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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査25巻3号

1981年03月発行

雑誌目次

今月の主題 筋疾患 カラーグラフ

筋肉病変の組織化学

著者: 布村進作 ,   伊井邦雄 ,   檜澤一夫

ページ範囲:P.244 - P.246

 筋組織は均一な筋線維の単なる集合体ではない.すなわち筋肉はその機能に応じて,代謝の面で大きく異なる2型に大別される筋線維(タイプI及びⅡ)から成る.こねらの筋線維の分布,酵素活性の異常をみる組織化学的な検索は,筋疾患,筋病変の細織診断には不可欠の方法である.

技術解説

単一筋線維筋電図

著者: 小西哲郎

ページ範囲:P.247 - P.257

 単一筋線維筋電図(single fiber electromyography;SFEMG)は従来の一芯同心型筋電図針を用いたルーチン筋電図(conccntric needlc electromyography;CNEMG)と対比され,筋電図計本体はルーチン筋電図と共通のものであるが,その違いは記録電極の大小によるものである.単一筋線維筋電図とは個々の単一の筋線維の活動電位を分離同定しうる十分小さい電極(直径25μm)を,外套針の側窓に取り付けた筋電図針を用いて観察する筋電図のことである.
 ルーチン筋電図では記録電極が大きいため,観察される個々の波形は複数の単一筋線維の活動電位の合成波形であり,その位相数,振幅,持続時間及び強収縮下での波形の動員の状態を主に取り扱っている.単一筋線維由来の活動電位を分離同定しうる単一筋線維筋電図では,個々の分離された波形はほぼ同一の二相性の単純な波形を示すため,ルーチン筋電図で問題となる個々の波形の分析は行わずに,互いの波形の間隔や同一の波形の出現様式を分析するのがルーチン筋電図と異なるところである.このため単一筋線維筋電図では個々の波形を一種の信号パルスとして取り扱って,分析方法をいろいろ変えることにより,従来の筋電図ては得られ難い臨床上有用なパラメーターを定量的に検索することを特徴としている.

ミオグロビンの検査と臨床的意義

著者: 三好和夫 ,   川井尚臣 ,   岩朝勝 ,   長田淳一 ,   林正 ,   近藤彰

ページ範囲:P.258 - P.268

 ミオグロビン(Mb)は筋組織中に存在する分子量17,500のヘム蛋白である.Mbの主な生理機能は血色素(Hb)によって運搬されてきた酸素を筋組織で受け取り,これを筋組織中で運搬,貯蔵し,必要に応じてエネルギー産生系に供給することである.
 Mbは人では主として骨格筋(5 mg/g wet weight),心筋(3 mg/g wet weight)に存在する.健常人の血中,尿中にも微量のMbが存在するが,筋細胞の崩壊時にはこれが血中に増加し,分子量が小さいため早早に尿中に排泄される.すなわち,血中や尿中のMbを測定することによって,骨格筋や心筋の筋崩壊の程度や病態の把握ならびに予後の判定などに利用することができる.

末梢神経伝導速度

著者: 進藤政臣 ,   柳沢信夫

ページ範囲:P.269 - P.280

 運動神経伝導速度(MCV)及び感覚神経伝導速度(SCV)は,末梢神経機能を客観的かつ定量的に把握できる検査法として,臨床診断上しばしば用いられる.末梢神経には多くの種類の神経線維が混在するが,MCV,SCVはこの中でも直径が太く,伝導速度の早い神経線維の機能をみるものである.直径が細く伝導速度の遅い神経線維については微小電極などを用いて研究はされているが,臨床応用の段階には至っていない.
 検査法は,MCVは末梢運動神経を電気刺激して引き起こされる筋の活動電位(M波)を利用して行い(誘発筋電図),SCVは末梢感覚神経を刺激して直接神経の活動電位を記録して求める(誘発神経電図).これらは比較的簡単な方法ではあるが,検査手技や検査条件,測定値の判定,意味づけなどには多少の注意が必要で,以下本文ではこれらの諸点につき解説する.

総説

筋収縮のメカニズム

著者: 渡部士郎

ページ範囲:P.281 - P.290

筋細胞の系統的発達
 英語のanimalを語原辞典でみるとa livingbeingとかabreathing beingの意であるという.後者は,正に日本語の呼吸(いぎ)ものとなり東西の不思議な一致がある.呼吸しているものは,とりもなおさず生きているものであり,特に顕微鏡の発明以来,我々人類は常に"動くもの"に対しての観察を進めてきた.細胞の発見に次いで,細胞内での"動く現象",すなわち原形質流動(cyclo-sis)がまず調べられ,それらは周回運動(rota-tion),循環運動(circulation),湧出運動(foun-tain streaming)などに分類された.
 細胞そのものの運動は主として動物界にみられ,代表的な現象を列挙すれば,アメーバ運動(amoeboid movement),②繊毛運動(ciliarym.),鞭毛運動(flagellan m.)及び今回の主題である③筋運動(muscular m.)または筋収縮(muscular contraction)などに分類されている.前段の原形質流動も含めて,これらの運動現象は,すべてアクチンとミオシンによって代表される収縮性蛋白(contractile protein)が関与していることが,近年急速に発展した研究によって明らかにされている.

