では乳白色の隆起したコロニーを形成し卵黄反応を呈する.
・24時間後でコロニーを形成し,円形で隆起した灰白色のコロニーを形成する(図2).
・二重溶血環(完全溶血環と不透明溶血環)を形成する.
・集落に紫外線(ultraviolet ray:UV)を照射すると,黄色〜黄緑色の蛍光を発する.
・発育至適温度は37〜45℃.6℃でも増殖可能である.
・酸素に極めて感受性が高い.
・A,B,C,DおよびEの5つの外毒素を産生する.食中毒のほとんどがA型に属する.
・主な病原因子はエンテロトキシン(C. perfringens enterotoxin:CPE)である.CPEは易熱性の蛋白質で熱や酸により容易に分解される.
・腸管と結合組織・筋肉組織の2つの標的部位がある.
破傷風菌
著者: 神谷茂
ページ範囲:P.1394 - P.1396
菌の基本情報
1.性状と特徴
・菌の大きさは0.3〜0.6×3〜6μmで,グラム陽性を示す桿菌である.周毛性鞭毛をもち運動性を有する.
・アミノ酸をエネルギー源,炭素源としてエネルギーを産生する.糖の発酵能はほとんどない.
・芽胞は端在性に形成され,その形態は“太鼓のバチ状(drumstick form)”や“手鏡状”,“テニスラケット状”に似る(図1).
・土壌中より検出される.その他,ヒトやウマなどの動物腸管内に存在する.
バクテロイデス
著者: 神谷茂
ページ範囲:P.1397 - P.1400
菌の基本情報
1.分類
・バクテロイデス属細菌はグラム陰性偏性嫌気性桿菌であり,嫌気性菌感染症の主たる原因菌となり,医学的に重要である.
・重要なバクテロイデス属菌種はBacteroides fragilisであり,5種のsubspecies(fragilis,
distasonis,ovatus,thetaiotaomicron,vulgatus)をもち,これらはB. fragilisグループと呼ばれていたが,DNAホモロジー解析の結果,現在ではそれぞれの菌種に分けられている(従来のB. distasonisは分子遺伝学的に異なるパラバクテロイデス属に分類されることとなった).
・B. fragilisは偏性嫌気性細菌に分類されているが,近年,ナノモルレベルの酸素環境下では,酸素を利用してエネルギーを獲得する能力をもつことが報告されている.バクテロイデス属細菌のうち,B. splanchnicusのみが酪酸を発酵できる.
・分子遺伝学的にバクテロイデス属と異なるクラスターを形成する従来のバクテロイデス属細菌は,新たにパラバクテロイデス属Genus Parabacteroidesに分類された.Parabacteroides属に分類される主たる菌種を表1に示す.
・P. distasonisは腸内フローラ構成菌であるとともに,嫌気性感染症の原因菌となる.検査,治療についてはバクテロイデス属に準じる.
抗酸菌
結核菌
著者: 御手洗聡 , 高木明子
ページ範囲:P.1401 - P.1404
菌の基本情報
1.性状と特徴
・定型的抗酸性.
・グラム陽性桿菌(Gram染色では染色されにくいため,“抜け”て見えることがある).
・サイズは0.3〜0.6μm×1.0〜4.0μm(テキストによっては〜10μm,多形性のため球菌様に見えることもある).
・好気性または微好気性.
・非運動性.
・無芽胞形成性.
・遺伝子中のグアニンとシトシンの含有量が61〜71%と他の細菌よりも多い.
非結核性抗酸菌
著者: 御手洗聡 , 高木明子
ページ範囲:P.1405 - P.1408
菌の基本情報
1.性状と特徴
・非結核性抗酸菌は結核菌群とらい菌を除く抗酸菌の総称である.
・環境中に存在.
・抗酸性.
・グラム陽性桿菌.
・サイズは0.2〜0.7μm×1.0〜10μm.
・発育速度や発色性によりRunyon Ⅰ〜Ⅳの4群に大別される.
Runyon Ⅰ:コロニーは暗所では灰白色ないしクリーム色であるが,増殖期の菌に光をあてて再び暗所に戻して培養すると,24時間以内にレモン黄色に発色する(光発色性).
Runyon Ⅱ:暗所培養でもコロニーが黄色〜オレンジ色に着色(暗発色性).
Runyon Ⅲ:コロニーは灰白色〜クリーム色で,光発色性を示さない.
Runyon Ⅳ:培養1週間以内(初回分離培養では発育に1週間以上かかることがある)にコロニーを認める(迅速発育).
・160種以上の非結核性抗酸菌が分類されている(2013年12月現在)1).
真菌
カンジダ属
著者: 村山琮明
ページ範囲:P.1409 - P.1412
菌の基本情報
1.性状と特徴
・カンジダ症の主な起因菌種は,Candida albicansが最多起因菌種であるが,その他C. glabrata,C. tropicalis,C. parapsilosis,C. krusei,C. lusitaniae,C. kefyr,C. guilliermondii,C. rugosa,C. dubliniensisなどがある.
・二形性真菌.
・3〜6μmの円形あるいは卵形の出芽型酵母形を示す.組織内ではC. glabrata以外は仮性菌糸を形成する.他のCandida属は2倍体といわれている.
・C. glabrataは一倍体であり,他のCandida属菌種に比べて小さく,組織内でも酵母形のみしか示さない.
・C. albicans,C. tropicalisなどでは真性菌糸も認められる.
・人では腸管内,口腔粘膜,皮膚,腟に常在する.
アスペルギルス属
著者: 村山琮明
ページ範囲:P.1413 - P.1416
菌の基本情報
1.性状と特徴
・アスペルギルス症の主な起因菌種は,Aspergillus fumigatusが最多起因菌種であるが,そのほかA. flavus,A. niger,A. terreusなどがある.
・糸状菌(真菌).
・幅3〜6μmの有隔菌糸を形成し,又状分岐を示す.空気に触れる組織部位では,分生子頭を形成することがある.
・Aspergillus属菌は自然界に広く存在する.
クリプトコックス
著者: 大楠美佐子 , 亀井克彦
ページ範囲:P.1417 - P.1419
菌の基本情報
1.性状と特徴
・莢膜をもつ担子菌系酵母.莢膜にはglucuronoxylomannanが含まれており,これが抗原診断に用いられている.
・直径5〜7μmでほぼ球形.
・クリプトコックス症の原因菌.
・以前はCryptococcus neoformans var. neoformans,C. neoformans var. gattiiと2つの変種とされていたが,現在はC. neoformansとC. gattiiの2種に分けられた.
・C. neoformansはA,D,(AD),C. gattiiにはB,Cの血清型がある.
・患者分離株はわが国では主に血清型AのC. neoformansである.
・クリプトコックス症ではβ-D-グルカン値は概して低く出ることが多く,有用ではない.
接合菌—Rhizopus oryzae,Absidia corymbiferaなど
著者: 矢口貴志 , 亀井克彦
ページ範囲:P.1420 - P.1422
菌の基本情報
1.性状と特徴1)
・ムコール亜門に属する真菌.
・主な菌種:Rhizopus oryzae,Absidia(Lichtheimia)corymbifera,Cunninghamella bertholletiae.