臨床検査の問題点・137

筋電図検査のコツ

著者: 広瀬和彦 ,   原田秀樹

ページ範囲:P.292 - P.297

 筋電図検査は,心電図や脳波と同様に波形のパターン認識が検査技術のポイントとなるが,その他に長時間患者と接するため患者とのコミュニケーションの良し悪しがデータに大きく影響する.不用意な言動を避けるのは当然だが,確実な技術に基づいた確信のある態度が更に大切となろう.
(カット図は上が知覚神経伝導速度,下が運動神経伝導速度の波形)

検査と疾患—その動きと考え方・51

重症筋無力症

著者: 塩沢瞭一

ページ範囲:P.298 - P.304

 症例 S.I.,60歳,主婦.
 主訴 眼瞼下垂,両上肢挙上困難.

Ex Laboratorio Clinico・51

LDH Mサブユニット欠損

著者: 菅野剛史

ページ範囲:P.305 - P.309

 LDH Mサブユニット欠損症が見いだされたことで,Ex Laboratorio Olinicoに書くように依頼されたが,私としては時期尚早であると思っている.したがって詳細はこれから報告される論文によって読まれるのが正しいと考える.それならばどうしてこの症例が見いだされたのか,その理由を知りたいという人がいるかもしれない.しかしそれとても,我々が毎日毎日つぶさに検査報告書を点検していたことと,鋭い洞察力を持った臨床医がいたこと,生化学の教室でこの症例の解析に協力いただいたという,ごく当たり前のことがなされただけにすぎない.

負荷機能検査・15

副甲状腺機能検査

著者: 屋形稔 ,   三国龍彦

ページ範囲:P.310 - P.316

 副甲状腺ホルモン(PTH)は,主として腎,骨,腸管に作用して血清カルシウム(Ca)を上昇させるとともに,腎尿細管におけるリン(P)再吸収を抑制して,尿中P排泄を増加させることはよく知られている.また細胞膜のアデニルサイクラーゼ活性を刺激し,腎,骨などのサイクリックAMP (cAMP)レベルを上昇させ,尿中cAMPを増加させる作用を有する.
 したがって血清Ca値や尿中P値の測定は,副甲状腺機能を知るうえで簡便かつ信頼性のある検査法であり,血中PTH濃度をRIAによって直接測定でき,副甲状腺疾患の診断が一段の進歩した現在でもこのことに変わりはない,しかしCa代謝にはPTHばかりでなく,カルチトニンとビタミンDが重要な役割を果たしており,この三者が互いに協調して血清Ca濃度の恒常性を保っている1).また標的器官のPTHに対する反応性が欠除している偽性副甲状腺機能低下症のあることなどから,必ずしも副甲状腺機能とCa値とは一致しない.

アイソエンザイム・3

CK

著者: 高木康 ,   鵜澤龍一 ,   由宇芳上

ページ範囲:P.317 - P.322

 クレアチンキナーゼ(CK)は生体内で次の反応を触媒する酵素で,筋肉のエネルギー代謝に関与している.
 ATP+クレアチンpH9.0pH7.4ADP+クレアチンリン酸 生体内ではこの反応は左方向に傾斜しているが,これはクレアチンリン酸がATPより高エネルギーリン酸結合を有するからであり,これらの高エネルギーリン酸化合物は筋肉の収縮に不可欠のものである.

臨床化学分析談話会より・90

分析化学と生化学の団結で新たなる発展を!—本誌掲載最終回に当たって

著者: 斎藤正行

ページ範囲:P.324 - P.324

 本誌第17巻第8号(1973年)に"臨床化学分析談話会より・1"が掲載されてから7年余,今回の90回をもってこの欄を終わることになった.長い間貴重な紙面を御提供くださったことに対し心からお礼申し上げる.
 東京及びその近郊の病院化学検査室の同志が集まって勉強会を持ったのが本会の始まりて,1957年の春のことである.それから24年,今年の2月には関東支部は240回例会を迎えている,1961年には東海,北海道,また近畿にも有志のこういう会が発足,1964年には山陰支部も生まれ,現在は四国,東北地区にも波及,ほぼ全国的規模になった.そして1974年からは年2回,夏期と冬期に宿泊してのセミナーが開かれ,全国の同志の交流の場となっている.