・生育よく,綿毛状,寒天培地上でシャーレの蓋に達する毛足の長い綿毛状のコロニーを形成.
・菌糸は幅広く隔壁はない.
・血管侵襲性が強く,血栓や梗塞を形成する.
・汚染菌としても検出.
ニューモシスチス・イロベチイ
著者: 槇村浩一
ページ範囲:P.1423 - P.1426
菌の基本情報
1.性状と特徴
・子囊菌門,タフリナ亜門に属する真菌であり,近縁種は分裂酵母(Schizosaccharomyces pombe)である.
・かつて本菌名であったPneumocystis cariniiは,現在ラットを宿主とする菌種名であり,ヒト病原菌であるP. jiroveciiとは別種である.本属菌種としては,少なくとも数種が知られているが,おのおの特定の宿主にしか感染しない(宿主種のバリア).したがって,ヒトにおけるP. carinii肺炎はあり得ない.
・検査室において実施できる本菌の培養法は確立されていない.また,ヒトに対する絶対寄生菌(常在菌)であり,環境中における発育は不能と考えられている.
・検鏡上,小型(1〜3μm)の栄養体(9割以上を占める)と,厚い細胞壁を有するやや大型(5〜8μm)のシストを認める(図1,2).
・シストには8個の胞子が含まれており,これが発芽して栄養体となる.また,栄養体は2分裂によっても増殖する.
・シスト細胞壁は(1→3)-β-D-グルカン〔(1→3)-β-D-glucan:BD〕を含有する.
原虫
赤痢アメーバ
著者: 小林正規
ページ範囲:P.1427 - P.1429
菌の基本情報
1.性状と特徴
・嫌気性の原生動物(アメーバ目):明確なミトコンドリアはみられない.
・囊子(cyst):球形(まれに長球形)径12〜15μm.
キチン質の囊子壁に覆われる.囊子内栄養型は成熟すると4核(感染型)となる〔核の中心に小さな球形のカリオソーム(クロマチン核小体)と核膜下に密に並ぶクロマチン粒を有すエントアメーバ(Entamoeba)タイプの核と,核分裂期の細胞質内には棍棒状の類染色質体(リボソームの結晶)やヨード・ヨードカリで濃染するグリコーゲン胞(辺縁部が不明瞭)がみられる〕.
栄養型(trophozoite):エントアメーバタイプの核を有し,大きく葉状偽足を突出させることでアメーバ運動と貪食を行う(20〜50μm).
・栄養型は大腸粘膜に接着,侵入して増殖し,腸粘膜のびらんや潰瘍を引き起こす.赤血球を貪食する栄養型がしばしばみられる.
・病変が顕在化することで発症〔腸アメーバ症(大腸病変をみるもの)と腸管外アメーバ症(血行性あるいは癒着した組織を介し直接進展することで大腸以外の臓器に転移し病変形成するもの)とに大別される〕.
マラリア
著者: 春木宏介
ページ範囲:P.1430 - P.1434
菌の基本情報
1.性状と特徴
・住血胞子虫類に属する.
・ハマダラカ(Anopheles spp.)によって媒介される.
・主として4種(熱帯熱マラリア:Plasmodium falciparum,三日熱マラリア:P. vivax,四日熱マラリア:P. malariae,卵形マラリア:P. ovale)が,また,人に感染するサルマラリア(P. knowlesi)を入れた場合には5種が知られている.
・ヒトでは赤血球内に寄生.感染初期に肝細胞内において増殖する場合と休眠期に入る場合がある.
・末梢血における形態としては栄養体,分裂体,生殖母体が知られている.
・流行地では無症状で原虫血症をきたしている例もみられる.
・終宿主はAnopheles spp.の蚊である.
・流行地は主として熱帯,亜熱帯であるが三日熱マラリアは温帯にもみられる.
Ⅳ章 微生物検査室との連携
感染症診療を進めて行くうえで微生物検査室との連携が役立った症例
著者: 村中清春 , 細川直登
ページ範囲:P.1435 - P.1441
●結核はまず疑うことから(微生物検査室から結核を疑う).
●結核菌はGram染色で抜けて“見える”.
●耐性グラム陰性菌はまず疑うことから.
●検査結果と臨床経過に不一致があれば,自動検査機器の“嘘”を見抜く.
●検査の“S(感受性)”は必ずしも臨床の“S”ではない.
小児病院における細菌検査室と感染症科の連携
著者: 手塚宜行 , 宮入烈
ページ範囲:P.1442 - P.1448
●小児においても耐性菌による感染症が問題となってきている.薬剤感受性結果の理解は細菌検査室との情報共有で,より洗練されたものになり,また耐性菌検出情報をいち早く共有することで,より適切な治療や感染管理が可能となる.
●血流感染症などの重症感染症のマネジメントにおいて,可能な限り早く起炎菌を想定するためには,細菌検査室との連携が大切である.Gram染色から得られる詳細な情報や,培養結果の途中経過も含め情報を共有することで,より迅速に適切な治療へ変更することが可能となる.
●感染症診療において,細菌検査室との連携は欠かせない.
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ページ範囲:P.1450 - P.1450
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今月の特集 ISO 15189取得簡易マニュアル
61巻4号(2017年4月発行)
増刊号 臨床検査スターターズガイド
61巻3号(2017年3月発行)
今月の特集2 在宅現場でのPOCTへの期待
61巻2号(2017年2月発行)
今月の特集2 微量金属元素と生体機能—メタロミクス研究から臨床検査へ
61巻1号(2017年1月発行)
今月の特集2 Antimicrobial stewardship
60巻13号(2016年12月発行)
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査
60巻12号(2016年11月発行)
今月の特集2 脂質検査の盲点
60巻11号(2016年10月発行)
増刊号 心電図が臨床につながる本。
60巻10号(2016年10月発行)
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る
60巻9号(2016年9月発行)
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて
60巻8号(2016年8月発行)
今月の特集2 キャリアデザイン
60巻7号(2016年7月発行)
今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと
60巻6号(2016年6月発行)
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断
60巻5号(2016年5月発行)
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求
60巻4号(2016年4月発行)
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?
60巻3号(2016年3月発行)
今月の特集2 smartに実践する検体採取
60巻2号(2016年2月発行)
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技
60巻1号(2016年1月発行)
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症
59巻13号(2015年12月発行)
今月の特集2 検査室が育てる研修医
59巻12号(2015年11月発行)
今月の特集2 腹部超音波を極める
59巻11号(2015年10月発行)
増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ
59巻10号(2015年10月発行)
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう
59巻9号(2015年9月発行)
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか
59巻8号(2015年8月発行)
今月の特集2 感染症サーベイランスの実際
59巻7号(2015年7月発行)
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意
59巻6号(2015年6月発行)
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査
59巻5号(2015年5月発行)
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩
59巻4号(2015年4月発行)
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか
59巻3号(2015年3月発行)
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識
59巻2号(2015年2月発行)
今月の特集2 血算値判読の極意
59巻1号(2015年1月発行)
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え
58巻13号(2014年12月発行)
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療
58巻12号(2014年11月発行)
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化
58巻11号(2014年10月発行)
増刊号 微生物検査 イエローページ
58巻10号(2014年10月発行)
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値
58巻9号(2014年9月発行)
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり
58巻8号(2014年8月発行)
今月の特集2 血栓症時代の検査
58巻7号(2014年7月発行)
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎
58巻6号(2014年6月発行)
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症
58巻5号(2014年5月発行)
今月の特集2 改めて,精度管理を考える
58巻4号(2014年4月発行)
今月の特集2 話題の感染症2014
58巻3号(2014年3月発行)
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ
58巻2号(2014年2月発行)
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める
58巻1号(2014年1月発行)
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ
57巻13号(2013年12月発行)
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変
57巻12号(2013年11月発行)
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②
57巻11号(2013年10月発行)
特集 はじめよう,検査説明
57巻10号(2013年10月発行)
今月の特集2 Clostridium difficile感染症
57巻9号(2013年9月発行)
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①
57巻8号(2013年8月発行)
今月の特集2 輸血関連副作用
57巻7号(2013年7月発行)
今月の特集2 感染症と発癌
57巻6号(2013年6月発行)
今月の特集2 連続モニタリング検査
57巻5号(2013年5月発行)
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査
57巻4号(2013年4月発行)
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患
57巻3号(2013年3月発行)
今月の特集2 血管炎症候群
57巻2号(2013年2月発行)
今月の主題2 血液形態検査の標準化
57巻1号(2013年1月発行)
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎
56巻13号(2012年12月発行)
今月の主題 アルコール依存症
56巻12号(2012年11月発行)
今月の主題 MDS(骨髄異形成症候群)
56巻11号(2012年10月発行)
特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A
56巻10号(2012年10月発行)
今月の主題 鉄代謝のバイオマーカー
56巻9号(2012年9月発行)
今月の主題 間質性肺炎と臨床検査
56巻8号(2012年8月発行)
今月の主題 多剤耐性菌の検査と臨床
56巻7号(2012年7月発行)
今月の主題 周産期の臨床検査
56巻6号(2012年6月発行)
今月の主題 めまいの生理検査
56巻5号(2012年5月発行)
今月の主題 成長と臨床検査値
56巻4号(2012年4月発行)
今月の主題 感染症検査における境界値の取り扱い方
56巻3号(2012年3月発行)
今月の主題 尿路結石
56巻2号(2012年2月発行)
今月の主題 生理活性脂質
56巻1号(2012年1月発行)
今月の主題 認知症と臨床検査
55巻13号(2011年12月発行)
今月の主題 骨疾患
55巻12号(2011年11月発行)
緊急連載/東日本大震災と検査【最終回】
55巻11号(2011年10月発行)
特集 ここまでわかった自己免疫疾患
55巻10号(2011年10月発行)
緊急連載/東日本大震災と検査・4
55巻9号(2011年9月発行)
緊急連載/東日本大震災と検査・3
55巻8号(2011年8月発行)
緊急連載/東日本大震災と検査・2
55巻7号(2011年7月発行)
緊急連載/東日本大震災と検査・1
55巻6号(2011年6月発行)
今月の主題 脂肪細胞
55巻5号(2011年5月発行)
今月の主題 癌幹細胞と検査医学
55巻4号(2011年4月発行)
今月の主題 静脈血栓塞栓症と凝固制御因子プロテインS
55巻3号(2011年3月発行)
今月の主題 更年期医療
55巻2号(2011年2月発行)
今月の主題 腸内細菌叢
55巻1号(2011年1月発行)
-ミクログロブリン-その多様な病因,病態と検査アプローチ
54巻13号(2010年12月発行)
今月の主題 遺伝子検査の最近の展開-ヒトゲノム多様性と医療応用
54巻12号(2010年11月発行)
今月の主題 脳卒中
54巻11号(2010年10月発行)
特集 新時代のワクチン戦略について考える
54巻10号(2010年10月発行)
今月の主題 ファーマコゲノミクス
54巻9号(2010年9月発行)
今月の主題 糖尿病の病態解析
54巻8号(2010年8月発行)
今月の主題 未病を考える
54巻7号(2010年7月発行)
今月の主題 排尿障害
54巻6号(2010年6月発行)
今月の主題 注目されるサイトカイン
54巻5号(2010年5月発行)
今月の主題 薬剤耐性菌制御の最前線
54巻4号(2010年4月発行)
今月の主題 広義のアポリポ蛋白
54巻3号(2010年3月発行)
今月の主題 骨髄増殖性疾患
54巻2号(2010年2月発行)
の診断と臨床応用
54巻1号(2010年1月発行)
今月の主題 POCT,医療におけるその役割
53巻13号(2009年12月発行)
今月の主題 前立腺癌
53巻12号(2009年11月発行)
今月の主題 オートファジー
53巻11号(2009年10月発行)
特集 医療・福祉施設における感染制御と臨床検査
53巻10号(2009年10月発行)
今月の主題 血栓症と臨床検査
53巻9号(2009年9月発行)
今月の主題 脳磁図で何がわかるか?
53巻8号(2009年8月発行)
今月の主題 漢方薬・生薬と臨床検査
53巻7号(2009年7月発行)
今月の主題 唾液の臨床検査
53巻6号(2009年6月発行)
今月の主題 食中毒
53巻5号(2009年5月発行)
今月の主題 免疫不全症候群と遺伝子異常
53巻4号(2009年4月発行)
今月の主題 妊娠と臨床検査
53巻3号(2009年3月発行)
今月の主題 臨床検査コンサルテーション/診療支援
53巻2号(2009年2月発行)
今月の主題 生体内微量元素
53巻1号(2009年1月発行)
今月の主題 ウイルス感染症─最新の動向
52巻13号(2008年12月発行)
今月の主題 凝固制御
52巻12号(2008年11月発行)
今月の主題 平衡機能検査
52巻11号(2008年10月発行)
特集 ホルモンの病態異常と臨床検査
52巻10号(2008年10月発行)
今月の主題 結核
52巻9号(2008年9月発行)
今月の主題 アスベストと中皮腫
52巻8号(2008年8月発行)
今月の主題 自然免疫と生体防御レクチン
52巻7号(2008年7月発行)
今月の主題 腎移植
52巻6号(2008年6月発行)
今月の主題 エピジェネティクスと臨床検査
52巻5号(2008年5月発行)
今月の主題 自己免疫疾患の診断
52巻4号(2008年4月発行)
今月の主題 歯科からみえる全身疾患
52巻3号(2008年3月発行)
今月の主題 アルツハイマー病の最近の進歩
52巻2号(2008年2月発行)
今月の主題 輸血の安全管理
52巻1号(2008年1月発行)
今月の主題 インフルエンザ診療のブレークスルー
51巻13号(2007年12月発行)
今月の主題 胎盤
51巻12号(2007年11月発行)
特集 遺伝子検査―診断とリスクファクター
51巻11号(2007年11月発行)
今月の主題 メタボリックシンドローム健診での注意点
51巻10号(2007年10月発行)
今月の主題 白血球
51巻9号(2007年9月発行)
今月の主題 フローサイトメトリー
51巻8号(2007年8月発行)
今月の主題 ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)と子宮頸癌
51巻7号(2007年7月発行)
今月の主題 不整脈検査
51巻6号(2007年6月発行)
今月の主題 骨粗鬆症と臨床検査
51巻5号(2007年5月発行)
今月の主題 脂質
51巻4号(2007年4月発行)
今月の主題 悪性リンパ腫
51巻3号(2007年3月発行)
今月の主題 血管超音波検査
51巻2号(2007年2月発行)
今月の主題 尿路感染症の診断
51巻1号(2007年1月発行)
今月の主題 乳癌と臨床検査
50巻13号(2006年12月発行)
今月の主題 臨床検査史―国際的な流れとわが国の動向
50巻12号(2006年11月発行)
特集 ナノテクノロジーとバイオセンサ
50巻11号(2006年11月発行)
今月の主題 海外旅行と臨床検査
50巻10号(2006年10月発行)
今月の主題 認知症の動的神経病理
50巻9号(2006年9月発行)
今月の主題 高齢者の臨床検査値
50巻8号(2006年8月発行)
今月の主題 皮膚科と臨床検査
50巻7号(2006年7月発行)
今月の主題 ホルマリン固定パラフィン包埋標本からどこまで遺伝子検索は可能か?