研究

センシタイター法と液体培地希釈法及び寒天平板希釈法のMICの比較

著者: 宮崎修一 ,   小川正俊 ,   金子康子 ,   五島瑳智子

ページ範囲:P.325 - P.330

目的
 抗菌薬の感受性測定法には,液体培地希釈法,寒天平板希釈法及び感受性ディスク法がある.現在,病院の臨床検査室では迅速性,簡便性が要求されることから,ディスク法が最も広く用いられている.しかしこの方法については,ディスク薬剤含有濃度の適正さ,製品の精度管理,実験の適否のチェック,及びディスク成績の解釈などの問題点が指摘されている.
 一方,液体培地希釈法,寒天平板希釈法によって菌の感受性を調べる方法は,最小発育阻止濃度(minimuminhibitory concentration;MIC)として実測値を炎現でき,更に液体培地希釈法では,引き続き最小殺菌濃度(minimum bactcricidal conccntration)を測定できる利点がある.しかし,これら二つのMIC測定法は正確性においてディスク法に勝るが,手数を要する点から日常検査には用い難い.この欠点を考慮し,近年各国でMICの簡易測定装置が考案されている.

血小板粘着能の検討

著者: 上野晴美 ,   杉浦晴彦

ページ範囲:P.331 - P.333

はじめに
 最近血栓形成と血小板機能との関連が注目され,予防面からも血小板機能の検索が盛んとなり,血小板機能亢進に対する対索の必要性が強調されるようになってきた.血小板は血液凝固のみでなく,止血や血栓形成に重要な役割を持ち,血小板血栓形成は器質的または機能的に異常のある血管内皮に血小板が粘着し,血管内皮及び血.小板からADPが遊離して,粘着した血小板が互いに付着し合い凝集塊を形成する.したがって血小板機能が亢進している場合には,血栓形成傾向がもたらされるのである.
 血小板粘着能の代表的な検査法にSalzman法及びその変法,Hellem法,ガラスフィルター法などがあるが,測定の統一的標準法はまだ確立されたとは言えない.我々はSalzman変法:安永1,2)らが考案した一定量のガラスビーズ入りプラスチックチューブ,自動血液吸引装置を用い,個人間・個人内の経時的変動,性別及び若年者,中年者,高年者の比較を行ったので報告する.

追悼

故高橋昭三先生を偲んで

著者: 松橋直

ページ範囲:P.336 - P.336

 畏友高橋昭三君にはもう会えなくなった.高橋昭三君と交友を結んだのは,本誌「臨床検査」の編集を通じてであった.本誌創刊のころは,東大病院に中央検査部が設立途上にあった.我が国にも,本格的な中央検査システムを導入すべく,東大医学部の有志が献身的な努力を果たしているころであり,東大の試験的試みが成功するか否かは注目されているころである.しかし,海外の情勢を察すれば,この方面への展開は必至のものでもあった.その点に着目して本誌創刊の準備が進められていた.臨床検査領域における各部門から,この方向に関心を持つ者が選ばれ編集の任に当たった.細菌部門からは,秋葉朝一郎先生(当時東大教授)が参画されたが,やがて高橋君に譲られた.高橋君は,臨床検査の意義を強く感じ,実際面での活躍で頭角を現していたが,その点に着目された秋葉先生の烱眼による推薦であった.秋葉先生の御期待は見事に適中し,「臨床検査」において,次から次へと適切な企画を立案し,我が国における細菌検査の中央化に貢献している.
 一方,東大の中検においては実務が進行していた.筆者は血清検査室で努力していたが,隣の細菌検査室でも高橋君が頑張り始めていた.今でこそ細菌検査も体系付けらねているが,当時は臨床側からの要望が多種多様であり,その要望を整理し体系化することは容易なことではなかった.

新しいキットの紹介

抗体感作イースト菌を用いたダブルロゼット形成法によるTγ細胞の検出

著者: 松本美富士 ,   加藤芳郎

ページ範囲:P.337 - P.340

はじめに
 ヒトのリンパ球は種々の細胞表面形質を持っており1),これを利用して各種リンパ球の同定が行われている.最近,T細胞サブセットのうちTγ,Tμ細胞が注目されているが,リンパ球機能との関係については明らかでない.これらT細胞の同定は各々,免疫グロブリンIgG,IgMのFcに対するレセプターを有することを利用して行われている.Tγ細胞は各種免疫学的疾患によって変動を示すこと2),その検出が必ずしも困難でないことより,広く臨床的に測定が行われている.
 末梢血Tr細胞の検出法には数多くの方法が考案されているが,大きく分けて2種類の方法がある.その一つは,2種類の異なった指示細胞を用いて行うダブルロゼット形成法3〜6)であり,他の一つはまずT細胞を分離した後,IgGのFcレセプターを検出する方法である7).操作の簡便性から前者のダブルロゼット形成法が一般的である.Fcレセプター検出用の指示細胞として種々のものが利用されており,著者らも従来から有核であるニワトリ赤血球(Ck-EA)を用いたダブルロゼット形成法で検出を行ってきた3)

検査室の用語事典

凝固・線溶検査

著者: 藤巻道男

ページ範囲:P.341 - P.341

21)外因系血液凝固;extrinsic clotting system
血管が損傷されると血管壁損傷部位より脂質蛋白である組織因子(組織トロンボプラスチン,第Ⅲ因子)が血液中に流入し,第Ⅶ因子とCa2+によって活性型複合体を形成し,第X因子を活性化する.この反応系を外因系と言う.プロトロンビン時間は外因系の検査法である.