50巻6号(2006年6月発行)
今月の主題 健康食品と臨床検査
50巻5号(2006年5月発行)
今月の主題 腎疾患と臨床検査
50巻4号(2006年4月発行)
今月の主題 検査室におけるインシデント・アクシデント
50巻3号(2006年3月発行)
今月の主題 採血
50巻2号(2006年2月発行)
今月の主題 花粉症克服への展望
50巻1号(2006年1月発行)
今月の主題 PK/PD解析を指標とした感染症治療
49巻13号(2005年12月発行)
今月の主題 メタボリックシンドローム
49巻12号(2005年11月発行)
特集 臨床検査のための情報処理技術の進歩
49巻11号(2005年11月発行)
今月の主題 肝臓癌の臨床検査
49巻10号(2005年10月発行)
今月の主題 視機能
49巻9号(2005年9月発行)
今月の主題 キャピラリー電気泳動法
49巻8号(2005年8月発行)
今月の主題 これからの臨床検査技師教育を考える
49巻7号(2005年7月発行)
今月の主題 アレルギー疾患の現況と今後の展望
49巻6号(2005年6月発行)
今月の主題 院内感染制御
49巻5号(2005年5月発行)
今月の主題 マイクロアレイ技術の進歩
49巻4号(2005年4月発行)
今月の主題 脳脊髄液
49巻3号(2005年3月発行)
今月の主題 私と臨床検査―先達の軌跡
49巻2号(2005年2月発行)
今月の主題 酸化ストレスマーカーと疾患・病態
49巻1号(2005年1月発行)
今月の主題 ミトコンドリア病
48巻13号(2004年12月発行)
今月の主題 脳機能
48巻12号(2004年11月発行)
今月の主題 自己健康管理のための検査
48巻11号(2004年10月発行)
特集 動脈硬化-その成り立ちと臨床検査
48巻10号(2004年10月発行)
今月の主題 輸血・細胞療法と臨床検査
48巻9号(2004年9月発行)
今月の主題 栄養管理のパラメーター
48巻8号(2004年8月発行)
今月の主題 更年期障害と甲状腺ホルモン
48巻7号(2004年7月発行)
今月の主題 ドーピング・スポーツ薬物検査
48巻6号(2004年6月発行)
今月の主題 小児の成長・発育と臨床検査
48巻5号(2004年5月発行)
今月の主題 アルブミン
48巻4号(2004年4月発行)
今月の主題 ワクチン―その開発と将来展望
48巻3号(2004年3月発行)
今月の主題 新しい自己抗体
48巻2号(2004年2月発行)
今月の主題 薬物代謝酵素の遺伝的多型―特に個別化薬物治療を目ざして
48巻1号(2004年1月発行)
今月の主題 感染症における危機管理
47巻13号(2003年12月発行)
今月の主題 イムノアッセイ
47巻12号(2003年11月発行)
今月の主題 生体材料の取扱いと倫理
47巻11号(2003年10月発行)
特集 プロテオミクスに向かう臨床蛋白質検査
47巻10号(2003年10月発行)
今月の主題 聴覚障害とその診断
47巻9号(2003年9月発行)
今月の主題 PSA
47巻8号(2003年8月発行)
今月の主題 プロテアーゼ,プロテアーゼインヒビター
47巻7号(2003年7月発行)
今月の主題 補完・代替医療
47巻6号(2003年6月発行)
今月の主題 アルコールと臨床検査
47巻5号(2003年5月発行)
今月の主題 食中毒,その発症をめぐって
47巻4号(2003年4月発行)
今月の主題 漢方医学と臨床検査
47巻3号(2003年3月発行)
今月の主題 樹状細胞
47巻2号(2003年2月発行)
今月の主題 病原微生物の迅速検査
47巻1号(2003年1月発行)
今月の主題 緊急検査
46巻13号(2002年12月発行)
今月の主題 臨床検査技師の教育
46巻12号(2002年11月発行)
今月の主題 プリオン病とその診断
46巻11号(2002年10月発行)
特集 造血器腫瘍
46巻10号(2002年10月発行)
今月の主題 診察前検査
46巻9号(2002年9月発行)
今月の主題 C反応性蛋白
46巻8号(2002年8月発行)
今月の主題 臨床検査測定値の標準化
46巻7号(2002年7月発行)
今月の主題 糖尿病
46巻6号(2002年6月発行)
今月の主題 細胞診自動化
46巻5号(2002年5月発行)
今月の主題 筋疾患
46巻4号(2002年4月発行)
今月の主題 再生医療と幹細胞
46巻3号(2002年3月発行)
今月の主題 HBV・HCV検査法の新しい動向―標準化に向けて
46巻2号(2002年2月発行)
今月の主題 インフルエンザ―新しい知見
46巻1号(2002年1月発行)
今月の主題 テーラーメイド医療と臨床検査
45巻13号(2001年12月発行)
今月の主題 検査領域でのリスク・マネジメント
45巻12号(2001年11月発行)
今月の主題 視機能検査と臨床検査
45巻11号(2001年10月発行)
特集 超音波検査の技術と臨床
45巻10号(2001年10月発行)
今月の主題 ビタミン
45巻9号(2001年9月発行)
今月の主題 蛋白質の活性と蛋白量
45巻8号(2001年8月発行)
今月の主題 薬剤耐性菌をめぐる最近の話題
45巻7号(2001年7月発行)
今月の主題 鉄銅代謝
45巻6号(2001年6月発行)
今月の主題 生体リズム
45巻5号(2001年5月発行)
今月の主題 在宅医療
45巻4号(2001年4月発行)
今月の主題 高齢化
45巻3号(2001年3月発行)
今月の主題 酸化ストレス
45巻2号(2001年2月発行)
今月の主題 染色体―検査と社会とのかかわり
45巻1号(2001年1月発行)
今月の主題 サイトカイン・ケモカイン
44巻13号(2000年12月発行)
今月の主題 血管新生
44巻12号(2000年11月発行)
今月の主題 毒物検査
44巻11号(2000年10月発行)
特集 細胞診―21世紀への展望
44巻10号(2000年10月発行)
今月の主題 脂質代謝関連検査項目についての再検討
44巻9号(2000年9月発行)
今月の主題 テレメディスン(遠隔医療)
44巻8号(2000年8月発行)
今月の主題 自動機器分析に要求される標準化
44巻7号(2000年7月発行)
今月の主題 慢性閉塞性肺疾患
44巻6号(2000年6月発行)
今月の主題 イオンチャネルの変化と心臓
44巻5号(2000年5月発行)
今月の主題 微生物培養検査のサンプリング
44巻4号(2000年4月発行)
今月の主題 抗原認識と抗体産生
44巻3号(2000年3月発行)
今月の主題 糖化蛋白と蛋白のグリケーション
44巻2号(2000年2月発行)
今月の主題 血流
44巻1号(2000年1月発行)
今月の主題 質量分析―新しい臨床検査への展開
43巻13号(1999年12月発行)
今月の主題 21世紀に向けての寄生虫症
43巻12号(1999年11月発行)
今月の主題 心電図
43巻11号(1999年10月発行)
特集 臨床検査の新しい展開―環境保全への挑戦
43巻10号(1999年10月発行)
今月の主題 血管壁細胞
43巻9号(1999年9月発行)
今月の主題 生活習慣病
43巻8号(1999年8月発行)
今月の主題 輸血検査
43巻7号(1999年7月発行)