細胞診

著者: 浦部幹雄

ページ範囲:P.343 - P.343

22)円柱上皮細胞;columnar epithelial cell
腺細胞に属する円柱様の細胞で,一端に線毛を有しているのが特徴.ほとんど全身に分布する.細胞診材料としては気管支擦過標本,胃生検捺印標本,子宮頸管材料などがある.

質疑応答

臨床化学 輸液と電解質

著者: 和田孝雄 ,   H生

ページ範囲:P.345 - P.346

 〔問〕下記のような電解質異常がみられました.余りにもおかしいので再検後,病棟に連絡し再び採血してもらいました.その検査結果は正常でした.点滴の成分については詳しくは聞きませんでしたが,Kは投与していないとのこと.採血及び測定法についても間違いないようで,輸液と電解質との関係及びそれに関ずる注意点などをお教えください.

血液 Brecher-Cronkite法

著者: 松野一彦 ,   H生

ページ範囲:P.346 - P.348

 〔問〕血小板算定法のBrecher-Cronkit法で,なぜ赤血球が溶血して血小板は安定なのでしょうか.

血液 ジョリー小体とハインツ小体の見分け方

著者: 日野志郎 ,   M子

ページ範囲:P.348 - P.349

 〔問〕ブリリアントクレシルブルー染色による網状赤血球数の測定を行った際に,主に赤血球辺縁部に2〜3個のブリリアントクレシルブルーに染まる小体が見られました.これを網状赤血球としていいのでしょうか.その他の小体(ジョリー小体,ハインツ小体)の出現とみるべきなのでしょうか.Wright染色ではジョリー小体が見られましたが,ハインツ小体もWright染色で染まるということを聞きましたので,ジョリー小体なのかハインツ小体なのかもはっきり分かりません.この見分け方をお教えください.
 なおこれは実験動物(イヌ)について行つたものです.

免疫血清 バプトグロビンの型別判定法

著者: 大谷英樹 ,   O生

ページ範囲:P.349 - P.350

 〔問〕ハプトグロビンは遺伝的に三つの型があり,定量の際ばその型によって一定の係数を乗じなければならないと言われています.そこでその型別をするためPAGディスク電気泳動を行いましたが,うまく判別できません.そこで次の点についてお教えください.
(1)血清とヘモグロビンの混合割合

免疫血清 二峰性γグロブリン

著者: 河野均也 ,   土屋達行 ,   A生

ページ範囲:P.350 - P.352

 〔問〕セルロースアセテート膜電気泳動法によりγグロブリンが2分画を示した検体がありました.臨床的解釈を御教示ください.

免疫血清 HBs抗原・抗体の共存例

著者: 小島健一 ,   吉川明 ,   K生

ページ範囲:P.352 - P.354

 〔問〕PHA法,RPHA法にてHBsの抗原,抗体の検査をしていますが,時々同一検体で両者が共存する例があります.通常抗原と抗体は特異的に反応し複合体を作るはずですが,この場合,①抗原蛋白と抗体は結合してはいるが,他の結合していない鋸出した部分に試薬が反応し,この免疫複合体が陽性となるのか,②抗原,抗体のタイプ(adr,adwなど)の違いによるものか,③両者はin vivo in, viroで全く反応しないのか,④その他,のどれなのでしょうか,お教えください.

病理 コンゴーレッド染色後の偏光

著者: 水平敏知 ,   A生

ページ範囲:P.354 - P.355

 〔問〕コンゴーレッド染色用の対照標本が未染色,HE染色で偏光を示さないのに,コンゴーレッド染色後に偏光するのはなぜでしょうか.

一般検査 尿沈渣における赤血球と潜血反応

著者: 林康之 ,   W生

ページ範囲:P.355 - P.356

 〔問〕尿沈渣中,1視野数個の赤血球が出ているのに,潜血反応(試験紙)陰性ということがよくあります.尿は浸透圧の影響でだいたい溶血するはずですが,なぜですか.

検査機器 酵素電極法

著者: 鈴木周一 ,   M生

ページ範囲:P.356 - P.358

 〔問〕酵素電極法の原理と,臨床的応用についてお教えください.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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