今月の主題 マスト細胞
43巻6号(1999年6月発行)
今月の主題 高血圧と臨床検査
43巻5号(1999年5月発行)
今月の主題 結核
43巻4号(1999年4月発行)
今月の主題 原発性免疫不全症
43巻3号(1999年3月発行)
今月の主題 肝炎
43巻2号(1999年2月発行)
今月の主題 深在性真菌症
43巻1号(1999年1月発行)
今月の主題 TDMの臨床応用
42巻13号(1998年12月発行)
今月の主題 検査項目の再評価
42巻12号(1998年11月発行)
今月の主題 遺伝子多型と疾患
42巻11号(1998年10月発行)
特集 感染症診断へのアプローチ
42巻10号(1998年10月発行)
今月の主題 蛋白尿の病態解析
42巻9号(1998年9月発行)
今月の主題 in situ hybridization
42巻8号(1998年8月発行)
今月の主題 受容体
42巻7号(1998年7月発行)
今月の主題 多発性内分泌腫瘍症(MEN)
42巻6号(1998年6月発行)
今月の主題 臨床検査情報処理の将来
42巻5号(1998年5月発行)
今月の主題 注目されている感染症―Emerging Infectious Diseases
42巻4号(1998年4月発行)
今月の主題 肥満
42巻3号(1998年3月発行)
今月の主題 生物・化学発光の新しい展開
42巻2号(1998年2月発行)
今月の主題 骨代謝マーカー
42巻1号(1998年1月発行)
今月の主題 骨髄腫細胞とその産生蛋白
41巻13号(1997年12月発行)
今月の主題 臨床検査と医療経済
41巻12号(1997年11月発行)
今月の主題 標準物質
41巻11号(1997年10月発行)
特集 神経系疾患と臨床検査
41巻10号(1997年10月発行)
今月の主題 フローサイトメトリー―最近の進歩
41巻9号(1997年9月発行)
今月の主題 臨床化学分析の指示反応系
41巻8号(1997年8月発行)
今月の主題 臓器移植と臨床検査
41巻7号(1997年7月発行)
今月の主題 母子医療と臨床検査
41巻6号(1997年6月発行)
今月の主題 感染症における病原因子
41巻5号(1997年5月発行)
今月の主題 自己抗体・最近の動向
41巻4号(1997年4月発行)
今月の主題 Internal Quality Control
41巻3号(1997年3月発行)
今月の主題 白血病・最近の進歩
41巻2号(1997年2月発行)
今月の主題 Helicobacter pylori
41巻1号(1997年1月発行)
今月の主題 スポーツと臨床検査
40巻13号(1996年12月発行)
今月の主題 基準値
40巻12号(1996年11月発行)
今月の主題 臨床化学とHPLC
40巻11号(1996年10月発行)
特集 血栓症と血小板凝固線溶系検査
40巻10号(1996年10月発行)
今月の主題 糖尿病―診断・治療の指標
40巻9号(1996年9月発行)
今月の主題 動脈硬化とリポ蛋白
40巻8号(1996年8月発行)
今月の主題 造血幹細胞
40巻7号(1996年7月発行)
今月の主題 ニューロパチーの臨床検査
40巻6号(1996年6月発行)
今月の主題 性感染症(STD)
40巻5号(1996年5月発行)
今月の主題 心筋梗塞の生化学的マーカー
40巻4号(1996年4月発行)
今月の主題 注目のグラム陽性菌
40巻3号(1996年3月発行)
今月の主題 悪性リンパ腫
40巻2号(1996年2月発行)
今月の主題 活性酸素とSOD
40巻1号(1996年1月発行)
今月の主題 検査室の安全管理
39巻13号(1995年12月発行)
今月の主題 臨床検査とQOL
39巻12号(1995年11月発行)
今月の主題 腫瘍マーカー―最近の進歩
39巻11号(1995年10月発行)
特集 免疫組織・細胞化学検査
39巻10号(1995年10月発行)
今月の主題 乳腺の検査
39巻9号(1995年9月発行)
今月の主題 人畜共通感染症
39巻8号(1995年8月発行)
今月の主題 脱中央化検査技術
39巻7号(1995年7月発行)
今月の主題 赤血球―新しい展開
39巻6号(1995年6月発行)
今月の主題 抗体蛋白
39巻5号(1995年5月発行)
今月の主題 定量検査のQM―精度向上への道筋
39巻4号(1995年4月発行)
今月の主題 薬物検査
39巻3号(1995年3月発行)
今月の主題 骨髄移植
39巻2号(1995年2月発行)
今月の主題 平衛機能検査
39巻1号(1995年1月発行)
今月の主題 糖鎖の異常
38巻13号(1994年12月発行)
今月の主題 敗血症
38巻12号(1994年11月発行)
今月の主題 超音波検査―最近の進歩
38巻11号(1994年10月発行)
特集 ホルモンと生理活性物質
38巻10号(1994年10月発行)
今月の主題 胃・十二指腸疾患と検査
38巻9号(1994年9月発行)
今月の主題 臨床検査の効率性をめぐって
38巻8号(1994年8月発行)
今月の主題 可溶性膜糖蛋白
38巻7号(1994年7月発行)
今月の主題 結合組織
38巻6号(1994年6月発行)
今月の主題 前立腺と睾丸
38巻5号(1994年5月発行)
今月の主題 常在菌
38巻4号(1994年4月発行)
今月の主題 好中球をめぐる検査
38巻3号(1994年3月発行)
今月の主題 周術期の検査
38巻2号(1994年2月発行)
今月の主題 生物・化学発光計測
38巻1号(1994年1月発行)
今月の主題 MRI
37巻13号(1993年12月発行)
今月の主題 眼科画像検査―最近の進歩
37巻12号(1993年11月発行)
今月の主題 血液疾患をめぐる新しい検査
37巻11号(1993年10月発行)
特集 ロボティクスと臨床検査
37巻10号(1993年10月発行)
今月の主題 HCV
37巻9号(1993年9月発行)
今月の主題 データ処理の未来学―検査成績の報告・解析・保存
37巻8号(1993年8月発行)
今月の主題 抗菌薬感受性試験
37巻7号(1993年7月発行)
今月の主題 粘膜免疫と臨床検査
37巻6号(1993年6月発行)
今月の主題 甲状腺の検査
37巻5号(1993年5月発行)
今月の主題 酵素検査標準化の動向
37巻4号(1993年4月発行)
今月の主題 閉経と臨床検査
37巻3号(1993年3月発行)
今月の主題 プリン体代謝とその異常
37巻2号(1993年2月発行)
今月の主題 PCRを用いた病原微生物の検出
37巻1号(1993年1月発行)
今月の主題 穿刺吸引細胞診―最近の進歩
36巻13号(1992年12月発行)
今月の主題 溶血性尿毒症症候群(HUS)
36巻12号(1992年11月発行)
今月の主題 免疫不全症
36巻11号(1992年10月発行)
特集 遺伝と臨床検査
36巻10号(1992年10月発行)
今月の主題 放射線障害
36巻9号(1992年9月発行)
今月の主題 赤色尿
36巻8号(1992年8月発行)
今月の主題 輸入感染症
36巻7号(1992年7月発行)
今月の主題 皮膚
36巻6号(1992年6月発行)
今月の主題 循環生理機能検査の進歩
36巻5号(1992年5月発行)
今月の主題 大腸疾患と検査
36巻4号(1992年4月発行)
今月の主題 血管内皮細胞
36巻3号(1992年3月発行)
今月の主題 ビタミンをめぐる臨床検査
36巻2号(1992年2月発行)
今月の主題 法医学と臨床検査
36巻1号(1992年1月発行)
今月の主題 成長因子と増殖因子
35巻13号(1991年12月発行)
今月の主題 骨・関節をめぐって
35巻12号(1991年11月発行)
特集 アレルギーと自己免疫
35巻11号(1991年11月発行)
今月の主題 医療廃棄物
35巻10号(1991年10月発行)
今月の主題 膵疾患と臨床検査
35巻9号(1991年9月発行)
今月の主題 人工臓器とモニター検査
35巻8号(1991年8月発行)
今月の主題 真菌症
35巻7号(1991年7月発行)
今月の主題 呼吸器疾患と臨床検査
35巻6号(1991年6月発行)
今月の主題 臨床検査の新技術
35巻5号(1991年5月発行)
今月の主題 サイトカインと造血因子
35巻4号(1991年4月発行)
今月の主題 肥満とやせ
35巻3号(1991年3月発行)
今月の主題 心・血管系ホルモン
35巻2号(1991年2月発行)
今月の主題 脂質代謝異常
35巻1号(1991年1月発行)
今月の主題 肝炎ウイルス関連マーカー
34巻13号(1990年12月発行)
今月の主題 細胞接着因子
34巻12号(1990年11月発行)
今月の主題 リハビリテーション―臨床検査の役割
34巻11号(1990年10月発行)
特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド
34巻10号(1990年10月発行)
今月の主題 虚血性心疾患
34巻9号(1990年9月発行)
今月の主題 検診・健康診査
34巻8号(1990年8月発行)
今月の主題 レセプター
34巻7号(1990年7月発行)
今月の主題 集中治療室での検査
34巻6号(1990年6月発行)
今月の主題 フローサイトメトリー
34巻5号(1990年5月発行)
今月の主題 生殖
34巻4号(1990年4月発行)
今月の主題 結核菌と非定型抗酸菌をめぐって
34巻3号(1990年3月発行)
今月の主題 呼吸機能検査
34巻2号(1990年2月発行)
今月の主題 補体系
34巻1号(1990年1月発行)
今月の主題 異常環境
33巻13号(1989年12月発行)
今月の主題 精神疾患をめぐる臨床検査
33巻12号(1989年11月発行)
今月の主題 血小板・凝固・線溶系の分子マーカー
33巻11号(1989年10月発行)
特集 癌の臨床検査
33巻10号(1989年10月発行)
今月の主題 耐性菌をめぐって
33巻9号(1989年9月発行)
今月の主題 アミロイド
33巻8号(1989年8月発行)
今月の主題 糖尿病
33巻7号(1989年7月発行)
今月の主題 臨床検査における標準物質
33巻6号(1989年6月発行)
今月の主題 筋疾患と臨床検査
33巻5号(1989年5月発行)
今月の主題 注目される寄生虫・原虫疾患
33巻4号(1989年4月発行)
今月の主題 造血器腫瘍の新しい検査
33巻3号(1989年3月発行)
今月の主題 生体内の酸化と還元
33巻2号(1989年2月発行)
今月の主題 加齢と臨床検査
33巻1号(1989年1月発行)
今月の主題 臨床生理検査の自動化
32巻13号(1988年12月発行)
今月の主題 輸血に伴う感染症の検査と対策
32巻12号(1988年11月発行)
今月の主題 血中薬物濃度測定法の進歩
32巻11号(1988年10月発行)
特集 アイソザイム検査
32巻10号(1988年10月発行)
今月の主題 周産期の臨床検査
32巻9号(1988年9月発行)
今月の主題 死の判定と検査
32巻8号(1988年8月発行)
今月の主題 尿中低分子蛋白の測定と意義
32巻7号(1988年7月発行)
今月の主題 病原体抗原の免疫学的検査法
32巻6号(1988年6月発行)
今月の主題 免疫血液学検査法の進歩
32巻5号(1988年5月発行)
今月の主題 心電図の最前線
32巻4号(1988年4月発行)
今月の主題 DNA診断に必要な測定技術
32巻3号(1988年3月発行)
今月の主題 迅速検査;現状と今後の動向
32巻2号(1988年2月発行)
今月の主題 炎症マーカーとその臨床的意義
32巻1号(1988年1月発行)
今月の主題 人工知能と臨床検査
31巻13号(1987年12月発行)
今月の主題 ドライケミストリー
31巻12号(1987年11月発行)
今月の主題 透析と血漿交換
31巻11号(1987年10月発行)
特集 生検の進歩
31巻10号(1987年10月発行)
今月の主題 制癌剤と臨床検査
31巻9号(1987年9月発行)
今月の主題 医用オプチクス
31巻8号(1987年8月発行)
今月の主題 酵素結合性免疫グロブリン
31巻7号(1987年7月発行)
今月の主題 注目のウイルス・リケッチア感染症
31巻6号(1987年6月発行)
今月の主題 リウマトイド因子
31巻5号(1987年5月発行)
今月の主題 輸血;新しい技術
31巻4号(1987年4月発行)
今月の主題 臨床検査とTQC
31巻3号(1987年3月発行)
今月の主題 生体色素
31巻2号(1987年2月発行)
今月の主題 肺
31巻1号(1987年1月発行)
今月の主題 高血圧
30巻13号(1986年12月発行)
今月の主題 眼と耳
30巻12号(1986年11月発行)
今月の主題 造血器
30巻11号(1986年11月発行)
特集 先端技術と臨床検査
30巻10号(1986年10月発行)
今月の主題 病院内感染防止のための細菌検査
30巻9号(1986年9月発行)
今月の主題 唾液と汗
30巻8号(1986年8月発行)
今月の主題 生体リズム
30巻7号(1986年7月発行)
今月の主題 抗核抗体
30巻6号(1986年6月発行)
今月の主題 定量的細菌検査とその臨床的意義
30巻5号(1986年5月発行)
今月の主題 消化と吸収
30巻4号(1986年4月発行)
今月の主題 ヘモグロビン異常
30巻3号(1986年3月発行)
今月の主題 凝固線溶系の新しい検査
30巻2号(1986年2月発行)
今月の主題 免疫不全
30巻1号(1986年1月発行)
今月の主題 新生児
29巻13号(1985年12月発行)
今月の主題 動脈硬化
29巻12号(1985年11月発行)
今月の主題 細菌同定の迅速化へのアプローチ
29巻11号(1985年11月発行)
特集 リポ蛋白・脂質代謝と臨床検査
29巻10号(1985年10月発行)
今月の主題 スポーツ
29巻9号(1985年9月発行)
今月の主題 医用センサー
29巻8号(1985年8月発行)
今月の主題 移植
29巻7号(1985年7月発行)
今月の主題 悪性リンパ腫
29巻6号(1985年6月発行)
今月の主題 黄疸
29巻5号(1985年5月発行)
今月の主題 カルシウム
29巻4号(1985年4月発行)
今月の主題 まちがいやすいGram陽性菌の同定法
29巻3号(1985年3月発行)
今月の主題 アレルギー
29巻2号(1985年2月発行)
今月の主題 発光分析
29巻1号(1985年1月発行)
今月の主題 アルコール
28巻13号(1984年12月発行)
今月の主題 アポ蛋白
28巻12号(1984年11月発行)
今月の主題 臨床検査の標準化
28巻11号(1984年11月発行)
特集 産業医学と臨床検査
28巻10号(1984年10月発行)
今月の主題 男と女
28巻9号(1984年9月発行)
今月の主題 腫瘍マーカー
28巻8号(1984年8月発行)
今月の主題 エンザイムイムノアッセイ(EIA)
28巻7号(1984年7月発行)
今月の主題 染色体
28巻6号(1984年6月発行)
今月の主題 細胞膜
28巻5号(1984年5月発行)
今月の主題 副腎
28巻4号(1984年4月発行)
今月の主題 呼吸と循環(生理検査)
28巻3号(1984年3月発行)
今月の主題 画像診断
28巻2号(1984年2月発行)
今月の主題 性行為感染症(STD)
28巻1号(1984年1月発行)
今月の主題 血栓症
27巻13号(1983年12月発行)
今月の主題 モノクローナル抗体
27巻12号(1983年11月発行)
今月の主題 輸液と臨床検査
27巻11号(1983年11月発行)
特集 臨床細菌検査
27巻10号(1983年10月発行)
今月の主題 神経・筋〈生理検査〉
27巻9号(1983年9月発行)
今月の主題 レーザーと臨床検査
27巻8号(1983年8月発行)
今月の主題 血液凝固検査と合成基質
27巻7号(1983年7月発行)
今月の主題 腎不全
27巻6号(1983年6月発行)
今月の主題 細菌性食中毒
27巻5号(1983年5月発行)
今月の主題 臨床診断のロジック
27巻4号(1983年4月発行)
今月の主題 循環器〈生理検査〉
27巻3号(1983年3月発行)
今月の主題 自己免疫病
27巻2号(1983年2月発行)
今月の主題 プロスタグランジン
27巻1号(1983年1月発行)
今月の主題 老化
26巻13号(1982年12月発行)
今月の主題 妊娠
26巻12号(1982年11月発行)
今月の主題 日和見感染症
26巻11号(1982年11月発行)
特集 臨床検査のシステム化
26巻10号(1982年10月発行)
今月の主題 慢性閉塞性肺疾患
26巻9号(1982年9月発行)
今月の主題 尿の臨床検査
26巻8号(1982年8月発行)
今月の主題 レセプター病
26巻7号(1982年7月発行)
今月の主題 血漿蛋白
26巻6号(1982年6月発行)
今月の主題 ショック
26巻5号(1982年5月発行)
今月の主題 糖尿病
26巻4号(1982年4月発行)
今月の主題 生体電気インピーダンス
26巻3号(1982年3月発行)
今月の主題 風変わりな感染経路の感染症
26巻2号(1982年2月発行)
今月の主題 炎症
26巻1号(1982年1月発行)
今月の主題 栄養
25巻13号(1981年12月発行)
今月の主題 血液ガス分析と酸—塩基平衡
25巻12号(1981年11月発行)
今月の主題 輸血
25巻11号(1981年11月発行)
特集 臨床神経生理学的検査の進歩
25巻10号(1981年10月発行)
今月の主題 RIを用いる検査
25巻9号(1981年9月発行)
今月の主題 新しいウイルス検査法
25巻8号(1981年8月発行)
今月の主題 血小板
25巻7号(1981年7月発行)
今月の主題 リポ蛋白
25巻6号(1981年6月発行)
今月の主題 貧血
25巻5号(1981年5月発行)
今月の主題 膵疾患
25巻4号(1981年4月発行)
今月の主題 マイコプラズマ症,クラミジア症の診断
25巻3号(1981年3月発行)
今月の主題 筋疾患
25巻2号(1981年2月発行)
今月の主題 救急検査
25巻1号(1981年1月発行)
今月の主題 リンフォカイン
24巻13号(1980年12月発行)
今月の主題 遺伝
24巻12号(1980年11月発行)
今月の主題 薬剤の検査
24巻11号(1980年11月発行)
特集 出血傾向のLaboratory Diagnosis
24巻10号(1980年10月発行)
今月の主題 生理検査
24巻9号(1980年9月発行)
今月の主題 補体
24巻8号(1980年8月発行)
今月の主題 癌の臨床検査
24巻7号(1980年7月発行)
今月の主題 微量金属
24巻6号(1980年6月発行)
今月の主題 赤血球の化学
24巻5号(1980年5月発行)
今月の主題 感染症とバイオハザード
24巻4号(1980年4月発行)
今月の主題 生理検査
24巻3号(1980年3月発行)
今月の主題 肝疾患
24巻2号(1980年2月発行)
今月の主題 集団検診の技術
24巻1号(1980年1月発行)
今月の主題 白血病
23巻13号(1979年12月発行)
今月の主題 形態検査
23巻12号(1979年11月発行)
今月の主題 甲状腺
23巻11号(1979年11月発行)
特集 免疫学的検査の進歩
23巻10号(1979年10月発行)
今月の主題 生理検査・2
23巻9号(1979年9月発行)
今月の主題 電気泳動の進歩
23巻8号(1979年8月発行)
今月の主題 細菌性食中毒
23巻7号(1979年7月発行)
今月の主題 リンパ球
23巻6号(1979年6月発行)
今月の主題 組織検査の進歩
23巻5号(1979年5月発行)
今月の主題 生理検査・1
23巻4号(1979年4月発行)
今月の主題 感染症
23巻3号(1979年3月発行)
今月の主題 DIC
23巻2号(1979年2月発行)
今月の主題 脂質
23巻1号(1979年1月発行)
今月の主題 免疫複合体
22巻13号(1978年12月発行)
22巻12号(1978年11月発行)
22巻11号(1978年11月発行)
特集 酵素による臨床化学分析
22巻10号(1978年10月発行)
22巻9号(1978年9月発行)
22巻8号(1978年8月発行)
22巻7号(1978年7月発行)
22巻6号(1978年6月発行)
22巻5号(1978年5月発行)
22巻4号(1978年4月発行)
22巻3号(1978年3月発行)
22巻2号(1978年2月発行)
22巻1号(1978年1月発行)
21巻13号(1977年12月発行)
21巻12号(1977年11月発行)
21巻11号(1977年11月発行)
特集 小児の臨床検査
21巻10号(1977年10月発行)
21巻9号(1977年9月発行)
21巻8号(1977年8月発行)
21巻7号(1977年7月発行)
21巻6号(1977年6月発行)
21巻5号(1977年5月発行)
21巻4号(1977年4月発行)
21巻3号(1977年3月発行)
21巻2号(1977年2月発行)
21巻1号(1977年1月発行)
20巻13号(1976年12月発行)
20巻12号(1976年11月発行)
20巻11号(1976年11月発行)
特集 臨床検査室マニュアル
20巻10号(1976年10月発行)
20巻9号(1976年9月発行)
20巻8号(1976年8月発行)
20巻7号(1976年7月発行)
20巻6号(1976年6月発行)
20巻5号(1976年5月発行)
20巻4号(1976年4月発行)
20巻3号(1976年3月発行)
20巻2号(1976年2月発行)
20巻1号(1976年1月発行)
19巻12号(1975年12月発行)
19巻11号(1975年11月発行)
特集 ウイルス疾患の検査法
19巻10号(1975年10月発行)
19巻9号(1975年9月発行)
19巻8号(1975年8月発行)
19巻7号(1975年7月発行)
19巻6号(1975年6月発行)
19巻5号(1975年5月発行)
19巻4号(1975年4月発行)
19巻3号(1975年3月発行)
19巻2号(1975年2月発行)
19巻1号(1975年1月発行)
18巻13号(1974年12月発行)
特集 日常臨床検査法
18巻11号(1974年11月発行)
18巻12号(1974年11月発行)
18巻10号(1974年10月発行)
18巻9号(1974年9月発行)
18巻8号(1974年8月発行)
18巻7号(1974年7月発行)
18巻6号(1974年6月発行)
18巻5号(1974年5月発行)
18巻4号(1974年4月発行)
18巻3号(1974年3月発行)
18巻2号(1974年2月発行)
18巻1号(1974年1月発行)
17巻13号(1973年12月発行)
17巻12号(1973年11月発行)
17巻11号(1973年11月発行)
特集 自動化臨床検査法
17巻10号(1973年10月発行)
17巻9号(1973年9月発行)
17巻8号(1973年8月発行)
17巻7号(1973年7月発行)
17巻6号(1973年6月発行)
17巻5号(1973年5月発行)
17巻4号(1973年4月発行)
17巻3号(1973年3月発行)
17巻2号(1973年2月発行)
17巻1号(1973年1月発行)
16巻13号(1972年12月発行)
16巻12号(1972年11月発行)
16巻11号(1972年11月発行)
特集 輸血業務と臨床検査
16巻10号(1972年10月発行)
16巻9号(1972年9月発行)
特集 負荷機能検査法
16巻8号(1972年8月発行)
16巻7号(1972年7月発行)
16巻6号(1972年6月発行)
16巻5号(1972年5月発行)
16巻4号(1972年4月発行)
16巻3号(1972年3月発行)
16巻2号(1972年2月発行)
16巻1号(1972年1月発行)
15巻13号(1971年12月発行)
15巻12号(1971年12月発行)
特集 酵素検査法
15巻11号(1971年11月発行)
15巻10号(1971年10月発行)
15巻9号(1971年9月発行)
15巻8号(1971年8月発行)
15巻7号(1971年7月発行)
15巻6号(1971年6月発行)
15巻5号(1971年5月発行)
15巻4号(1971年4月発行)
15巻3号(1971年3月発行)
15巻2号(1971年2月発行)
特集 臨床生理検査と採血
15巻1号(1971年1月発行)
14巻13号(1970年12月発行)
14巻12号(1970年12月発行)
特集 日常検査法—基礎と要点
14巻11号(1970年11月発行)
14巻10号(1970年10月発行)
14巻9号(1970年9月発行)
14巻8号(1970年8月発行)
14巻7号(1970年7月発行)
14巻6号(1970年6月発行)
14巻5号(1970年5月発行)
14巻4号(1970年4月発行)
14巻3号(1970年3月発行)
特集 巨赤芽球および巨赤芽球様細胞
14巻2号(1970年2月発行)
14巻1号(1970年1月発行)
13巻13号(1969年12月発行)
13巻12号(1969年12月発行)
特集 血清学的検査—その本質と実際
13巻11号(1969年11月発行)
13巻10号(1969年10月発行)
13巻9号(1969年9月発行)
特集 ディスポーザブル検査器具
13巻8号(1969年8月発行)
13巻7号(1969年7月発行)
13巻6号(1969年6月発行)
13巻5号(1969年5月発行)
13巻4号(1969年4月発行)
13巻3号(1969年3月発行)
13巻2号(1969年2月発行)
13巻1号(1969年1月発行)
12巻13号(1968年12月発行)
12巻12号(1968年12月発行)
特集 血液検査の問題点
12巻11号(1968年11月発行)
12巻10号(1968年10月発行)
12巻9号(1968年9月発行)
特集 成人病検査
12巻8号(1968年8月発行)
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12巻6号(1968年6月発行)
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12巻1号(1968年1月発行)
11巻13号(1967年12月発行)
11巻12号(1967年12月発行)
特集 簡易臨床検査法
11巻11号(1967年11月発行)
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11巻9号(1967年9月発行)
特集 小児の検査
11巻8号(1967年8月発行)
特集 医学写真
11巻7号(1967年7月発行)
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11巻1号(1967年1月発行)
10巻13号(1966年12月発行)
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特集 グラフ特集臨床検査の基礎
10巻11号(1966年11月発行)
10巻10号(1966年10月発行)
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特集 研究論文
10巻7号(1966年7月発行)
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10巻1号(1966年1月発行)
9巻13号(1965年12月発行)
9巻12号(1965年12月発行)
特集 日常検査法の基礎知識と実技
9巻11号(1965年11月発行)
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9巻9号(1965年9月発行)
特集 塗抹検査
9巻8号(1965年8月発行)
9巻7号(1965年7月発行)
9巻6号(1965年6月発行)
9巻5号(1965年5月発行)
特集 産婦人科領域における臨床検査
9巻4号(1965年4月発行)
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特集 一般臨床検査の要点—受験者の手引きを兼ねて
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特集 衛生検査技師学校新卒業生のみなさんへ
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小特集 ここを注意して下さい
6巻10号(1962年10月発行)
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